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[TGS 2010]「龍が如く OF THE END」,新情報満載のクローズドシアター観覧レポートを掲載
ここで上映されている映像は,龍が如く OF THE ENDのインゲームシーンを確認できたり,ストーリーの一端が垣間見られたりと,まさに盛りだくさんのものになっており,龍が如くシリーズのファンなら必見の内容といえる。
ここでは映像から読み取れた内容をまとめて紹介していこう。ネタバレを多分に含むので,新鮮な気分で映像を見たいという人は気をつけてほしい。
なお,クローズドシアターがあるのは,キャバクラ嬢キャスト達の写真撮影が行える“お立ち台”の隣なので,うっかりすると見逃してしまうかもしれないのでご注意を。
また,残念ながらシアター内は撮影禁止だったため,場内の写真はない。この点はあらかじめご了承いただきたい。
龍が如く OF THE END 制作発表会詳報
龍が如く OF THE END ゲーム内容速報
気になるストーリーをチェック
舞台は2011年4月の神室町。最初に秋山 駿が登場したあと,別の場所でビルから一人の男が落ちてくる。その極道風の男はむくりと起き上がって近くの警官に噛み付き,現場はパニックに陥る。
舞台は変わり,おそらくは沖縄の「あさがお」にいるであろう桐生のもとに,1本の電話が入る。
その電話は,遥を誘拐したというもの。遥は桐生に向かい,「神室町が,神室町が壊れちゃう」と,意味深な言葉を伝える。
ゾンビであふれかえった神室町の各所では,ゾンビ対人間の激しい戦いが起きていた。ゾンビは真島吾朗のもとにも迫っていたが,真島は「まさかゾンビとやりあえる日がくるとはなぁ」と,この状況を楽しんでいるようだ。
ついに,ゾンビが出現した区域は巨大な壁で封鎖される。
封鎖区域の内側に閉じ込められた秋山のもとには,東城会直系真島組の末端構成員,長濱友昭(声:杉本哲太さん)が現れる。
場面が変わり,次に登場したのは,関西の龍こと郷田龍司。郷田は右手に仕込まれたガトリングガンで,ゾンビ達を蹴散らしていく。また,郷田のもとには,近江連合直系郷龍会三代目会長の二階堂哲雄(声・的場浩司さん)が現れるのだが,ここで二人の交わす会話が意味深である。
そして,桐生が登場。
この戦いにケリをつけるべく,神室町に再び足を踏み入れた。封鎖区域内でゾンビと肩がぶつかり,「どこに目ぇつけてんだ」と因縁をつけステゴロを始めるのは,「さすが桐生さんだ」と思わざるを得ない。
シーンは変わり,真島が桐生に向かい,「ゾンビになってしまうかもしれない」と衝撃の告白。ゾンビに噛まれてしまったことを明らかにしていた。
……そこで「龍が如く OF THE END」のロゴが出て,ストーリーを紹介する部分は終了。遥の誘拐の裏にはどんな陰謀があるのか,はたして真島はどうなるのか,神室町はどうなるのか,どれも非常に気になることばかりである。
登場キャラ&ゲームシステム紹介
まずは登場キャラクターについて。16日の記事でお伝えしているように,二階堂を的場浩司さんが,長濱を杉本哲太さんが,浅木美涼を栗山千明さんがそれぞれ演じることが,映像内でも紹介された。
ゲームシステムについては,要素ごとにまとめて紹介していこう。
今回は,この神室町最大の危機が,桐生,真島,郷田,秋山という4人の視点から描かれるとのこと。
神室町はソンビに感染した区域が封鎖され,それによって姿を変えていくので,エリア間の通行は困難になる。そこで,抜け道を使って封鎖されたエリアから脱出することになる。
本作はガンショットバトルと銘打たれており,4人の主人公達は,それぞれ異なる武器をメイン武器とする。メインビジュアルにもあるとおり,秋山の武器は二丁拳銃,郷田の武器は右腕に仕込まれたガトリングアーム,真島の武器はショットガン,桐生の武器はライフル(※おそらくは対戦車クラス)だ。
シューティングだとハードルが高そうと感じる人もいるだろうが,映像では「誰でも簡単に操作できる」と謳われていた。一方,自分で狙いを定めるような「エイミングモード」も存在し,ヘッドショットなども狙えるようだった。
武器は一つだけでなく,マシンガンや手榴弾など,さまざまな種類が存在し,それらを使い分けられるとのこと。また,桐生が基本武器からアサルトライフルに即座に持ち替えていたのが,個人的には気になったところである。
ちなみにクリーチャーには弱点があり,映像内で紹介されたクリーチャーの場合,腹の部分にあった赤い部位がフォーカスされていた。また,フィールドにある乗り物に乗れるようになっており,装甲車や戦車に乗って街中を走り回れるとのことだ。
もう一つ,本作においては「ヒートスナイプ」というシステムが用意されるが,これはシリーズの既存タイトルにおける「ヒートアクション」の代わりとなるもの。敵をまとめて倒したり,大ダメージを与えたりできるとのことで,映像では,タクシーに銃弾を撃ち込むというヒートスナイプが紹介されていた。
要注目の「相棒」システム
そして,注目の「相棒」システムについても,映像内で説明があった。
相棒システムとは,神室町の封鎖区域に仲間を連れていけるというもので,相棒と一緒に行えるヒートスナイプも存在する。映像では,秋山が手榴弾を投げ,真島がそれを銃で撃って巨大クリーチャーに当てるというヒートスナイプが紹介されていた。
先述した登場キャラクター達のなかには,単なる「物語を彩る脇役」ではなく,相棒にできるキャラがいるというわけだ。映像では,長濱や浅木が相棒になることが確認できたが,キャバ嬢を相棒にすることもできるようだ。
プレイスポットも健在で,温泉,卓球,麻雀,釣り,ゴルフ,ダーツ,クラブセガ(ゲームセンター)などが映像で紹介された。新しいプレイスポットとしては,パチスロが追加されることも明らかになっている。
カラオケもあるのだが,これはかなりのインパクト。紹介映像に出てきたのが,なんと真島である。しかも渋い演歌などではなく,本来なら遥が歌うような女子向けっぽいJ-POPを,ノリノリで歌っていた。個人的には,これだけで今回の映像は十二分に見る価値があると思えたほどだ。
もちろん,キャバクラは本作でも健在。龍が如く OF THE ENDに出演するキャバ嬢のうち,2名がクローズドシアターの前に常駐していたので,映像を見る前にチェックして,ぜひともゲーム内の姿と見比べてほしい。
そのほか,龍が如くシリーズおなじみのサブストーリーが用意されている点や,武器の改造が行える点あたりが,クローズドシアターで上映されていた映像の概要である。ひょっとしたら何か見落とした要素があるかもと不安になるくらい,見ごたえ満載の内容だった。
百聞は一見にしかず。本作が気になっていてTGS 2010の会場を訪れる予定の人は,ぜひセガブースのクローズドシアターを訪れてみてほしい。
龍が如く 公式サイト
- 関連タイトル:
龍が如く OF THE END
- この記事のURL:
(C) SEGA
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