［TGS 2010］東京ゲームショウで初公開されたガマニア渾身のMORPG最新作「Core Blaze」のプレス向け説明会が開催

　ガマニアデジタルエンターテインメントは本日（9月17日），MOアクションRPG「Core Blaze」のプレス向け説明会を，幕張のホテルにて開催した。

　Core Blazeは，今回の東京ゲームショウ2010で初めて公開されたタイトルである。ゲームショウ会場内のガマニアブースでは映像出展のみだったが，説明会では同作のスタッフによる実機でのプレイを見せてもらえたため，ゲームシステムをある程度確認できた。まずはゲームショウに出展されたムービーをご覧いただきたい。



　Core Blazeの開発作業を行っているのは，ガマニア系列の開発チーム「Red Gate」。ゲームエンジンにUnreal Engine 3が用いられており，一目見て分かるリッチなグラフィックスが大きな特徴だ。
　説明会の内容を整理して紹介していこう。まず，マイキャラに職業の概念はなく，手に持つ武器によって，自らの戦闘スタイルを切り替えるスタイルだ。今回の発表会では「片手剣」「両手剣」「弓」「盾」の4種類が確認できた。
　本作はロビーエリアがMMO，ダンジョンでの冒険はMOという，オンラインRPGにおなじみのタイプで，武器の切り替えはロビー滞在中ならいつでも行える。


　画面左上にあるバーは，赤がHP，青がMP，黄色がスタミナで，このあたりはとくに注釈はいらないだろう。さすがにUnreal Engine 3が使われているだけのことはあり，グラフィックスやエフェクトは全体的に高いレベルである。世界観に関しては基本的に武侠ベースで，スキルエフェクトかどうかは不明だが，地面に「刃」や「守」などの印を描いて戦うキャラを確認できた。ただ，ムービーに出てくるボス敵などからも分かるように，一部で機械やファンタジーっぽさも取り入れているようだ。

　PC用として開発されているタイトルだが，ユーザーインタフェースにはゲームパッドの使用も重視されており，コンシューマゲーマーもターゲットに入れているという。今回の説明会はプレイがコントローラで行われており，なかでも特徴的なのは，右手の親指で押す四つのボタンに，ラジオチャットやスキルなどが割り当てられていたこと。実際には，4つのボタン×3パターン＝12のコマンドが登録できるようで，ゲームパッドでも簡易チャットには不自由しないようだ。チャットに関しては，今後ボイスチャットも実装予定とのこと。


　バトルシステムは，基本的にノンターゲッティングで行われる。敵に攻撃を繰り出す場合，当たる部位によってダメージ以外の影響を及ぼすことがあるという。例えば足を集中的に狙った結果，その相手は立ち上がることができなくなる，といった具合だ。

　また，同じモンスターでも状況に応じて複数のAIを切り替えて挑んでくるようだ。ムービーに登場するボス敵は，最初は機械による6本足で歩行しているが，ある程度HPが減ってくると今度は2本足で立ち上がり，別パターンの攻撃を繰り出してくる。またHPだけではなく，天候などの状況によってもAIが変化するようだ。
　対ボス戦いでは，ダメージレートやクリアタイムなどによってスコアが集計され，このあたりはSNSとの連動も検討しているという。


　現在の開発進行度は40〜50％で，サービス開始時期は，現時点のところ2011年の第3四半期を予定しているとのこと。このまま順調に開発が進めば，MHFや「TERA」（あちらはMMOだけど）などと良い勝負をしてくれるタイトルに仕上がりそうだ。