パッケージ
ラジアントヒストリア公式サイトへ
  • アトラス
  • 発売日:2010/11/03
  • 価格:6279円(税込)
  • Amazonで買う
  • Yahoo!で買う
読者の評価
84
投稿数:7
レビューを投稿する
海外での評価
84
Powered by metacritic
お気に入りタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

最近記事を読んだタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

LINEで4Gamerアカウントを登録
特集記事一覧
注目のレビュー
注目のムービー

メディアパートナー

ラジアントヒストリア

ラジアントヒストリア
公式サイト http://rh.atlusnet.jp/
発売元・開発元
発売日 2010/11/03
価格 6279円(税込)
ジャンル
レーティング
備考
その他
  • RSS
  • レビューを投稿する
  • このページのURL:
このゲームの読者の評価
84
グラフ
読者レビューについて
 4Gamer読者レビューは,読者の皆さんがご自身の判断で書いたレビューを掲載するためのコーナーです。掲載前には編集部で主に公序良俗面のチェックを行っていますが,掲載されている情報について,4Gamer.netが正確さの保証を行うものではありません。掲載情報のご利用は,読者の皆様自身の判断と責任で行ってください。
 なお,ゲームの評価を表す「GamerScore」は,投稿されたレビューの平均点を表示したものではありません。投稿の傾向を分析・考慮し,補正を加えることで,有用と思われるスコアを目指した形となっております。詳しくは「こちら」をご参照ください。
  • 前のページ前のページ
  • Pages: 1
  • もっと評価されるべき良作 90
    • 投稿者:Foudre(男性/30代)
    • 投稿日:2013/06/24
    良い点
    ・ストーリー
    ・音楽
    ・戦闘システム
    悪い点
    ・ストックの足音
    ・エルーカを使える場面が限られることによる弊害(人による)
    ・なぜDSなのか・・・・・
    ・キャラクターの年齢と見た目のギャップ
    総評
    近年稀に見る良作RPGだと思います。ストーリーは、普通に終わらせても泣けるし、ベストエンドで更に泣かされます。

    ・良い点
    ストーリーは歴史改変と言う点では王道ものです。ただ、白示録による歴史の改変にはある制限があり、これがこの作品内で起こっている世界の崩壊を根本的に(過去に起こった暴走)止められない要因にもなっています。その代わりに、サイドストーリーを進める事で問題を徐々に解決するようなシーンがエンディングに入るのが良いですね。

    主人公がなぜストックでなければいけないのかと言う説明もしっかりしていて良いです。唐突に世界を救う勇者はドラゴンクエストやファイナルファンタジーに任せましょう。
    これ以上ストーリーについて書くと、完全にネタ晴らしをしてしまうので、少しでも気になった方は手に取っていただきたい・・・・。



    音楽は下村陽子さん。近作は終始マイナー調の音楽が流れます。ピアノなどの音が本当に良く合います。
    一つ一つの楽曲が琴線に触れるというか、ゲーム音楽だけで終わるのが勿体無い!
    出来れば特典CD付を手にとってもらいたいですね。ピアノアレンジが実に素晴らしい。


    戦闘は独特なグリッドシステム。ただ単にぼかすか攻撃したり、魔法ぶっ放すだけだと余計な消耗が起こりますが、敵の位置を移動しながらまとめて攻撃をすると、コンボポイントが溜まっていることと相まってダメージ増加で一気に倒せます。これが楽しい。
    しかも合間に回復とかを入れると、コンボポイントが0になってしまったりと、コマンドの組み合わせも考えないと終盤きつくなります。
    中にはトラップスキルもあり、移動系スキルと合わせて通常の魔法攻撃以上に強力で凶悪なダメージをたたき出します。ただし、移動不可な敵には効きませんが・・・。
    また、コンボを重ねることでダメージ増加となるため、ターンを入れ替える機能を用いて敵とターンを交換も出来ますが、ターンを変えると、そのキャラは通常よりもダメージを大きく受けるというデメリットもあり、その辺の駆け引きも面白いです。


