ポイソフトは,Wiiウェア
「ボクも世界を救いたい」を,
6月29日(火)に発売する。価格は1000Wiiポイント(1000円相当)。
パッと見,オーソドックスなファンタジーRPG風の本作は,
“勇者育成アドベンチャー”を掲げる作品で,勇者を育成するモードと,その勇者の活躍を見守るシミュレーションモード(前作にあたる
「王だぁ!」と同じ世界を探索するという内容)で構成されている。
ゲームの目的は,活躍ぶりを「勇者会」に認めてもらい,正式な勇者として任命されることだ。
育成モードには,ストーリーやイベントのほか,経験値稼ぎ,装備の購入といった,一般的なRPGに見られる要素が盛り込まれている。ただし,フィールド/ダンジョン内を歩き回ったり,ザコモンスターとの戦いを繰り返したりする必要はない。
というのも,どんな武器/防具を装備するか,どのフィールド/ダンジョンを探索するかを選ぶだけで,その結果がすぐに分かるようになっているからだ(ただしダンジョンでは,結果が判明する前にボスとの戦闘がスタートする可能性がある)。
ボスとの戦闘には,ターン制のRPGと同様のシステムが採用されており,各キャラが順番に,攻撃や,スキルの発動,道具の使用といった行動をとっていく。
プレイヤーは戦闘において,仲間のパーティメンバーに対する指示は一切行えないが,
「行動詳細画面」で味方と仲間の行動順および,味方の行動内容を確認できる。基本的に,敵キャラの行動内容は確認できないが,それを知るためのスキルが用意されている。
このスキルを習得し,敵の行動内容が分かるようになると,例えば,味方キャラの体力がちょっとやばいことになっているので,その前に行動する主人公に,回復呪文を唱えさせるといった判断が行えるわけだ。
このように,フィールド/ダンジョンの移動や,ザコモンスターとの戦いに時間をとられず,ボスモンスターとの駆け引きを楽しめる育成モードは,
「ターン制RPGの楽しさを抽出したモード」といえるだろう。
行動詳細画面
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シミュレーションモードでは,プレイヤーは主人公を直接操作するわけではなく,行えるのは,自分の勇者が自ら判断し,行動していく様子を見守ることのみだ。
育成モードでの育て方次第で,主人公は強くて立派な勇者へと育つかもしれないし,あるいはずるがしこく,平気で悪事を働く勇者(?)になるかもしれない。
自分が愛着を持って育てた勇者が,外の世界で勇者らしい活躍を成し遂げられるか,ニンマリしながら眺めるのが,本作の醍醐味なのだ。
ボクも世界を救いたい
■Wiiウェア向け
■勇者育成アドベンチャー
■リモコン:○ クラシック:○ GCコントローラ:○ ヌンチャク:×
■1人プレイ用
■CERO全年齢対象
ゲームの概要
■「勇者になる前の若者」が主人公
■ 経験値稼ぎやイベントを通じて、理想の勇者を育てる(育成モード)
■ 育成モードで作った勇者の活躍を見守る(シミュレーションモード)
ゲームの目的
育成モード
「勇者になる前の若者」を誘導し、レベルアップやスキル獲得により、立派な勇者へと成長させる。
シミュレーションモード
オリジナル勇者の行動を見守る。
魔王を倒す旅に出た勇者が、世界でどんな活躍をするのか見届ける。
育成モードについて
育成モードは、一般的なRPGの要素の多くを網羅しています。
●シナリオ
●装備の購入
●経験値稼ぎ
●イベント
●お金稼ぎ
●パーティー編成など
そのうえで、移動や雑魚との戦闘といった、時間のかかる要素は簡略化し、「どのダンジョンに行くか」、道具屋で「何を買うか」
という選択に絞った、アドベンチャー形式で進行します。
RPGの要素を網羅
・シナリオ
・レベル上げ
・イベント
・装備
・仲間
目標
主人公の活躍が認められ、勇者会から任命されて、正式に勇者となる事
勇者会に任命されるには、活躍を認められないといけません。
活躍するためには、何が必要になるのか、何をする必要があるのか、何かテクニックはあるのか。
それらを上手に攻略してください。
世界観の踏襲
