フリューは本日(8月26日),PSP用ソフト
「つくものがたり」を,
2011年1月27日に発売すると発表した。価格は6090円(税込)。
本作は,
「妖界」(ようかい)と呼ばれる世界から人間界に侵入し,悪事を働く
“妖”(あやかし)と戦いを繰り広げるアドベンチャーRPGだ。
ゲームの主人公(=プレイヤー)は,ひょんなことから妖が見える“能力者”になった主人公,石神優斗。極秘組織「妖対策室」の一員として,妖が引き起こす事件の数々を解決すべく,バトルを展開することになる。
本作は,石神優斗が通う「修藝館高校」(しゅうげいかんこうこう)を舞台とする
アドベンチャーパートと,妖と戦う
バトルパートで構成されている。
前者では,校内にいる多数のキャラクターとの会話を通じて情報を収集し,ストーリーを進行させていく。
また,古い物に憑依し,人々を守る
「付喪神」(つくもがみ)を呼び出すために必要な,「憑代」(よりしろ)と「言霊」(ことだま)を集めることも重要だ。
というのも,後者のバトルパートでは,この付喪神がプレイヤーの心強い味方になってくれるからだ。
妖対策室のメンバーは,“妖対策室専用携帯電話”と呼ばれる端末を所持している。アドベンチャーパートで入手した憑代や言霊を組み合わせ,この端末から送信することで,さまざまな付喪神を呼び出せるという。
アドベンチャーパートやバトルパートの詳細な情報は,後日あらためて公開される予定なので,本作に関心を持ったという人は続報を楽しみにしてほしい。
以下に,今回公開された資料を引用しておくので,本作の独特の舞台設定や,ゲームに登場するキャラクター達の情報に目をとおしておこう。
●プロローグ
凶悪犯罪が増加し続ける現代。
その原因は、「人間界」とは違う「妖界」(ようかい)からやって来た異形のモノたちだった。
授業中、突如暴れだしたクラスメイトに突き飛ばされ、
3階の窓から転落してしまった主人公、石神優斗。
奇跡的にかすり傷で済んだがその日から
妙なモノを目にするようになる。
それは、妖(あやかし)と言われるモノの類。
その時こそが、彼の中に眠っていた能力が開花した証だった。
●世界設定
妖(あやかし)
「妖界」(ようかい)と呼ばれる、現実世界とは違った世界に棲むモノたち。
現在では現実世界と妖界を行き来することは出来ないが、かつて社会(人間界)と自然(妖界)が近しかった時代は、多くの妖が両方の世界を行き来していた。
その後、社会の発展と共に両世界を繋ぐ扉は閉ざされたが、一部の妖は現実の世界に侵入し、様々な事件を引き起こしているらしい。
▲妖「鎌鼬」(かまいたち) |
▲妖「豆狸」(まめだぬき) |
▲妖「笑般若」(わらいはんにゃ) |
付喪神(つくもがみ)
現実世界に広く散らばって、古くなった物品に憑き、この世界と人々を護るモノ。人に害を与える「妖」(あやかし)とは表裏一体の存在。
実体を持たず、通常はその姿を見ることができないが、「召還」という手段を用いて憑く物」から引き剥がす事で実体化する。
実体化しても通常の人間には見えないままだが、ごく稀に存在する【能力者】にだけは見えるようになる。
▲付喪神「絵馬」(えま) |
▲付喪神「瀬戸大将」(せとたいしょう) |
▲付喪神「鈴彦姫」(すずひこひめ) |
妖対策室(あやかしたいさくしつ)
本作の世界では、妖界から人間界に侵入してくる妖によって、様々な事件や事故が日々起こっている。ただし、それらは一般的な事故、事件として処理されており、世間に妖の存在が知られることは一切ない。
しかし、世界の至る所で「妖対策室」という組織に属する妖が見える人間【能力者】が秘密裏に妖と戦っており、人間界を妖界から護る防波堤となっている。
「妖対策室」の存在、組織の全容は極秘となっており、一切の情報は外部に知られることはない。また、妖との戦いで生じる爆発や建物の崩壊は、事故や地震などの自然現象として一般的には伝えられている。
▲芸能科の担任・安倍彩香も、実は「妖対策室」のメンバー。 |
▲ある事件をきっかけに主人公の能力に気づき、妖対策室に引きこむ。 |
▲学園内でも、不可解な事件が起こる。 |
修藝館高校(しゅうげいかんこうこう)
主人公たちが通う、全寮制の高校。「特進科」「芸能科」「スポーツ科」で構成されている。
江戸時代に、芸能伝承の拠点として作られた芸小屋が学園のルーツ。
「やる気重視」のため入学試験に実技試験がなく、生徒は個性豊か。だが、芸事に興味がないのに芸能科、運動オンチなのにスポーツ科という生徒も中にはいる。
