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[Gamescom]ケーブル1本でLANプレイを楽しめる「Torchlight 2」のCo-opをプレイしてきた。「Diablo III」の真逆をいく異母兄弟のデキはいかに?
“Diablo風ゲーム”と呼ばれることも多い前作の「Torchlight」だが,Runic Gamesを率いるマックス・シェーファー(Max Schaefer)氏といえば,弟のエリック・シェーファー(Erick Schaefer)氏と,友人だったプログラマのデイビッド・ブレヴィック(David Brevik)氏とともに,Blizzard North(Diabloを開発したBlizzard Entertainmentの開発スタジオ)の前身となるCondorを創設したメンバーであり,「Diablo」ではアートやデザインを担当した実質的な“生みの親”でもある。つまり,考え方によってはTorchlight 2は,「Diablo III」の異母兄弟,ともいえるわけだ。
実際,LANでのCo-opの手続きも至って簡単で,筆者がゲームを起動させて,オープニングメニューにあるLANボタンを押し,相手に送られたお誘いがクリックされたら,STARTボタンを押すだけというもの。まさにケーブル1本で,どこでもいつでも楽しめるという感じで,コーヒーショップや飛行機の中でもいとも簡単にCo-opができる勢いだ。
Torchlight 2のゲームグラフィックスは,前作以上にカラフルになった印象で,画面でのホラー要素の欠如がDiabloとは一線を画す部分である。グラフィックスエンジンは,前作のものを改良しており,画面は多少派手になったものの,本作をプレイするのに必要なPCのスペックは,前作とまったく変わりはないという。この秋に発売で,価格はまだ決定していないそうだが,おそらくこちらも前作同様に初期販売価格が19.99ドルから29.99ドルになるだろうとのこと。とにかく,さまざまな面で導入障壁が低く作られているのである。
Torchlight 2の世界感だが,そのタイトルともなっているTorchlightの町が前作のエンディングで破壊されてしまっているため,今回は新たな主人公達がより広い世界での旅をすることになる。3つの街をハブとした,3つの地域でプレイするのだが,ひたすら潜り続けるダンジョンばかりでなく,町の周囲にあるオープンエリアでもプレイできるのが大きな変更点となっている。昼夜の時間変化もあるほか,ところどころにランダムでクエストをくれたり,アイテムを売買すしたりするNPCが出現し,ゲーム世界は格段に広がりを感じさせるものになっていた。
新たに用意されたプレイアブルキャラクターは4種類で,素早い動きのOutlander,タンク系のBerserker,そして水蒸気系兵器を扱えるEngineerに加えて,未発表のものがもう1クラスあり,今回は男性と女性形がそれぞれに用意されている。今回は試すことはできなかったものの,容姿までカスタマイズを可能にすることで,Co-opプレイでも他人のキャラクターと見分けやすくなっている。
アクション部分に関しては,前作とはそれほど変わらないものの,スケルトンの一群が井戸の中から這い出てきたりと,「Diablo III」を意識したような演出もある。不必要なアイテムを街に運んで自動的に売却してくれるペットも,前作の犬と猫に加えて複数登場する見込みで,今回筆者が利用したキャラクターではフェレットがお供についていた。
- 関連タイトル:
トーチライトII
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