「3DMark 11」の最新ムービー公開。DirectX 11に対応した次世代ベンチマークの実力がかなり分かる「High Temple」をじっくり見よう
2010年内の発売を目指して開発が進む,3Dグラフィックスベンチマークソフト「3DMark 11」だが,Futuremarkはヘルシンキ時間の10月21日,3DMark 11のシークエンスを紹介する最新ムービーを公開した。「High Temple」と題されたこのムービーは,2010年5月頃に発表された「Deep Sea」(関連記事)に続く第2弾で,ジャングルの奥に広がる遺跡の情景が収められている。
リリースノートによれば,ここは,かつて繁栄したとある文明の遺跡であり,発掘調査が進められているという。鬱蒼としたジャングルの様子や,うち捨てられた遺跡の雰囲気などが相変わらず見事だ。最後は……ちょっと驚くが,それは見てのお楽しみということで。
3DMark 11「High Temple」ムービー
「3D Mark 11」公式サイト
技術的に,このHigh TempleはDirectX 11のテッセレーション機能をフィーチャーしており,とくに複雑な意匠を施した遺跡の壁,石像,そしてジャングルの木々などに巧みなリアリティを与えている。木々の間から差し込む木漏れ日といった空間光(Volumetric Lighting,ボリューメトリックライティング)処理が行われているのも見どころだ。
このほかに,ピントずれのボケ味を表現するDepth of Field(デプスオブフィールド,DoF)やレンズ効果などもポストプロセスとして実行されているという。まあ,リリースにそう書いてあるのでそう書いているのだが,このへんは実は私もよく分からないので安心してほしい。いずれ,正式リリースの暁には詳しいレポートをお届けすることになるはずだ。
ちなみにHigh Templeのシーンは,最終版を撮影したものではないとのこと。3DMark 11にもおそらく似たような場面は出てくると思われるが,今回はムービーのために制作されたものだ。
さて,肝心の登場時期だが,以前は2010年の第3四半期とされていたものの,その後音沙汰がないまま,今回“later this year”という表現に変わっている。ただし,FAQでわざわざ「3DMark 11の11は,DirectX 11の11であり,2011年版ということではない」と断っているので,年内のリリースは期待してもよさそうだ。
- 関連タイトル:
3DMark 11
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(C)2010 Futuremark(R) Corporation. 3DMark(R) 11 and Futuremark(R) trademarks and logos, character names and distinctive likenesses, are the exclusive property of Futuremark Corporation.
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