自由な雰囲気で自主・自立が基本ながらも、校内での携帯電話の所持・使用は禁止となっている。
●ゲームシステム概要【ゲームの流れ】
「つくものがたり」は学園内を探索して情報収集したり、付喪神を召喚するための「憑代」や「言霊」を集めるアドベンチャーパートと、召喚した付喪神と共に妖と戦うバトルパートで構成されています。
アドベンチャーパート
アドベンチャーパートでは、修藝館高校の校内を探索します。
※詳細は次報で紹介します。
(1)情報収集
他の生徒と会話して、ストーリーを進行させます。妖によって事件が引き起こされたり、主人公が選択を迫られる場面があります。
▲何気ない会話に事件の情報が隠されている場合も。 |
▲選択によっては、後々で有効な情報が入手できる場合もある。 |
(2)「妖」との戦闘準備
妖と戦う為、付喪神を召喚する材料を収集します。召喚するための材料は、大きく2種類「憑代(よりしろ)」(写真)と「言霊(ことだま)」(言葉)があり、これらを組み合わせることで、様々な付喪神を呼び出すことが出来ます。
▲会話の中から「言霊」が憑いているキーワードを見つけ出す。 |
▲妖しい場所は携帯で撮影して、憑代を入手。 |
バトルパート
バトルパートでは、召喚した付喪神と共に妖と戦います。付喪神は、「憑代」と「言霊」を携帯電話で送信することで召喚されます。
※詳細は次報で紹介します。
▲写真を撮影して入手した「憑代」と、 |
▲「言霊」を合わせることで、様々な付喪神が召喚可能。 |
妖対策室専用携帯電話
一見して携帯にしか見えないが人間が妖に対抗する為の機能が詰まっている。「妖対策室」の人間は全員1台を所持している。
個々に様々な人格・個性を持つ。様々な方法でプレイヤーの手助けをする。
▲石神の携帯に降ろされている付喪神は「クタベ」。 |
▲携帯から「憑代」「言霊」を送信することで付喪神を召喚。 |
●キャラクター紹介
石神 優斗(いしがみ ゆうと)(主人公・プレイヤー)
内に秘めた正義感を持っているが、それが全く伝わらない本作主人公。
「なんだかオレ、とんでもない事しちゃったみたいですね…。」
学年:2年
学科(コース):芸能科
部活:三味線部(ただし幽霊部員)
好きなモノ:昼寝
苦手なモノ:勉強・努力
正義感は人並みにもっているが、それを前面に出すのは「柄じゃない」ようで気が引ける本作主人公。
自信のなさが温厚な表情を作るので、男女ともに受けはよく交友関係は広く浅く。でも、クラスの中では「空気」状態?
ある事件をきっかけに、妖が見える「能力」を持っていることがわかり、「妖対策室」の一員として戦うことになる。
クタベ(くたべ)(CV:加藤英美里)
携帯ガジェットに棲んでいる、主人公の頼れる(?)パートナー。
「妖が出るとなれば、夜、これからでありんしょう。」
学年:
学科(コース):
部活:
好きなモノ:おしゃべり
苦手なモノ:物や伝統を大切にしない人
主人公と一緒に妖を退治するパートナー的存在の付喪神。
主人公の携帯の中に棲んでいて、その声は他の人間には聴こえない。
おしゃべりが大好きで、主人公と下らない話で盛り上がってしまう事もしばしば。
安倍 彩香(あべ あやか)(CV:小林ゆう)
「癒し系」?否、「癒せ系」
クラスを統べる女王様系女教師。
「話は以上でおしまい。わかったら、とっとと行って来なさい!」
学年:
学科(コース):芸能科担任
部活:
好きなモノ:イケメン テストの作成及び実施
苦手なモノ:苦情を言ってくる面倒な保護者
芸能科の担任を務める、女王様系の女教師。
実は「妖対策室」のメンバーで、主人公の”能力”を見抜いて、妖対策室に引き込む張本人。
クタベと結託して、主人公にしばしば無理難題を押し付ける。
皆見 遙香(みなみ はるか)(CV:堀江由衣)
真面目で努力家の、スポーツ科から転入してきた同級生。
「ううん、気にしないで。お役に立てたみたいで私も嬉しいし。」
学年:2年
学科(コース):芸能科
部活: 元新体操部
好きなモノ:新体操 ファッション全般
苦手なモノ:足がたくさんある生き物(虫とか)
手首のケガのため泣く泣く新体操を諦め、2年始めからスポーツ科から芸能科へ移籍した努力家の少女。
真面目すぎる性格のため、1つの事に集中すると、周囲が見えなくなって暴走することも…。
伊狩 恵美奈(いかり えみな)(CV:釘宮理恵)
