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Mad Catzがゲーマー向けワイヤードマウス「RAT」を一新。LEDイルミネーション採用の計4製品を発売
Mad Catzが「RATの新世代モデル」と謳う新製品は,旧R.A.Tシリーズのデザインやボディ形状のカスタマイズといった要素を継承しつつ,新たに本体カラーを黒で統一し,LEDイルミネーションを採用してきたのがトピックだ。また,従来だと「R.A.T.」と1文字ごとにピリオドが入っていた製品名を,シンプルな「RAT」表記にあらためたのも特徴と言えるだろう。
RAT 8
新製品の最上位モデルとなるRAT 8は,「Cyborg R.A.T.7 Gaming Mouse」(以下,R.A.T.7)の後継的な位置づけにある右手用ワイヤードマウスである。
最たる違いは搭載するセンサーで,R.A.T.7では最大トラッキング速度236IPS,最大加速度50Gのレーザー式を搭載していたのに対し,RAT 8は,PixArt Imaging製の定番光学センサーである「PWM3360」を採用し,最大トラッキング速度が250IPS,最大加速度50Gという仕様になった。
新要素であるLEDイルミネーション機能は,「Kameleon RGB」と呼ばれており,RATシリーズの設定ソフトウェアによって,約1677万色の中から発光色を選んだり,発光パターンを変更したりといったカスタマイズが可能だ。
Kameleon LEDで光る部分は,ホイール手前のボタンとボディ中央部にある製品ロゴ,そして左サイドの3か所である。
R.A.T.7の特徴であった手のサイズや持ち方に合わせてボディの形状を変えられる機能は,ほぼそのまま継承しているようだ。
まず,パームレスト部分は取り外し可能となっており,高さや表面加工の異なる3タイプの付属パーツから,好みに合うものを取り付けて使えるようになっている。パームレストの前後位置も調整可能だ。
左側面に親指を置くサムレスト(※Mad Catzはピンキーレストと呼称)部分も交換可能であり,こちらも表面加工が異なるものや,左方向に広がった形状の交換用パーツが付属している。
そのほかに,R.A.T.7と同じく錘(おもり)による重量の調整機能も継承しており,6gの錘を3個まで内蔵可能だ。
ボタンレイアウトはR.A.T.7と変わらないようで,左右メイン,センタークリック機能付きスクロールホイール,スクロールホイール手前×2,左メイン手前にあるスクロールホイール「Thumb Barrel」,そして左メイン脇と左サイド×3という,9ボタン+2ホイール構成となっている。なお,左右メインボタンには,オムロン スイッチアンドデバイス製スイッチを採用するとのことだ。
●RAT 8の主なスペック
- 基本仕様:光学センサー搭載ワイヤード対応タイプ
- 搭載センサー:PixArt Imaging PMW3360
- ボタン:9ボタン(左右メイン,センタークリック機能付きスクロールホイール,スクロールホイール隣接×2,左メイン脇×1,左サイド×3)
- トラッキング速度:250IPS
- 最大加速度:50G
- フレームレート:12000fps
- 画像処理能力:未公開
- トラッキング解像度:50〜12000 DPI
- レポートレート(ポーリングレート):125,250,500,1000MHz
- データ転送フォーマット:未公開
- リフトオフディスタンス:未公開(※専用ソフトウェアで調整可能)
- 本体サイズ:88(W)×118(D)×37(H)mm
- 重量:145g(※錘およびケーブル含まず)
- マウスソール:未公開
- ケーブル長:1.8m
- 対応OS:Windows 10,8.1,7
RAT 6
RAT 6は,「Cyborg R.A.T.5 Gaming Mouse」の後継製品的な右手用マウスで,PixArt Imaging製のレーザーセンサー「ADNS-9800」を採用するのが特徴だ。センサー周りのスペックに触れておくと,最大トラッキング速度が150IPSで,最大加速度は30Gとなっている。
搭載センサーが異なる点と,ボディ形状のカスタマイズに対応しない点を除けばRAT 8と共通点が多く,ボタンやスクロールホイールの数と配置,LEDイルミネーション機能のKameleon RGB搭載,錘による重量調整機能などは,RAT 8と変わらない。
●RAT 6の主なスペック
- 基本仕様:レーザーセンサー搭載ワイヤード対応タイプ
- 搭載センサー:PixArt Imaging ADNS-9800
