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[G★2009]8月にグローバル展開が発表された中国産のMMORPG「龍-Loong-」とは? プロモーションムービーもUp
上海大承網絡技術有限公司の新作タイトル「龍-Loong-」のグローバル展開が,2009年8月6日に発表された。本作について明らかとなっているのは,ファンタジー武侠物で,ギルドシステムや攻城戦システムに注力した,対人戦特化の3DMMORPGということだけ。そこで韓国でのパブリッシャとなるGAMEAGITのディレクター,Vincent Kim氏に,本作がいったいどんなMMORPGなのかを紹介してもらった。プロモーションムービーも入手したので,合わせて確認してほしい。
もう一方の鍵となるのが装備システムだ。本作のキャラクターはすべての武器/防具を使え,異なった二つの武器をセットしておき,ショートカットキーを押すだけで切り替えながら戦える。戦争系のMMORPGでは珍しいシステムではないので,基本は抑えているといった感じだろうか。
本作では武器を装備すると,背中に背負ったり,帯刀したりといったように,目に見える形で表示される。ムービーを見てもらえば分かりやすいが,武器を背中や帯に戻すとき,エフェクトとともに武器がコンパクトになり,元の場所に収まるのだ。確かに,「どこにそんな武器を隠してた?」というくらいに,突如大きな武器を振り回すゲームも多いが,本作の場合は半ば強引にその問題を解決していて面白い。
また,本作の「ギルドシステム」に関しては,ギルドのアップグレード,ギルドランク,ギルドスキルといった要素が用意されており,ギルドが街を支配下に置くことで,その街の支庁として税金が徴収できるという機能もあるようだ。
このほか本作には,騎乗可能なペットを所有できるシステムがある。ペットは一緒に戦うことで成長するのだが,成長するとそのペットに騎乗できるようになるのだ。もちろん降りれば一緒に戦ってくれる。また,薬や食事,武器/防具の作成などができる生産システムも用意されており,MMORPGの一通りの要素はしっかりと実装されているとのことだ。
さて,そんな本作で筆者が大きく反応したのが,軽功による特大ジャンプや,壁走りなど,いかにも武侠らしい技の数々だ。ムービーを見ればそのすごさが分かるだろう。
なお本作は,自社製のグラフィックスエンジン Dazzler3Dで制作されているとのこと。2009年の11月に中国で正式サービスが始まっており,最短期間で1000万人の登録を記録したそうだ。韓国では2010年上半期にクローズドβテストを予定しており,そのほかの国については,ヨーロッパでパブリッシング契約が行われたとのこと。
実際のところ,日本においては「武侠物」「RvR特化」というキーワードは,なかなか苦戦を強いられる傾向がある。しかし,グローバル展開のプレスリリースが日本語で発表されたことを考えれば,日本での展開も当然視野に入っているのだろう。まずは,続報を待ちたい。
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龍-Loong-
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