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「Core Blaze」のプレイレポートを掲載。世界初のプレイアブル展示となる本作は,3Dアクションとしての根幹部分がしっかり練り込まれている印象
「Gamania Digital Entertainment」公式サイト
ゲームパッドの場合,左スティックで移動,右スティックでカメラ。右手親指側の4つのボタンのうち,攻撃ボタンが二つで,あとはジャンプとアクション。また,L2ボタンの長押しで「溜め」,R2ボタン短押しで「とんぼ返り」(回避動作),R2ボタン長押し+左スティックで「ダッシュ」という具合だ。スキルやアイテムについては,それぞれL1/R1ボタンでスロットを表示し,右スティック&右手親指側ボタンで使用するものを選ぶ。と,長々書いたが,このあたりの操作については,3Dアクションゲームを遊んだことがある人ならすんなりと把握できるだろう。
操作説明 |
武器リスト |
すでに明らかになっているように,本作では「刀盾」「巨剣」「双刀剣」「弓矢」の4種類の武器が登場する。筆者は,攻撃力重視の巨剣を選択してダンジョンへと突入するこことにした。
ダンジョンの内部では,鎧を着けたわら人形のような兵士達が次々と襲いかかってきた。上記のように,攻撃ボタンは二つあるが,同時押しや,ジャンプとの組み合わせによってさらに違ったタイプの攻撃が可能になる。また,L2ボタンで溜めながら攻撃ボタンを押せば強力な攻撃が放てるが,溜めている間はスタミナが減少するうえ,敵の攻撃を受ければ溜め状態が解除されてしまうというリスクも負う。
今回のように,スピードの遅い巨剣を装備している場合はとくに顕著なのだが,攻撃と攻撃の間のモーションによる隙が非常に大きく,難度の高いダンジョンに挑むためには,相応のプレイヤースキルも要求されるかもしれない。
また,今回のプレイで非常に面白かった仕掛けとして,アイテムを組み合わせた特殊な攻撃が挙げられる。
ダンジョンの中で暗闇を明るく照らす「Torch」(たいまつ)は,これ自体はとくに珍しいアイテムではないが,今回のアイテムインベントリの中には,もう一つ「Oil Can」(オイル缶)という物騒なアイテムが用意されていた。
Oil Canを手にした状態で攻撃ボタンを押しながら歩くと,地面に黒々としたオイルの線が引かれていく。そこでTorchに持ち替えて「Set Fire」を選ぶと,オイルを引いた場所に沿って,大きな火柱が上がるのだ。あとはもう,周りの敵を火柱のほうへ引きつければ,面白いように火ダルマになってくれる。
このほかにも,オトリとして使える旗や,地面に埋め込む地雷など,工夫次第でいろいろ応用のききそうなアイテムの存在が確認できた。プレイヤー自身がアイテムを使いこなすことによって,同じダンジョンに挑戦する場合でも,より効率的な攻略法を編み出すこともできるだろう。
今回プレイしたマップではとくに難しい仕掛けなどはなかったが,壁を登ったり,高台から一気に飛び降りたりと,高低差を活かしたデザインになっているところが印象的だ。
さらにダンジョンの奥へ進むと,2011年9月9日に掲載した最新プレイムービーのラストで紹介されているとおり,ボスが待ち構える氷の洞窟に向かってガケを飛び降りることになる。着地した衝撃で一気にHPが激減してしまうため,ポーションを使ってすぐに回復しなくてはならないのだが,筆者はそこでモタモタしてしまい,現れた巨大ボスに瀕死の重傷を負わされてしまった。
瀕死状態になってもどうやらすぐに操作不能になるわけではないらしく,腹ばいの姿勢で身体を引きずりながらゆっくり動き回ることはできるのだが,この状態では自力でポーションを飲むことさえできない。結局,開発スタッフが操作するプレイヤーに蘇生してもらうことで,何とか戦線に復帰できた。
巨大ボスとの戦いはそれまでの戦闘とは勝手が異なり,プレイヤー同士がうまく連携しないと,ボスのそばに近寄ることさえ難しい。氷のダンジョンに住んでいるボスだけに,広範囲に冷気を飛ばしてプレイヤーを氷漬けにするなど,厄介な攻撃が次々と繰り出されてくる。結局,ほかのプレイヤーがボスの攻撃を引きつけているとき,背後から巨剣の強力な攻撃スキルを連発し,どうにかボスの撃破に成功した。これはまさに協力プレイのなせる業で,もし筆者一人のプレイであったら,瞬く間にボスの餌食となっていたことだろう……。
ここで今回の試遊は終了となったが,初のプレイアブル出展でありながらも,かなり完成度の高い内容になっていた。
もちろん,ユーザーインタフェースの面で不親切に感じられるところや,グラフィックスのクオリティについても(Unreal Engine 3を採用しているにしては)やや物足りなくも感じられたが,そういった目に見える部分については,今後の開発でブラッシュアップされていくはずだ。
「3DオンラインアクションRPG」を謳っている以上,やはり戦闘におけるアクションの遊び応えこそが,ゲームの面白さを左右する一番のキモとなるはず。その点については,少なくとも今回のプレイからは,根幹の部分がしっかり練り込まれている印象を受けた。
なお,今回は試遊とともに,メディア合同で開発プロデューサーへのインタビューも実施された。ゲームジャンルが「MMORPG」ではない理由や,今後の開発スケジュールについてなど,多くの新情報を得られたので,追ってその内容もお伝えしたい。
サービス開始時期は2012年末を予定。「Core Blaze」プロデューサーインタビューで,明らかになったさまざまな事実
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