- ボタン:9ボタン(左右メイン,センタークリック機能付きスクロールホイール,スクロールホイール隣接×2,左メイン脇×1,左サイド×3)
- トラッキング速度:150IPS
- 最大加速度:30G
- フレームレート:12000fps
- 画像処理能力:未公開
- トラッキング解像度:50〜8200 DPI
- レポートレート(ポーリングレート):125,250,500,1000MHz
- データ転送フォーマット:未公開
- リフトオフディスタンス:未公開(※専用ソフトウェアで調整可能)
- 本体サイズ:88(W)×116(D)×37(H)mm
- 重量:120g(※錘およびケーブル含まず)
- マウスソール:未公開
- ケーブル長:1.8m
- 対応OS:Windows 10,8.1,7
RAT 4
R.A.T. TEとの大きな違いは搭載センサーだ。R.A.T. TEでは,「Doppler-laser sensor」と称するPhilips Photonics製レーザーセンサーを採用していたが,RAT 4は,PixArt Imagingの定番光学センサーである「PWM3310」に変わっている。センサーのスペックは最大トラッキング速度が130IPSで,最大加速度は30G。Doppler-laser sensorは100m/s(≒約3900IPS)という途方もないスペックだったので,カタログスペック上は圧倒的に落ちているが,定評あるセンサーに変わったことを評価する人のほうが多いのではなかろうか。
ボタンレイアウトはRAT 8やRAT 6と同じだが,2つめのスクロールホイールであるThumb Barrelを備えていないので,9ボタン+1ホイールという構成になる。
●RAT 4の主なスペック
- 基本仕様:光学センサー搭載ワイヤード対応タイプ
- 搭載センサー:PixArt Imaging PWM3310
- ボタン:9ボタン(左右メイン,センタークリック機能付きスクロールホイール,スクロールホイール隣接×2,左メイン脇×1,左サイド×3)
- トラッキング速度:130IPS
- 最大加速度:30G
- フレームレート:6500fps
- 画像処理能力:未公開
- トラッキング解像度:100〜5000 DPI
- レポートレート(ポーリングレート):125,250,500,1000MHz
- データ転送フォーマット:未公開
- リフトオフディスタンス:未公開(※専用ソフトウェアで調整可能)
- 本体サイズ:88(W)×110(D)×35(H)mm
- 重量:90g(※ケーブル含まず)
- マウスソール:未公開
- ケーブル長:1.8m
- 対応OS:Windows 10,8.1,7
RAT 1
「Tripod Chassis」と呼ばれるシャシーをベースに,センサーモジュールやパームレストを填め込む構造は,まったく変わっていない。公称重量も60gで,R.A.T. 1とまったく同じだ。
では,何がR.A.T. 1と違うのか。まず1つは,LEDイルミネーション機能の採用で,ホイール手前に赤色LEDを組み込み,ホイール周りが光る点が異なる。
2つめの違いは搭載センサー。先代のR.A.T. 1は,PixArt Imagingの光学センサー「PWM3320」を採用していたのに対して,新しいRAT 1は光学センサーであること以外の情報がほとんど明らかになっていないのだ。センサー周りで明らかになっているのは,トラッキング解像度が600〜1600DPIまで,5段階に調整できること程度である。先代のR.A.T. 1は,トラッキング解像度が250〜3200DPIだったので,センサー周りはスペックダウンとなっている可能性が高い。
ボタン構成は,左右メインボタンとセンタークリック機能付きスクロールホイール,ホイール手前にあって前後に倒して入力するボタンの計5ボタンとなっている。
デザインこそ奇抜だが,60gという軽さと3650円という価格の安さに惹かれる人はいるのではないだろうか。
●RAT 1の主なスペック
- 基本仕様:光学センサー搭載ワイヤード対応タイプ
- 搭載センサー:未公開
- ボタン:5ボタン(左右メイン,センタークリック機能付きスクロールホイール,スクロールホイール隣接×2)
- トラッキング速度:未公開
- 最大加速度:未公開
- フレームレート:未公開
- 画像処理能力:未公開
- トラッキング解像度:600〜1600 DPI
- レポートレート(ポーリングレート):125,250,500,1000MHz
- データ転送フォーマット:未公開
- リフトオフディスタンス:未公開
