インタビュー
PSP「けいおん! 放課後ライブ!!」の出演声優陣にインタビューしてきたよ! 水着に着せ替えできるとかポロリもあったよ!
かきふらいさん原作のマンガ「けいおん!」は,桜高軽音部に所属する女の子達5人の部活動や日常生活など,学生生活を描いた作品で,テレビアニメ化もされている。2009年4〜6月に放映された「けいおん!」(第1期)に続き,現在は「けいおん!!」(第2期)が放映中だ。
そしてゲームの「けいおん! 放課後ライブ!!」は,第1期「けいおん!」をベースにしたタイトルで,音楽に合わせてタイミング良くボタンを押して,バンド演奏を行うリズムアクションゲームとなっている。
7月12日に都内某所で,本作のボイスキャストを務めた豊崎愛生さん(平沢 唯役),日笠陽子さん(秋山 澪役),佐藤聡美さん(田井中 律役),寿 美菜子さん(琴吹 紬役),竹達彩奈さん(中野 梓役)の5人に,メディア合同ではあるがインタビューの機会を得た。
ゲームでの収録の思い出だけでなく,ゲームについての未公開情報もポロリと出たりしているので,本作に注目している人は,ぜひ最後まで目をとおしてほしい。
「けいおん! 放課後ライブ!!」公式サイト
寿さん:
ゲームでは一人で録ったので,皆での思い出というのはあまりないんです……。
録っていたときはちょうど,「けいおん!」1期が終わって2期との間くらいだったので,久しぶりにムギを演じられてすごく嬉しかったです。懐かしのセリフとかもけっこう出てきて,楽しくやらせてもらいました。
日笠さん:
一人での収録だったので,皆での思い出というのはやはりないんですけど,ずっと心の中にはほかの4人がいたんですね。
やっぱり第1期のセリフとか,一人でしゃべるときのセリフとか,皆の言葉を思い出しながらやれて,一人の収録でも,いっつもそばに皆がいてくれるような感覚で,収録ができました。
豊崎さん:
みなちゃんが言っていたように,ゲームの収録は1期と2期の間に収録させていただいたので,私も久しぶりに唯ちゃんの声を演じさせていただくことができて,すごく嬉しかった思い出があります。
ライブシーンのアフレコはすごく好きなんですけど,それをずーっとゲームの収録でもやっているような感じで,ずっとテンション高く,収録させていただきました。
ゲームの中では,すごくにぎやかなストーリーがずっと続いていたりとか,ライブシーンがたくさんあったりします。
きっと,見てくださっている皆さんとか,「けいおん!」ファンの方のお気に入りのセリフとかも,皆個々にしゃべっていると思うので,探していただけたら嬉しいです。
竹達さん:
私も,1期と2期の間に,ゲームで久しぶりに梓ちゃんを演じさせていただいたので,最初は「あれ? 梓ってどんな風にしゃべってたっけ?」って思い出すのが,ちょっと大変だったんです。
でも,やっていくうちに皆との掛け合いとかを思い出して,「ああ,梓,こんな子だった」みたいな感じで,楽しく収録させていただきました。
内容としては,1期で演じたような,聞いたことのある,おなじみのセリフを言わせていただいたりとか,ゲームでしか聴けない,オリジナルのストーリーとか,ゲームの中でも,5人がワイワイキャッキャしている姿が見られて,とても楽しかったです。
佐藤さん:
収録は,皆が言っていたように一人だったんです。でも,自宅で台本のチェックをしているときに,自分以外のキャラクターの声がなんとなく聞こえている気がして。
収録ではやっぱり一人なんですけど「一人じゃないなー」なんていう風に感じながら収録していました。
律の場合は,割と元気にはしゃいだり,わーって叫んだりするセリフが多いので,収録した時期はそんなに暑い時期じゃなかったんですけれど,私はブース内で一人汗だくになっていました(笑)。
アニメの中同様,ゲームの中でも一体感だったり,5人の仲の良さだったりっていうのを,すごく感じていただける内容になっていると思います。
あと,季節とリンクした言葉なんかもポロッとしゃべったりします。
そういう季節ごとのイベントで5人のセリフが聞けたりするので,皆さんと同じ時間を過ごしているような気持ちになれるんじゃないかなあと。私も「ゲームの完成がとっても楽しみだなあ」なんて思いながら収録していました。
――先ほどゲームをプレイしたそうですが,その感想を聞かせてもらえますか?
寿さん:
とっても楽しかったです!