    ・悪い点
    気になるストックの足音・・。あんた仮にも諜報活動してるんだろ、、、といいたくなるくらいにSEが大きいです。存在感ありすぎです。そのうち慣れますが、キャラクター設定とのギャップが言い訳のしようも無い・・・・。

    仲間キャラのエルーカですが、戦線離脱期間が長いため、ラストで再度合流したときの他キャラとのレベル差が酷いことに。他のキャラも低レベルを維持するような進め方でもしていれば別ですが、普通に進めていたらかなり差が開きます。おまけにレベルアップを図れる場所も限られるという・・・。重要キャラなのになんと言う不遇。

    このゲームに登場するキャラクター、ストックが19歳、親友のロッシュが21歳、などなど、かなり若いキャラが多いですが、見た目とのギャップが酷い・・・。
    ストックが19歳はまだ良い、いや言いたいことはあるけれど。ロッシュは明らかに30〜40だわ・・・。ゴツイ上に老けてる歴戦の猛者、なのに21歳って・・。せめて20代後半にしてほしかった。
    ストックも設定上仕方ないのかもしれないけれど、あの落ち着き方はとても19には見えません。


    そして、他のハードで作れなかったのかといいたくなるボリューム。もう少しボリュームがあれば、もっと肉付けしたり、ベストエンド後の話を少しだけ映したり出来ただろうに・・・。まぁ今時2DドットをPS系で出しても売れないだろうけれど。
    もしも権利を買い取ることが出来たら、有り得そうなストーリーを付け足したりして再開発したくなるレベル。いや、そんなお金もプログラミング能力も無いけどね。
    まぁ、この容量、ストーリー展開だからこそ、クリア後に余韻も残ろうというものですけどね。



    とにかく、ひたすら惜しい今作。今なら安く出てますし、ぜひ手にとって、ベストエンドまで進んでほしい。怪しさマックスのハイスすら魅力的に見えますよ。
    プレイ時間
    40〜60時間
    グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム
    3 5 5 5 4
  • RPGでなければもっと評価は高かった 60
    • 投稿者:toremo(男性/40代)
    • 投稿日:2013/03/11
    良い点
    最近珍しくなった歴史改変もの。ストーリーは綺麗にまとめてあるし、雰囲気もいい。
    主人公の年齢も高めで落ち着いた感じ。
    悪い点
    戦闘全般。
    難易度的には問題ないが、とにかく爽快感が皆無でかなりの作業感。攻撃力と敵のHPのバランスが悪く、地味に細かなダメージを重ねて倒さなくてはいけない。
    武器などもバリエーションが少なく、成長させる喜びも全くない。
    パズルっぽい戦闘で手間かけさせた割に、終盤には結局範囲攻撃頼み。
    総評
    ワゴン入りは妥当。RPGで一番時間を要する箇所が単調でつまらない。
    特に難しくもないのに、途中で投げたという人が多いのも頷ける。
    ストーリーや音楽が良いだけに、RPGとして出たことが残念。
    プレイ時間
    10〜20時間
    グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム
    3 4 2 3 3
  • もっと評価されていい作品 90
    • 投稿者:おたる(男性/50代)
    • 投稿日:2011/07/12
    良い点
    ・キャラクター設定がしっかりしていてそれぞれのキャラクターが生きている感じがする。
    ・音楽、エンディング時に流れる曲がとてもよい。
    ・ストーリーがしっかりしている。王道といば王道。でもそこがいい。
    ・エンディング時に後日談がありそれが楽しい。
    ・キャラクターの動きで表情が伝わってくる感がありグラフィックが全てじゃないと思わせてくれる。
    ・戦闘も少し考えれば有利に戦えるという適度な難易度。
    悪い点
    ・きっかけがわかりづらいサブストーリーが結構ある。
    ・またサブストーリーでしか手に入らない攻撃等があり難易度に差が出る。
    総評
    発売当時は全く気にもとめずにいたソフトですが
    価格が安くなっていたこともあり購入してみたらとてもよくできた作品でした。
    個人的にはこういうグラフィックもありだと思ってます。
    また真のエンディングらしきものがあるが一度自力でクリアした後でいいので攻略サイトを見てでも是非見て欲しいです。
    サブストーリーのきっかけや真のエンディングの条件等は自力で見つけるのはなかなか難しいでしょう。

