サイバーフロントは,クライムアクションのPSP版「
グランド・セフト・オート:チャイナタウン・ウォーズ」を,
2010年3月11日に発売すると発表した。価格は
6090円(税込み)。
本作は,10月29日に発売されたニンテンドーDS版「
グランド・セフト・オート:チャイナタウン・ウォーズ」のPSP版となる。
PSP版の特徴として,
新キャラクター「メラニー・マラード」が登場し,メラニーに関するミッションが三つ追加されている。そのほかにも,既存キャラクターのチャンにミッションが二つ,殺戮ミッションが五つ追加され,全体的なボリュームが増した。
また,ミニゲーム画面にミニウィンドウを追加したほか,PDA/メニュー/HUDの画面を大幅に変更している。さらに,昼夜のライティングや爆発,天候の変化による路面コンディションの表現など,さまざまな
ビジュアル面の強化が計られた。
公開されたプロモーションムービーでは,そんな強化されたグラフィックスが確認できる内容となっているので,ぜひチェックしてもらいたい。
基本的なストーリーは,NDS版を引き継ぎながら,PSP版としての新しい要素が加わった本作で,生活観あふれるリバティーシティーで成り上がり人生を送ってみよう。
◆PSP版の特徴について
■新キャラクター、メラニー・マラードが登場し、彼女のミッション3つが追加されております。
その他、既存キャラクター、チャン・ジャオミンのミッション2つの追加、殺戮ミッションが5つ追加されております。
■PSP版新キャラクター、メラニー・マラード
ジャーナリズムの世界でビッグチャンスを探しているドキュメンタリー作家メラニー・マラードは、チャン・ジャオミンと手を組み、トライアドの密輸品取引の模様をカメラに収め、TV局に売り込もうとしている。
彼女が取引の現場で撮影をする間の警護はホァンに委ねられることになるが、彼は言葉巧みにチャンに近付いた彼女のことを信用できないでいた。
■リマスタリングし洗練された既存の楽曲に加え、計100分に新規楽曲や、6つのラジオ局を追加。
■イベントシーンは、一から作り直されており、表現力を増したキャラクターたちが登場。
■PSP特有の操作に対応すべく、新たにデザインされた操作系統。
―PSPで快適に遊べるよう全てのミニゲームを画面内画面を使用するデザインに変更。
―よりスタイリッシュに生まれ変わったPDA(パーム端末)/メニュー画面/HUD類。
■ワイド画面の解像度と豊かになった色の深みに対応した、より鮮やかで詳細なビジュアルを提供。
―表現力を増した、天候の効果、昼夜の情景に加え、照り付ける太陽、色つき光源、被覆効果などのボリューム・ライティングを採用
―路面のコンディション(ドライ・ウェット)に応じた、照り返し表現。(路面の水溜りなども)
―銃器、爆発、乗り物のダメージ、路上を舞うゴミの生成など各エフェクトを一新。
―解像度を増して、再構築された背景オブジェクト、建物内装や車両の数々。
◆チャイナタウンの主要人物
・Huang Lee
香港生まれのホァン・リーは、甘やかされて育ったボンボンで、父親は中華系地下組織トライアドのボスだ。というか、父親は最近クーロンで暗殺されてしまったので、ボスだった、と言うべきか。父親を亡くしたホァンは新しくリー家の家長となった叔父のケニーに「伝家の宝刀」を届けるため、リバティーシティへと旅立つことになる。どうやらケニーは、この剣「ユウ・ジアン」を持つことでリバティーシティのトライアドをまとめるボスになれると信じているようだ。
叔父に剣を渡した後は旨いメシと女遊びを楽しんで、トンボ帰りするはずだったホァンだが、リバティーシティへの旅行は、一転して彼の命をも脅かす「冒険」に変わってしまう。空港に降り立ったとたんに襲われ、剣を奪われ、殺されかけてしまったのだ。
父を殺した犯人への復讐と、リー家のメンツを取り戻すため、ホァンは深く渦巻くリバティーシティの闇の世界へと踏み込んで行くのだった。
・Kenny Lee
リバティーシティのトライアド組織に属する、リー家の家長。
趣味は、時代遅れのダブルスーツを愛着すること、カンフー映画の台詞を使い回すこと、そして現金でお金を受け取り税金から逃れることなんだ。
叔父のケニーは、リバティーシティのトライアドを支配する野心に満ち溢れている。
そして、その夢を現実のものとするため、何がなんでも甥のホァンを利用するつもり・・・
いや、手伝ってもらうつもりだ。
・Ling Shang
うっとりするほどの美貌の下に危険な技を隠し持つ、地元チャイナタウン育ちの女性だ。格闘技に精通し、あらゆる武器を使いこなすその手腕はケニーの警備主任を務めるほどで、金と暴力だけが意味を持つこの街で、ケニーの権力を支配下の者に誇示している。
ホァンに、リバティーシティという危険な街で生き残るために必要な格闘スキルを教えてくれる。
この美人を甘くみるな。
・Hsin and Chan Jaoming
シン・ジャオミンはリバティーシティのトライアドのギャングを20年以上にわたり恐怖で支配してきた。自分と同様の野心と頭脳を持つ後継者を探している。不幸なことにドラ息子のチャンは、自分が望むリーダー像とは程遠い。ワガママで、ブツにハマっている愚か者だ。
チャンは金で味方を買い、不注意と思慮の足りなさで敵を作る。
・Wade Heston
リバティーシティ警察の汚職刑事で、常に内部調査班(IAD)に追われている。ウェイド・ヘストンはホァン・リーと曖昧な協力関係を作り、ホァンと彼の共通の敵であるFIBのネズミを探し出す。
嘘をつく、盗む、殺すはリバティーシティの住民ならなんでもないことだ。
・Zhou Ming
狂気で、血に飢えたトライアドのメンバー。
シンの仕事を助けているが、彼もまたボスの座を狙っている。