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クリーチャーは出てこないの? Electronic Artsがインタラクティブコミック風のパズルゲームになった「Dead Space Ignition」の詳細を公開
7月8日に4Gamerに掲載されたニュースを読んで,「おお,『Dead Space 2』のプロローグが2010年内に遊べる!」とワクワクしていたファンの人々にとって,ちょっと肩すかしかもしれないが,Electronic Artsは7月20日に開催されたプレスイベント「EA Showcase 2010」において「Dead Space Ignition」(PlayStation 3/Xbox 360)の最新情報を公開した。それによると本作は,従来のDead Spaceシリーズとは趣のかなり異なる,カジュアルなパズルゲームになるという。
主人公は,The Sprawlでシステムメンテナンスを行なう,フランコという名の若いエンジニアで,彼が行うコンピュータへのハッキングなどがパズルとして登場するわけだ。現在のところ,「Hardware Crack」「Trace Route」,そして「System Override」という3種類のミニゲームが発表されているが,これらのパズルの結果でストーリーが分岐し,最終的に4種類のエンディングのどれかにたどりつくことになる。
イベントで紹介されたのは,Trace Routeで,これは横スクロール型のレーシングゲームになっている。プレイヤーは赤いワイヤーで描かれた自分のキャラクター(スパークと呼ばれる)を,AIにコントロールされた青いスパークよりも先に最終ポイントまで誘導するというもの。ブロックや壁などで進路がところどころが遮られており,それらにぶつかると移動速度が落ちるが,速度を上げるブーストなども途中に用意されていたりする。また,これら3種類のミニゲームには,それぞれ複数の難度レベルがあるとのこと。
ストーリーは,静止画と声優によるセリフで進められていき,フランコ以外にも「同僚であり彼女」といった雰囲気のキャラクターなど,複数の登場人物がいる模様だ。Dead Spaceらしいホラー要素やアクションとはいささか無縁な感じだが,Dead Space 2の前日談をどうしても知りたいという熱烈ファンなら,挑戦してみる価値はありそうだ。価格は未定だが,PlayStation NetworkとXbox LIVEで2010年末にリリースされる予定である。
Electronic Artsのプレス向けイベント「EA Showcase 2010」
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Dead Space Ignition
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