- 本体サイズ:68(W)×108(D)×38(H)mm
- 重量:60g(※ケーブル含まず)
- マウスソール:未公開
- ケーブル長:1.8m
- 対応OS:Windows 10,8.1,7
Mad Catz 日本語公式Webサイト
特長の RAT ゲーミングマウスが新世代に進化
インテリジェントライティングコントロールやオンボードメモリを装備した
RAT 8 オプティカル ゲーミングマウス 他、4機種を新発売
ゲーム用周辺機器における世界大手メーカー米Mad Catz Interactive, Inc. の日本法人、マッドキャッツ株式会社(所在地: 東京都世田谷区、代表取締役社長: 松浦 武敏)は、マウスの長さ、幅、高さ、重さなどを手の大きさや好みに合わせて調節可能な革新的なモジュラーデザインで定評のある RAT PCゲーミングマウス ラインアップを刷新して、インテリジェントライティングコントロールやオンボードメモリを搭載した「RAT 8 Optical Gaming Mouse」(ラット 8 オプティカル ゲーミングマウス ブラック/レッド Pixart 3360、以下、RAT8) 税抜希望小売価格 11,880円(税込価格: 12,830円)をはじめ、RAT 1、4,6,8の計4機種を、amazon.co.jp内直営店及びPC専門店・カメラ量販店主力店にて、2017年3月10日(金)に先行発売を開始しました。全製品、Windows 10、8.1、8、7の全てのバージョンに対応します。
RAT8は、マウスの長さや高さを調節できる3種類のパームレスト、グリップスタイルに合わせた3種類のピンキーレスト、幅やマクロボタンの位置調整が可能なサムレスト、重量調節用ウェイトを装備して、様々な持ち方やプレイスタイルに対応する革新的なモジュラーデザインが特長のゲーミングマウスです。解像度12000dpi(50dpi間隔、可変式)の Pixart PMW 3360 オプティカルセンサー、4kディスプレイ対応のdpiオーバードライブ(4倍)、11個のプログラマブルボタン、4つのプロファイルで計44種類の機能割当を保存できるオンボードメモリ、5種類の発光パターンの1680万色 カメレオン インテリジェントライティングコントロール、アルミニウムシャーシ、5000万回耐久のオムロン社製スイッチを採用し、高性能・高剛性と長期信頼性を実現しています。
「RAT 6 Laser Gaming Mouse」(ラット 6 レーザー ゲーミングマウス ブラック/レッド Pixart9800、以下、RAT6)税抜希望小売価格 9,250円(税込価格: 9,990円)は、解像度8200dpi(50dpi間隔、可変式)のPixart ADNS 9800レーザーセンサー、4kディスプレイ対応のdpiオーバードライブ(4倍)、11個のプログラマブルボタン、4つのプロファイルで計44種類の機能割当を保存できるオンボードメモリ、1680万色 カメレオン 5種類の発光パターンのインテリジェントライティングコントロール、アルミニウムシャーシ、5000万回耐久のオムロン社製スイッチを採用し、高性能・高剛性と長期信頼性を実現しています。
「RAT 4 Optical Gaming Mouse」(ラット 4 オプティカル ゲーミングマウス ブラック/レッド Pixart 3310、以下、RAT4) 税抜希望小売価格 7,250円(税込価格: 7,830円)は、解像度5000dpi(50dpi間隔、可変式)のPixart PMW 3310 オプティカルセンサー、4kディスプレイ対応のdpiオーバードライブ(4倍)、9個のプログラマブルボタン、3つのプロファイル、発光パターン(オンオフ)プラスチックシャーシ、2000万回耐久のオムロン社製スイッチを採用し、超軽量を実現しています。
「RAT 1 Gaming Mouse」(ラット 1 マウス ブラック/レッド、以下、RAT1) 税抜希望小売価格3,380円(税込価格: 3,650円)は、三脚シャーシ、センサーモジュール、自作も可能な調節機能搭載パームレストを備えた革新的なモジュラーデザインで、マウス構造の既成概念を変えた新発想マウスで、解像度1600dpi(600-1600dpiの5段階)のオプティカルセンサー、6個のプログラマブルボタン、発光パターン(オンオフ)、500万回耐久のスイッチを採用し、超軽量と可搬性を実現しています。
<製品概要>
- 関連タイトル:
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