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“PAC IS BACK!”パックマン30周年プロジェクトの全貌が明かされた「バンダイナムコホールディングス スモールカンファレンス」レポート
なお,新作ゲームの内容に関しては,E3でのカンファレンスを取材した「こちら」の記事を参考にしてほしい。
パックマンの30年を支えた“至れり尽くせり”の精神
今回のカンファレンスは,バンダイナムコホールディングスの代表取締役社長であり,バンダイナムコゲームスの代表取締役社長を務める石川祝男氏の挨拶からスタート。「これからさらに30年,50年とパックマンを盛り上げていきたい」と抱負を語り,パックマンの生みの親である岩谷 徹氏を壇上に招いた。
また,誕生から30年もの年月が経過した今もなお,パックマンがこうして支持されていることについて,「ゲームがシンプルで,老若男女,幅広い人々にとってとっつきやすい作品」「キャラクター性に優れており,敵であるゴーストすら,憎めない外見」「お客さんに対するおもてなしの心で仕上げた,“至れり尽くせり”のゲームバランス」という三つの理由を挙げていた。
東京工芸大学芸術学部ゲーム学科教授として後進の育成を進めている岩谷氏は,「コンテンツ制作の人件費の安さなどを比較すると海外にはかなわないが,プレイヤーの心理を読み,丁寧に作り上げていく感性は日本のコンテンツの力となる」と述べ,今後はとくに,三つめの“至れり尽くせり”という考え方こそが,日本製コンテンツで重要になると強調した。
3D CGを用いた新作アニメも制作中。プロデューサーはAvi Arad氏
同社では,“PAC IS BACK!”をキャッチコピーに,「PAC-MAN REBORN」(モバイル/iPhone/iPod touch/iPad),「PAC-MAN PARTY」(Wii),「PAC-MAN BATTLE ROYALE」(アーケード),「PAC-MAN CHAMPIONSHIP EDITION DX」(PlayStation 3/Xbox 360),「パックマン&ギャラガ(仮)」(ニンテンドー3DS)といった新作ゲームの開発を進めているほか,パックマンを題材とする新作アニメの放映を計画している。
そのうちアニメは,映画「スパイダーマン」シリーズなどを手がけたAvi Arad氏のプロデュースのもと,脚本にハリウッドの一流スタッフを迎えて取り組んでいるという作品だ。
続いて,そのArad氏が登壇し,アニメ版パックマンへの意気込みを語った。Arad氏はコンテンツの“ブランド性”を重視しており,パックマンが元々持っているブランドを大切にしつつ,CGや3D映像といった新しい技術を使ってさらなる魅力を表現したいと述べていた。
なおアニメは,2012年に全26話のテレビシリーズとして放映する計画で,未来研究所内に用意された特設スペースでは,3D立体視対応テレビを用いてパイロット映像の上映が行われた。
E3でのカンファレンス同様,各ゲームの周りには夢中になってプレイする人が絶えず,とくにPAC-MAN BATTLE ROYALEでは,プレイヤーとギャラリーを巻き込んで大いに盛り上がりを見せていた。
- 関連タイトル:
PAC-MAN Championship Edition DX
- 関連タイトル:
PAC-MAN Championship Edition DX
- 関連タイトル:
PAC-MAN PARTY
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(c) 2010 NAMCO BANDAI Games Inc
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