    それにしても本当にキャラが生きてる。
    真のエンディングで感動した私がいます。
    未プレイの方は是非やってみて欲しい一本です。
    プレイ時間
    20〜40時間
    グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム
    4 4 4 5 5
  • 地味だが間違いなく名作 90
    • 投稿者:semipop(男性/30代)
    • 投稿日:2011/05/08
    良い点
    ・国家間の争いから民族の共存までを王道展開ながら綺麗にまとめているストーリーに感動させられる

    ・時を戻し、やりなおすことで歴史を修正するというシステムを持ったシナリオはプレイヤーにゲームをする強い動機を与えている

    ・真エンディングがあり、泣かせてくれる

    ・サイドストーリーも豊富で内容も良い

    ・音楽は名曲揃い

    ・2Dグラフィックは職人技レベル

    ・3×3のマス目をうまく使いながら戦う戦闘はシンプルながら斬新。戦略性もあって奥深い。
    悪い点
    ・足音がうるさい
    総評
    DSソフトの2Dゲームということで、まるで古き良きSFCのRPGの様。
    ただ戦闘が斬新なおかげで新鮮な気持ちでプレイできる。
    全体の完成度が高く、悪い点は足音のうるさいことのみだった。

    また下村女史によるBGMはシンプルながらせつなく心に残る。ピアノアレンジ版が初回特典に付いてきたので嬉しかった。

    プレイするなら是非とも真ENDを観てほしい。
    達成感とともに救われた気持ちになるはず。
    プレイ時間
    40〜60時間
    グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム
    4 5 5 5 5
  • 近年稀に見る良作 95
    • 投稿者:cuts(男性/40代)
    • 投稿日:2011/03/30
    良い点
    ■練りこまれた秀逸なストーリー
    広い意味で命をテーマに、現在と過去を行き来するストーリーが良く練られている。
    かといって重たい話ではなく、テンポよく進むのでグイグイ引き込まれる。
    歴史改変の為に過去へ戻るのが、実際はストーリーに沿った進行なのに、
    随所に張られた物語の伏線を自分で回収する様な面白さを感じることができる。

    またメインの流れ以外で用意されたサイドストーリーも多々あり適度なやり込みができる。
    メッセージの早送りができるので、過去に戻った時など同じイベントを見る時でもストレスが少ない。

    クロノ・トリガーなど時間移動系のストーリーが好きな方には無条件におすすめ。

    ■キャラクター
    どのキャラクターも個性があり、誰一人欠かせない。
    またストーリー上でもバランス良く入れ替わるので、
    「あのキャラ育ててなかったからレベル上げしないと・・・」という事もほとんどない。
    主人公にも性格付けはしてあるが、ストーリーの要所要所での選択を
    プレーヤーが選択するので、いわゆるムービーゲーの様な感覚はない。
    主人公が喋りキャラの魅力を前面に出すFF系と、
    一切喋らないがプレーヤーの没入感が魅力のドラクエ系を、
    上手くミックスさせているイメージ。

    ■適度な難度のバトル
    雑魚もそれなりの数、それなりの強さで良いされており、簡単には倒せない。
    反対にレベルが低くても工夫次第では倒せる様にできている。
    シンボルエンカウント方式なので、ストーリーを追いかけたい時や
    早くセーブしたい時にはバトルを回避することもできる。
    ファミコン時代ほどの長さではないが、適度な長さのダンジョンも用意されていて、
    終盤でレベルが高くても苦戦を強いられることもある。
    ターン制だが攻撃順を入れ替えることができる。
    単体でさっさと攻撃して倒すも良し、あえて敵の攻撃を優先させた後で仲間とコンボを決めるも良し、
    戦況に合わせて自分なりの戦い方が選べる。