初めて触って,皆で自分のキャラを使って5人でセッションしたんです。今までのライブでは,生演奏でのセッションがあったんですけど,「ゲームでも5人で音を奏でることができるんだ!」という,最新技術にびっくりしました(笑)。
もっとやりたかったです。そしてこれからやります。やりたい!
日笠さん:
ゲームって皆でやろうと思うと,4人までとか,据え置き機でも8人とかいうのが主だと思うんですけど,この「けいおん!」のゲームは,なんと5人でできちゃうんですよね。
私達,放課後ティータイムは5人で一つ,みたいな感覚があるので,5人でそれぞれの楽器のパートができるっていうのが,すごく嬉しくて。
それぞれの楽器で遊んでみたんですけど。実際の楽器を弾くのとはまた別の難しさや楽しさもあって,皆さんもやっていただけたら,ワクワクするんじゃないかなと思います。
あと,日常のところでは,皆が部室でちっちゃいキャラクター達が寝ていたりとかしてて,それを見ているだけでもすごく可愛いので,男性だけではなく女性も,ぜひぜひ皆さんにプレイしていただきたいです。
豊崎さん:
さっきは「やろうぜやろうぜ!」「じゃあ私,誰のキャラにしようかな……」なんて言っていたんですけど,結局唯ちゃんで。まあ,分かっていたんですけど(笑)。
「ふわふわタイム」を5人で一緒にセッションして,すごく楽しかったです。
本当に「グラフィックスがすごく可愛い!」と思いながらプレイしていたんですけど,やっているうちに「中の人の意地を見せなければ」と思い,途中からガチになってしまいました。
無事Sランクを取ることができたんですが,ゲームの中にはMCパートもあって,楽器の音がボタンを押すと出るだけじゃなくて,ボタンを押すと,いいタイミングで「みんなありがとー!」って唯ちゃんが言ったり,「部長だ!」って言ったりとか,私達のボイスが出るようなパートもあるんです。
それがすごく新しくて面白いなあと思ったのですが,ボタンをミスってしまったので,自分でしゃべりました(笑)。
とっても楽しかったです。
竹達さん:
とーっても楽しかったです!
私,音ゲーというものがあまり得意ではなかったんですけど,苦手意識が吹っ飛んでしまうくらい楽しくて,自分が演じさせていただいるキャラが生き生きと演奏している姿が,PSPの画面で見られることがすごく嬉しかったです。
でも,演奏しているのを見るのに夢中になっていて,ボタンを押すのを忘れていて,「あ,やばい押さなきゃ」と気がついたときには,梓のテンションがダウンして,すごく悲しい顔をされてしまって。
「あ,ごめん!」と思いながらがんばったら,「テンションUP!」とかいって,梓がニコニコしながら弾いていてくれて,すごく楽しくやらせていただきました。
私達も皆で実際に楽器を弾いて練習をしていたんですけど,そういうことを思い出して,自分が弾いていたパートを実際にゲームの中でもできるっていうことに,「今の科学すごい! 今のゲームすごい! 画期的!」みたいに,すごくビックリしました(笑)。
佐藤さん:
楽しいの一言に尽きるゲームだなあと思いました。
私自身は,音ゲーがけっこう好きなんです。
タイミングに合わせてボタンを押していくっていう面白さも,もちろんあるんですけれども,楽器によって押すタイミングだったりボタンだったりが違うので,いろんな視点からその楽曲を演奏できるというのも,このゲームの魅力じゃないかな。
さっき私達がプレイしたときは,それぞれが演じているキャラクターの楽器を担当したんですけれど,これがたとえばキーボードだったら,ベースだったら,ギターだったら,全然違うリズムになるのかな,とか。
私はまず,ドラムを全部制覇してから,「いろいろやってやろう!」って,今から楽しみでしかたないです。
――ゲームと若干離れますが,皆さんがキャラクターを演じるにあたって気を付けている部分や,好きなところを教えてください。
寿さん:
ムギちゃんは好きなところがありすぎて,というか全部好きなので,これってピックアップするのは難しいです。
