連載
マフィア梶田の二次元が来い!:第169回「サテライトプラスで仕事を屠るイェーガー」
「ファイナルファンタジーXIV:新生エオルゼア」(PC / PlayStation 3 / PlayStation 4)のサービスがスタートする2013年8月27日が,いよいよ本格的に近付いてきましたね。手が震えてきやがった!
俺はもう,オープンβテストから仕事を投げ捨てて全力プレイする気満々だったんですが,そう甘くないのがゲームライターというもの……よりによって,かなりヘビーな案件が同時期にブワサァーっとカブってきやがりましたよ……。いつもこんなんだよ……。
でも,その案件を片付けたら今度こそ! 今度こそしばらく仕事を投げ捨てて,エオルゼアに没入するつもりです! ……え? 9月? 東京ゲームショウ? きーこーえーなーいーーーー!!!!!!
今回はゲストとして,“困ったときの”男色ディーノ選手にも参戦していただき,非常に濃密な内容となりました。あんなに大暴れしていたのに,おまわりさんには気付かれませんでした! セーフ!
でも真面目な話,皆様の応援のおかげでついに番組主導の公開録音&グッズも出すことができまして,本当に感謝しております。次は何年後……いや,ヘタすりゃこれが最初で最後の公開録音になるかもしれませんが,今後とも何とぞ変わらぬ応援をよろしくお願いいたします。
話題のハリウッド産スーパーロボット vs. 怪獣映画「パシフィック・リム」を観に行ってきました。もちろん,杉田智和さんが主人公ローリー・ベケット(チャーリー・ハナム)の声を担当している吹き替え版を!
海底から現れ続ける正体不明の「怪獣」から人類を守るため,各国が巨大ロボット「イェーガー」を開発して立ち向かうという本作。どこかで見たような設定ながら……いや,どこかで見たような設定だからこそ,ロボットや怪獣に囲まれて育った日本男児ならばわき上がる情熱を抑えきれない,至高の“燃え”映画です! もう最っ高でした!
さすがのギレルモ・デル・トロ監督作品。あらゆるところに日本のロボット&怪獣に対するリスペクトやオマージュが散りばめられていて,もう観ていて楽しいというか“嬉しい”。こんなにも素晴らしい映像表現でロボット vs. 怪獣のガチバトルが観られるなんて,生きていて良かったです。
「ウルトラマン」みたいにガッツンガッツン殴り合いをするのがまたイイんですよねぇ。それに怪獣がただのヤラれ役じゃなく,無茶苦茶強い。バトル描写が非常にスリリングで,イェーガーが完膚無きまでに蹂躙されるシーンなんかは,あまりの凄惨さに観ていてつらくなるほどでした。
本作にはさまざまな国が開発したイェーガーが登場する(ほぼ一瞬しか出番のないヤツもいますが……)のですが,中でも俺のお気に入りはロシアの「チェルノ・アルファ」。
現存する最古のイェーガーで,原子力発電所に手足が生えたようなトンデモないビジュアルなんです。コイツがとにかくデカい! カタい! ノロい! 圧倒的パワーでとにかく殴るという無骨な戦闘スタイルがたまらんです。「装甲騎兵ボトムズ」のアームパンチみたいに腕部を伸縮させて怪獣をぶん殴るシーンもあって,俺はそれでハートを完全に射抜かれてしまいましたね。
また,パイロット(レンジャー)まで異常に濃いんですよ。ロシア人の夫婦なんですが,素でクマみたいにイカツイうえにパイロットスーツがほかの国とは一線を画したサイバーパンク寄りのデザインで世紀末感がハンパない。残念ながら活躍するシーンは非常に少なかったのですが,存在感の濃さは圧倒的で多大なインパクトを与えてくれました。
ちなみに本作,なんと映画公開に先駆けてゲーム化されています。俺は映画を観たあとに知ったのでまだプレイできていないのですが,イェーガーをこの手で操縦できるなんて! 仕事が終わったら絶対に買ってプレイします! チェルノ・アルファを活躍させる!
あと,これは余談なんですが,本作に出演しているチャーリー・ハナムとロン・パールマンは海外ドラマ「Sons of Anarchy」でもお馴染みのお二人なんですよね。
俺はこのドラマが死ぬほど好きで,劇中に登場するモデルのレザーベストも買っちゃったりしているんですが,パシフィック・リムで杉田さんが吹き替えを担当したチャーリー・ハナムがすこぶる素晴らしかっただけに,「Sons of Anarchy」も日本語吹き替えで観たくなりました。
日本では現在「Hulu」という動画配信サービスでのみ字幕版が配信されているという微妙な位置付けの作品ではあるんですが,ぜひとも杉田さんの日本語吹き替え版でパッケージを出してほしい……。あとHuluさん,早くシーズン3以降も配信してください! ホント待ってますから!!
ちょっと話が逸れちゃいましたけど,とにかくパシフィック・リムは最高なんです。冷静に観るとツッコミどころの多い展開だらけなんですが,そういうのに文句言っちゃう人はお呼びじゃないんです! これは頭空っぽで口にポップコーンをギシギシ詰め込みながら楽しめる人に向けた映画です!! デル・トロ監督愛してる!
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