    ■BGM
    アトラスらしい独特の世界観を演出する良い楽曲ばかり。
    思わず口ずさみたくなる様なメロディ。

    ■グラフィック
    3Dと2Dが違和感なく上手く組み合わさっている。
    背景は3Dで作られているが、キャラクターなど動くオブジェクトは2Dのドット絵なので、
    3D特有の軽さ(重量感のなさ)がない。
    悪い点
    ■ストーリー
    早送りできるとはいえ、攻略ややりこみの為に同じイベントを見るのが少しストレスかも。
    早送りに加えてスキップ機能があっても良かったかも。
    また、良く練られた壮大なストーリーと世界観に対し、世界自体が狭い。
    ゲームボリューム的には適度かもしれないが、もう少し広い世界の方がストーリーには合っていたかも。

    ■キャラクター
    自分は気にならなかったが、キャラ絵が固定なので、
    不満に感じる人はいると思う。

    ■バトル
    演出が地味め。その分テンポは良い。
    好みが分かれるところだと思う。
    クラシックRPG好きの自分としては気にならなかったが、
    今の演出が派手なRPGが好きな人には物足りないと思う。

    ■BGM
    曲数が少ない。
    また主人公の足音は余計だった気がする。せめてもう少し小さくていいんじゃないかと。

    ■グラフィック
    ドット絵のパターンが少ない。斜め移動ができるからには、斜めのドット絵も用意すべき。
    またバトル時のドット絵は良いが、移動時のドット絵にちょっと違和感がある。
    ラウルやストックが常に口を開けてる様に見える。
    バトル時などで表示されるキャラ絵の縮小ドット絵が、キャラ絵の単純縮小で、
    そのサイズに最適化されていないので、例えばストックの目が
    白目のとこも緑に見えたりしてちょっと気持ち悪い。
    という様な粗いところが散見されて残念。
    総評
    もう手詰まりと言われるクラシックRPGでもまだ面白いゲームが作れるのかと感じられる
    非常に良く出来たすばらしいゲーム。
    美麗なCGも荘厳なBGMもないが、それでも面白いゲームは作れると示してくれている。
    このまま埋もれてしまうにはあまりにも惜しい作品です。
    昔からのゲーマーは買って損はないと言い切れる。
    続編も期待したい。
    プレイ時間
    20〜40時間
    グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム
    4 4 5 5 5
  • 埋もれるには惜しい完成度 85
    • 投稿者:彰洋(男性/40代)
    • 投稿日:2011/02/16
    良い点
    ○白示録が便利
    回帰録と言える白示録で歴史のifやフラグ分岐を潰していくシステムが秀逸。
    フラグ管理そのものを楽しむJRPとの相性が抜群で、攻略本やWikiがなくとも白示録を見ればクエスト進行度や分岐点を容易に確認できるし、セーブデータを複数作ってイベント毎に管理する必要もほぼ皆無。
    また、その性質上『運命の輪』に酷似しているが、白示録が物語の根幹に位置している為、回帰というシステム自体が物語に没入する手助けになっている。

    ○プレイフィールが快適
    豊富なイベントは全スキップ、高速再生が可能で繰り返しが辛くない。
    ポータルも多く、ボタン一つで一切エンカウントせずに移動が出来る。MAP構造も寄り道の幅を持たせつつ、目的地は常に近いところにあるといったデザインが秀逸。
    戦闘シーンは一見すると素朴だが、レスポンスが良くサクサク動く為にストレスが皆無。レベルも上がりやすいのでレベル稼ぎといった苦行が必要無い。

    ○戦闘が面白い
    レベルを上げてしまえば単純なパワーゲームになるが、エンカウント回避を使って低レベルで進めると歯応えがある難易度に。
    コンボ数・属性補正、前・中・後列のダメージ倍率など、細かい設定がある為に2手先、3手先を考えるのが面白い。
    また状態異常やbuffの殆どがアイテムで行える為、アイテムの有用性がとても高い。