お芝居している中で一番気を付けているのは,やっぱりムギちゃんの呼吸かな,と思います。
けっこう,のんびりしていたりゆったりしているときが多いので,ゲームで,皆で合わせて「ありがとー!」とか「放課後ティータイムです!」みたいなことを,揃って言うところがあったんですけど,皆とのペースが違うので,「ムギ……合わせられるのかな」とか。
そこではムギらしく,「気持ちが高ぶっているからちょっと早くなるかな」とか,いろいろ考えながらやっていました。
日笠さん:
ゲームもアニメも,私が澪を演じるうえで気をつけているのは,いつも監督さんからも言われている「ナチュラルさ」です。
一人の人間として,一人の女の子として,本当に心の底から怖がっていたりとか,泣いちゃったりとかというのを,ナチュラルにできるように気をつけています。
ゲームでは,ちょっと女の子らしい澪のセリフとかがあったりするんですけど,そこはアニメではなかなか見られない部分なので,皆さんぜひぜひ,ゲームのほうで,ちょっと新たな澪を見ていただけたらなと思います。
豊崎さん:
唯ちゃんは,本当に私も演じていて楽しくなれて,いつもいっぱいいっぱいパワーをもらっているキャラクターです。
アフレコ現場では,本当に伸び伸び生き生きと,唯ちゃんらしく演じられるように,心がけていています。
あとはアドリブとか,「唯ちゃんらしさ」みたいなものを,プラスアルファでどんどん乗せていけるように,唯ちゃんという人間がどんどん深みのある子になっていくように心がけて,演じさせていただいています。
私が一番好きな部分でもあるんですが,唯ちゃんは,ただ音楽が好きで,皆といるのが楽しくって,歌っていると自然に「にへら〜」って笑顔になっちゃうような,そんなかわいい女の子です。
私も演じていて楽しいし,唯ちゃんも歌って楽しいっていう気持ちをリンクさせながら,演じています。
ゲームでも,コンボが続くと唯ちゃんのテンションがどんどん上がって,2期後半オープニングぐらいのテンションになるはずなので(笑),唯ちゃんを元気にさせてあげてください。
竹達さん:
最初の梓は,融通が利かないというか,本当に生真面目な子だったんです。2期になってから,最近あずにゃんはけっこう柔らかく,すごくはしゃぐようになってきて,とても考え方というか,雰囲気もすごく柔らかくなったなあという風に思っています。
でも,真面目さもちゃんとあるので,その真面目さを残しつつ,どれだけはしゃげるか,というのをすごく気を付けています。
梓は基本的に,5人の中ではツッコミの立ち位置にいるのですが,一応,先輩に対してツッコんでいるので,尊敬の感情とかを忘れずにというか,あまりキツくなりすぎないようにツッコんでいきたいなと。
あずにゃんらしい,ちっちゃくて可愛らしいイメージを壊さないようにツッコまないといけないな,と思いながら演じさせていただいています。
佐藤さん:
りっちゃんは一言でいうならば,瞬間湯沸かし器みたいな女の子で,ころころ表情が変わるっていうところが最大の魅力かな,っていう風に私は思っています。
部長になれるからというような理由で,軽音部を立ち上げて,皆を巻き込んでぐいぐい引っ張っていこうっていう,ちょっと強引な部分も多々見受けられる子なんですけど,本当は皆のことを見ていて,皆が安心して気持よく演奏できるように気遣ったりしている,部長らしさというか優しさもちゃんとある子で,実はちょっと乙女だったりして。
私は,そういう元気なだけじゃなくて実はちょっと繊細っていうところが,りっちゃんの一番好きなところです。
基本的に口調が強かったり,男の子言葉をよく使ったりするキャラクターなんですけど,決してキツくならないように,演じるうえでは心がけています。
言葉がキツくならないように,優しかったりちょっとコミカルにしてみたりと,いろいろと考えていつもお芝居しています。
――今回は自分の演じているキャラクターでプレイしたとのことですが,今後のプレイではどのキャラクターを使いたいですか?