前作、「王だぁ!」で発生していたイベントが、今作では、若者を成長させるイベントとして発生。
育成モードまとめ
若者たちは、実は「王だぁ!」と同じ世界で冒険しています。
エリアの配置も同じ世界です。
そんな世界でイベント・ランダム発生イベント、施設の利用、フィールド・ダンジョンの探索、道具屋の利用、魔法・スキルの修得、仲間との出会いと別れなどなど……。
様々な要素を利用して、勇者会に認められるような、立派な勇者を作り上げましょう。
シミュレーションモード
育成モードで作った勇者の活躍を見守るシミュレーションは、『王だぁ!』の世界を舞台に行われます。
※『王だぁ!』がプレイできるわけではありません
『王だぁ!』(2009年6月2日発売)
■中世ヨーロッパ時代の、剣と魔法の世界
■人間、エルフ、ドワーフ、魔族が存在
■王様が主人公のシミュレーションゲーム
■登場する勇者は良い事も、悪い事もする
このモードの内容
『王だぁ!』の世界・ルールの下で、
■オリジナル勇者は自分の判断で行動
■もちろん悪い事をする可能性も
勇者は自身の性格などの要素によって、自分で判断して行動します。
また、定期的にランキングが発表され、そこで自分の育てた勇者の活躍ぶりをチェックする事も出来ます。
勇者ランキング
オリジナル勇者の活躍をチェックする指標として「世界勇者ランキング」搭載
レベルランキング
解決した問題の数ランキング
おかねもちランキング
銅像の数ランキング
おたずねものランキング
などなど
様々な角度から勇者の活躍をチェック
パスワード機能
勇者をパスワード化して友人・知人と勇者交換可能
■勇者をパスワード化して、他人と交換・登録が可能
■シミュレーションには複数の勇者を同時に登録可能
「勇者同士の影響」に注目して、シミュレーションを見守る事も出来ます。
パスワードにより、知人の育成した勇者も登録可能なので、「自分の勇者」という思い入れもアップ。
まとめ
主人公の行動を選択して、世界を救うような、強くて立派な勇者を目指すもよし、小ズルくて、悪事ばかり働く勇者を目指すもよし、あなた好みの勇者をつくることができます。
そしてあなたのオリジナル勇者が、『王だぁ!』の世界を舞台に、どのように活躍するのか、または大暴れするのか、自分の勇者がどれほどの逸材かを見届ける事が出来ます。
戦闘について
『ボクも世界を救いたい』では、ザコ敵との戦闘は簡略化されていますが、ボスクラスの敵と出会った場合は戦闘に突入します。
ダンジョンのボスと遭遇したり、シナリオ中で戦闘に突入したり、イベントで敵と遭遇した場合、戦闘に突入します。
戦闘システム紹介(1)
HPが0になると戦闘不能になり、味方全員が戦闘不能になると負けです。
また、戦闘中の仲間の行動を選択することはできません。
仲間は自分で考えて行動をします。
戦闘終了後に、戦闘不能も含め、HP・MPは全回復するので、街などで回復する必要はありません。
戦闘システム紹介(2)
戦闘画面では、敵と味方の行動順を含めた、行動詳細を確認することができます。
戦闘はこの行動詳細通りに展開します。
敵の行動の順番は分かりますが、行動内容までは分かりません。
基本的には、敵の行動内容は分からないのですが、特定のスキルの働きで敵の行動内容を把握する事が可能になります。
その場合より有利に戦闘を進めることができます。
行動詳細画面の活用
行動詳細を確認することで、効率の良い戦闘をすることができます。
■敵をあと一撃で倒せそうだけど、自分もあと一撃でやられる、そんな場合に行動順を確認して、先手を取っていれば、回復せずに攻撃する。
■仲間のHPが少ない場合、仲間が回復魔法を唱える予定であれば、そのターンは自分は敵を攻撃する。
■敵が複数いる場合、敵の数を早く減らすために、仲間がどの敵を攻撃するか確認して、同じ敵を攻撃する。
魔法・スキルの活用(1)
戦闘に影響する要素として、魔法・スキルがあり、冒険の途中で、主人公は魔法やスキルを習得することができます。
魔法の一例
ヒール・・・対象のHPを小回復させます。
ストレングス・・・対象の攻撃力を強化します。
スリープ・・・対象を眠らせます。
コンフュージョン・・・対象を混乱させます。