    ○キャラクター
    良く言えば大人しいキャラクターが多いので、物語を追うことに集中できるのが素晴らしい。
    キャラクターに振り回されて物語性が破綻したり希薄になることがない為にテンポよく進行していく。
    悪い点
    ×演出が地味すぎる
    ボイス無しのRPGをプレイしたのは何年振りだろうか。掛け声のようなSEすら無いので地味な感は否めない。
    イベントシーンはバストアップの会話中心だが、1キャラにつき絵が1枚しかない。
    主要キャラクターは、イベントでの汎用性を重視した為か無表情な顔が多く、興醒めしないと言えば嘘になる。
    笑顔で悲痛な叫びをあげる少女や無表情で喜び合う仲間達など、プレイしていて混乱するシーンもあった。
    戦闘もレスポンスの良さは評価できるが、派手な演出やエフェクトは殆ど無い。
    唯一無二のLv3マナバーストは、大抵Lv1マナバーストに食われて出番は無いし、あったとしてもボイスが一切無いので地味すぎる。
    コンボを組み立て、威力や報酬にボーナスを得た上で、演出技で〆るといったVPに比べると何段階か改善の余地はあると思う。

    ×若干惜しいところ
    攻撃スキルは多種多用だが、威力値が表示されていないのでスタメンを変えたときなどに混乱を来たす。
    過去に戻るとその時点で仲間になってないキャラクターの装備が自動で外れない為に白示録使用前に手動で外さなければならない。アクセサリは自動で外れて良かったのでは。
    敵のウィークポイントは一度調べたら常に表示されていて欲しい。敵所持アイテムやドロップアイテムなども表記が欲しかった。
    戦闘時のカーソル位置が、敵にターンが渡るとリセットされ、自ターンが継続すると記憶。リセットか記憶か統一するか選択できるようにして欲しかった。
    タッチペンでの移動がとても楽なのは素晴らしいが、エンカウント回避を覚えるまでは左利き専用に近い。
    ダンジョンでのパズル要素が無く、白示録でのミステリ要素が薄い。クロノのような時代移動が出来ないのは仕様としても、ドラスティックな展開や発展・育成要素などが欲しかった。
    一部の回収済みフラグを未回収にできない為に、繰り返せない悲劇がある。
    総評
    全クリア済みでの評価になります。
    他の方もおっしゃってますが、とにかく手触りがいいのが特徴です。
    レスポンスの良さや豊富なポータル、さくさく進むイベントや短いロードなど、丁寧に作りこまれていてストレス要因が殆ど見当たらないのが素晴らしいです。
    素朴ですが素性の良さというか、品質の高さを感じさせる作品で触っていて感心しきりでした。

    システムが良く出来ているので、些細な点に感じられますが、帰納的な白示録で歴史を改変する事とシナリオの妥当性の両立は根本的に不可能ですので、そこを許容できるかどうかが好みがわかれる点とも言えます。個人的には、終盤の主人公の考え方には全く共感できず感情移入は殆ど出来無かったのですが、それすら些細な点に感じられました。

    この作品には、据え置き機やPCに代表される素晴らしい映像美も、5.1chで奏でられる荘厳かつ臨場感に満ち溢れた音楽も、リアルタイムレンダリングやアニメーションなどで描かれた表情豊かなキャラクター達も存在しません。
    しかし、不快感が徹底的に排除されたデザインは間違いなく傑出した完成度を誇っており、ゲームの面白さとは何かということを改めて考えさせられるほどの快適さでした。
    ストレスに晒されることの多いオールドゲーマーやゲームそのものに時間が余りとれないライトユーザーに是非プレイしてもらいたい作品です。
    プレイ時間
    20〜40時間
    グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム
    1 2 5 3 2
  • こういう丁寧な良作が出てくるからゲームを止められない 80
    • 投稿者:ふわわ(女性/40代)
    • 投稿日:2010/12/06
    良い点
    ○ストーリー
    キャッチコピー”死亡フラグをへし折るRPG”の通り、物語全般に生死が関わってきますが重すぎず暗すぎず程良い雰因気。
    歴史を改変するため二つの世界と時間を行き来する物語は、時間移動を軸としてとことん練られており、あの時の行動があれに繋がるのか…と思わず感嘆する展開も。本編はテンポ良く進み、サブストーリーもサブに終わらず本編に絡み味を深めてくれてます。ラストに全てのフラグが終結する最近珍しい後味の良いストーリーでした。