寿さん:
えー,全部やりたいんですけど,一番ドラムがハードそうだなと思うので,りっちゃんのドラムに……。
(ここで佐藤さんが「意外と,リズム分かっていれば簡単だよ」とコメントする。なぜか小声で)
本当? 実際に「ふわふわタイム」を5人で生演奏したことがあったので,キーボードでやったときには「あ,ここで音が入る」っていうのは,なんとなく分かったんですけど,一番はじめに「ドラムとかどうなっているんだろうなあ」って疑問に思ったので,ドラムをやってみたいです。
日笠さん:
そうですね……。澪をクリアしたら,んー,私はキーボードかな。ムギにいこうかなと。
ギターのリズムもだいぶベースと近いところがあるので,2番目はムギのキーボードをちょっと体験してみたいなと思っています。あと,ドラムは最後だなって思っているので(笑)。
豊崎さん:
自分のキャラクターをがんばってフルコンプしたら,あずにゃんかなと思います。あずにゃんは,弾いているっていうかプレイしているうちに,表情がコロコロ変わったりして可愛いので(笑)。
あとゲームには,たいやきとかアイスとか,アイテムがいろいろあるので,唯ちゃんを演じている身としては,あずにゃんにたいやきのアイテムを与えたいと思います。
竹達さん:
私は,同じギターでも役割として全然違うところを弾いているので,唯をやりたいなと思っています。
梓は基本的にリズムを弾いていることが多いので,いかに唯のパートが難しいのかを知りたいなと。
アニメでは,梓のほうがギターが上手いっていう設定になっているんですけど,実際に弾いているときって,多分唯のパートすごい難しいんだろうなって思っていて。
実際,私達も楽器の練習で弾かせてもらったんですけど,いつもあきちゃんがすごい大変そうに,難しいのを弾いているのを見ていたので,ゲームで体験してみたいなと思いました。
佐藤さん:
私は,真っ先にベースだと思いました。
ドラムとベースはリズム隊といって,曲を支える土台の部分になる楽器なんですけど,同じリズム隊とはいえ,ベースはいったいどういうリズムを刻んでいるんだろうと。
あと,あれなんていうの? 個人的にベースの「どぅいーん」っていうのが好きで,よくぴかしゃ(※日笠さん)に「ベース貸して〜」って言って借りて,「どぅいーん」っていうのだけやっていたので(笑)。
それがゲームの中でできたら楽しいなあ,なんていう風に思ったので,私はベースがやりたいです。
――最後に,「けいおん! 放課後ライブ!!」を楽しみにしているファンに向けて,メッセージをお願いします。
寿さん:
本当に待ちに待ったというか,私もすごく楽しみにしていました。私は普段あまりゲームをしない人なんですが,絶対やりたいなと思います。
「けいおん!」って,個々のキャラクターが皆可愛いっていうところも魅力ですけど,やっぱり本当に音楽が素晴らしいところも魅力の一つなので,皆さんも一緒にキャラクターの気持ちになって,一緒にゲームを楽しんでいただけたら嬉しいなと思います。よろしくお願いします!
日笠さん:
本当に私達も楽しみで,「いつゲームが出るんだろう,皆と遊べるんだろう」とずっと思っていたんですけれども,こうやって,皆さんの力のおかげで形になることができて,とっても嬉しいです。
きっと,待ってくださっている方もいっぱいいるんじゃないかなと思っているので,皆さんがぜひ,桜高軽音部の一員として,放課後ティータイムの一員として,プレイしてくださるのを楽しみにしています。よろしくお願いします!
豊崎さん:
私も,ゲームの発売がすごくすごく楽しみなので,きっと皆さんと同じ気持ちで,ワクワクしながら発売を待っているところです。
本当に,唯ちゃん達がいつも言っている「皆でバンドやるの楽しいね!」って気持ちがいっぱいいっぱい,ギュギューっと詰まったゲームだと思います。
皆さんもぜひぜひ,放課後ティータイムの一員として,周りのお友達と一緒にバンドを組んで,音楽を一緒に楽しんでいただけたら嬉しいなと思います!
バンドやろーよ!
竹達さん:
私もとっても楽しみです。
音ゲーが苦手な私でもはまってしまうくらい面白かったので,バンドを組んでいらっしゃる方も,音楽が大好きな方も,まだやったことないけどちょっとやってみたいなと思う方は,ぜひやっていただきたいなと思います。
私も,発売されたら一人で黙々と鍛えて,それを皆に自慢するかのように,5人で一緒にやりたいなと思うので(笑),皆さんもぜひ楽しんでいただけたらと思います。
佐藤さん:
1期のときに,皆で「けいおん!」のゲームが出たら嬉しいよね,なんて話していたので,こうやって実際にゲーム化されたことが本当にすごく嬉しいです。
先ほどプレイしただけでも,本当に楽しくて楽しくて,もう早く皆さんにやっていただきたいなという気持ちでいっぱいになっております。
一人で楽しむのはもちろんですけれども,やっぱり楽器って,音楽って,皆でやるから楽しいんじゃないですか。
5人でプレイできるということなので,ぜひお友達を集めて,5人で楽しく演奏していただけたら嬉しいなと思います。
音ゲーだから難しいかもって思っている人も,ゲームの中にしかない,ちょっとしたオリジナルストーリーだったりとか,皆の可愛らしいセリフなんかも聞けたりとか,あと,水着とかに着せ替えができるとか,可愛らしいものもあるので,ぜひぜひ,飛び込んで来ていただけたらな,という風に思います。
皆さん,ゲームいっぱいしてくださいね!
――ありがとうございました。
「けいおん! 放課後ライブ!!」公式サイト
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けいおん! 放課後ライブ!!
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