サイレンス・・・対象の魔法を使えなくさせます。
スキルの一例
分析・・・ターゲットの情報を分析し、弱点を見つける。
ターゲッティング・・・仲間に攻撃してほしい敵を伝える。
おだてまくる・・・対象は強くなるが、敵の攻撃が集中する。
憎まれ役・・・憎まれ役を買って出る技術
忍びの口伝・・・直接攻撃を3回避ける事ができる
魔法・スキルの活用(2)
行動詳細画面に加え、魔法・スキルを活用する事で、より戦術的な戦闘を繰り広げることができます。
■仲間の攻撃をより効果的にするサポートを行うことが出来る。
例)仲間が敵を攻撃する前に自分がアクションを起こせる場合、仲間に攻撃力アップの魔法をかける。
■敵の行動は内容は分からないが順番は分かるため、先手を取った場合とりあえず動きを封じるという選択が可能。
例)ピンチの場面でいったん立て直しを図るために、敵より先にアクションを起こせるようなら、とりあえず敵を眠らせる。
■「敵の行動内容を把握できるスキル」を習得している場合、特定の仲間に攻撃が集中している事が分かったら、早めに回復をしてあげる。
例)敵の攻撃が集中した直後に、自分がアクションを起こせるようなら、そのターンで仲間を回復してあげる。
他にもスキルや魔法の組み合わせで、活用法は様々。
戦闘システム紹介まとめ
ちょっと変わった戦闘システムに、数々の魔法、スキルが絡み合い、戦術的な戦闘を繰り広げることができます。
敵が強ければ強いほど、戦術が重要になってくるかもしれません。
その場に応じた最善の行動を選択し、バトルを楽しんでください。
物語のはじまり(「憧れの勇者」シナリオ)
昔、村を抜け出して遊んでいた主人公は、村の外でモンスターに襲われる。
その危ない場面を勇者に助けてもらったのをきっかけに、主人公は勇者に憧れを抱き、自分も勇者になることを決意して旅に出る。
その旅の途中、様々な人と出会い、多くのモンスターと戦うことになるが、その一部をここでご紹介。
主人公
主人公(16歳)
プレイヤーが操作する主人公。
田舎で育った主人公は、ある日、勇者に命を救われる。
いつか自分も勇者になって、その勇者に会いに行くことを決心して旅に出る。
仲間になるキャラクター(1)
ガンス(17歳)
乱暴者として有名だったが、主人公に出会い改心。
熱血漢で猪突猛進だが、根は優しく、仲間を思う心が強い。
仲間になるキャラクター(2)
ミント(18歳)
町のパン屋で働いていたが、アイドルになる夢を追い求めて主人公の旅に同行する。
仲間にはならないが、主人公と関わるキャラクター(1)
ポックリ(27歳)
世界でも有名な勇者。
旅の途中で、彼の存在を知った主人公は、ポックリを追うことになる。
仲間にはならないが、主人公と関わるキャラクター(2)
ネイサン(22歳)
勇者会の受付嬢。
おせっかいな性格で、若い子が好き。
勇者会の職員として、主人公に助言を与える。
ダンジョンのボス(1)
がいこつ兵士
剣と楯で武装した、ネクロマンサーの魔法で動いているモンスター。
ダンジョンでの目撃例あり。
ダンジョンのボス(2)
ピクシー
官能的な風貌の妖精。
いたずら好きな性格で、昆虫のような羽根と触覚を持つ。
ダンジョンのボス(3)
ノーム
小ぶりのハンマーを持った地の精霊。
いたずら好きで、時折人間にも害を及ぼす。
身長は人間の子どもより低い。
ダンジョンのボス(4)
ドラゴン
大型の翼竜。
ダンジョンで目撃例があり、口から火を吐く姿が報告されている。
ダンジョンのボス(5)
巨大イノシシ
筋肉が発達した巨大なイノシシ。
全身が傷だらけで、牙が異様に発達している。
ダンジョンのボス(6)
ガーディアン
大型のゴーレム。
顔に赤く光る箇所があり、そこから魔法を発動する。
ダンジョンのボス(7)
ジルニトラ
封じられた魔龍。
封じられた神殿から漏れ出るオーラは、森を弱らせる。
特別編・シナリオに登場する強敵
エストラッテ
女魔族将軍。
翼を持ち、風を操ると言われている。
性格は極度のSだが、殺生は好まない。
これが全てではない
ここで紹介した以外にも、仲間になるキャラクター、主人公と関わる登場人物、ダンジョンのボスはたくさん存在します。
ぜひ、プレイして確かめてみてください。