    ○システム
    最大の特徴の”白示録を使った時間移動による歴史改変”。
    他のゲームでも物語上で過去に飛んだり未来に飛んだりする事がありますが、それらと一味違った趣。ある程度の縛りはあるものの移動タイミングは自由で決められる為、過去に戻りイベントを見直したりアイテム収集が可能。他にもイベントスキップ・会話スキップ・適度な移動ポイント・手軽な戦闘回避手段(本編をある程度進めないとできない)がある等、繰り返し同じイベントを見る前提でストレス軽減手段がある点が良かったです。

    ○戦闘
    シンボルエンカウントで、非リアルタイムのコマンドターン制バトル。
    3×3上の敵を強制的に移動させコンボを決めていくわけですが、結構敵の攻撃が痛いので通常攻撃のみだと雑魚戦でさえ苦労する事があったりします。如何に効率良くコンボを決めるか試行錯誤がなかなか面白いです。

    ○BGM
    曲数は多くないです。私的にボス戦とED曲がお気に入り。

    ○グラフィック(悪い点でも記載)
    地味です。でもドット絵好きなので大歓迎。

    ○キャラクター
    最初は主人公達、あまり好きじゃなかったです(好きな人ごめんなさい)
    でも物語を進むにつれ徐々に彼らの生き様に惹かれていきました。本当に良い主人公でしたストックさん。サブキャラも含め誰一人欠けていたらEDには辿り着けない。ああ、生きているなと感じさせてくれるキャラ達ばかりでした。
    悪い点
    ○イヤホンだと…
    SEの足音が少々大きい気がします。

    ○グラフィック(悪い点として)
    良い点でも触れましたが、DSということもあり戦闘含め派手さはありません。
    敵も味方も大概同じ動作で、唯一必殺技にあたるマナバースト第3段階に至りキャラがそれなりに動きますが、頻繁に使用できませんので見る機会は多くなかったりします。
    キャラ絵も固定ではなく、色んな表情が見たかったです。

    ○繰り返しプレイ
    システム上仕方ないですが、イベント・会話はスキップできてもフィールド移動は省略できないので、そこら辺が面倒でした。

    ○サブストーリー進めないと戦闘に支障が…
    サブストーリー後に貰えるスキル。これらがあるとないとで難易度が段違いです。
    それだけサブもやりなさいという事なのだろうが、それにしてはサブストーリー自体見つけにくいものもあり、もう少し本編の方で手に入るようにして欲しかったかも。
    総評
    完全クリアまで32時間。CMに惹かれて購入しました。大満足です。
    細かなアラを探せば多々あれど、全体的に丁寧に作られており、制作者の「快適に楽しんでもらおう」という意図が随所に感じられます。

    一見ありがちな時間移動ものを、白示録システムで斬新に、時に王道に展開させ、歴史改変していく流れは秀逸。
    プレイヤーは二つの世界の時間を行き来していく中、常に選択が迫られました。結果バッドエンドになり後悔した事もしばしば。しかしそれらに無駄なものは何一つなく、全ての行動と決断が物語に刻まれ最終章に紡がれていく…。完全クリア後の達成感は言葉に出来ません。ネタバレになるので詳しくは言えませんが、とにかく良い主人公でした。お疲れ様と伝えたい。


    シリーズ作品以外からこういった丁寧な良作が出てきた事、嬉しく思います。
    そしてRPGファンのみならず、興味を持った方にも是非プレイをお勧めします。
    プレイ時間
    20〜40時間
    グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム
    3 3 4 5 5
  • 前のページ前のページ
  • Pages: 1
レビューを投稿する

4Gamer読者レビューは,皆さんがプレイしたゲームを評価するという読者参加型のコンテンツです。投稿されたレビューは,4Gamer.netに掲載されるほか,「読者の皆さんの評価」である「GameScore」の算出に利用されます。

レビューを投稿する
AD(最終更新日:2023/05/09)
ラジアントヒストリア
ビデオゲーム
発売日:2010/11/03
価格:¥4,128円(Amazon) / 3143円(Yahoo)
amazonで買う
Yahoo!で買う
スペシャルコンテンツ
注目記事ランキング
集計:12月17日〜12月18日