勉強も芸事も一通りこなせる、ちょっと引っ込み思案な優等生。
「授業にも出ないで何してたの? もう、先生に言うからね!」
学年:2年
学科(コース):芸能科
部活: なし
好きなモノ:読書
苦手なモノ:いい加減な人
勉強や芸事は、何でも広く浅くそつなくこなす優等生。
だが、特別に秀でたモノはないので、自分を「器用貧乏なだけ」と思い込んでいる節がある。
基本、自己主張が苦手なのだが、主人公にはキツい一言を浴びせることもしばしば。
倉科 珠希(くらしな たまき)(CV:田村ゆかり)
礼儀正しくて、三味線が得意な下級生の女の子。
「私はいいんです、先輩が無事ならそれで♪」
学年:1年
学科(コース):芸能科
部活:三味線部
好きなモノ:音楽 落語 テレビドラマ
苦手なモノ:おばあちゃんの小言
主人公にほのかな憧れを持つ新入生。
祖母から手ほどきを受けた三味線の腕はセミプロ級で、譲り受けた三味線を大事にしている。
伊東 博嗣(いとう ひろし)(CV:中村悠一)
スポーツ万能、質実剛健。曲がったことが大嫌いな熱血漢。
「攻撃は最大の防御? でも、先に手を出すなんて駄目だ。」
学年:2年
学科(コース):スポーツ科
部活:剣道部
好きなモノ:運動 ラジオ
苦手なモノ:嘘
主人公と小中学校からずっと一緒の親友。
スポーツ万能だが、特に剣道は有段者で得意中の得意。
人当たりがいいので表には出さないが、不良やチャラい男は軟弱者だと嫌っている所がある。
古森 賢児(こもり けんじ)(CV:下野紘)
噂話と女の子にしか興味がない、口先だけのトラブルメーカー。
「オレに折り入っての頼みだ? 何か事件の予感がするじゃねーか!」
学年:2年
学科(コース):芸能科
部活:なし
好きなモノ:ゴシップニュース ときめき
苦手なモノ:お説教 勉強
“どうでもいい話”をいつも振ってくる悪友。
地元で目をつけられすぎて、全寮制の学校に逃げ込んだとの噂。
見た目は不良を装っているが、実は軟派で、校内の噂話と女の子にしか興味がない、いわゆる口先番長。
●キャラクターデザイナー紹介
フカヒレ
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「つくものがたり」のキャラクターデザイナー、フカヒレさんのご紹介です。
全てのキャラクターデザインはもちろん、ゲーム中のイベントグラフィックや、パッケージ等のイラストを手がけられています。
Profile
1987年生まれ。北海道出身。
女の子を描いている時がとても幸せ。
商業の大きい仕事は今回が初めてなので、緊張しています…!
Message
はじめまして、フカヒレです。
昔から学園モノのお話が大好きだったので、このゲームに関わることができて本当にうれしいです。
魅力的なキャラクターがたくさん出てくるゲームなので、日々手探りしつつも楽しく描かせていただいています。
どうぞよろしくお願いします。
●全キャスト紹介
「つくものがたり」で演じて頂いているキャスト(声優)を、一挙に公開します。
まだ未公開のキャラクターに関しては、順次情報公開する予定です。
公開キャラクターキャスト ※カッコ内はキャラクター名
小林ゆう(安倍彩香) 加藤英美里(クタベ) 釘宮理恵(伊狩恵美奈) 堀江由衣(皆見遙香) 田村ゆかり(倉科珠希) 中村悠一(伊東博嗣) 下野紘(古森賢児)
未公開キャラクターキャスト
遊佐浩二 櫻井孝宏 平川大輔 杉田智和 能登麻美子 小清水亜美 斎賀みつき 佐藤利奈 井上麻里奈 代永翼 喜多村絵梨 悠木碧 竹達彩奈 茶風林 田村睦心 三森すずこ 橘田いずみ 有野いく
●予約購入特典
「つくものがたり」の予約購入特典情報です。
内容の詳細については、順次ご案内いたします。
予約購入特典:「つくものがたり」スペシャルDVD
(1)ボイスドラマ「おふろがたり」
(出演:釘宮理恵、堀江由衣、悠木碧、喜多村英梨、田村ゆかり、能登麻美子、井上麻里奈、小清水亜美)
(2)オリジナルサウンドトラック集
(3)極秘設定資料集
(4)各声優陣によるボイスコメント
※内容は予告無く変更になる場合があります。
●コミック化決定
「つくものがたり」のコミック化が早くも決定!
内容の詳細については、決定次第ご案内いたします。
掲載誌 : 電撃「マ)王(アスキーメディアワークス刊)
連載開始号 : 2010年9月27日売号より
※内容、スケジュール等は予告無く変更になる場合があります。
●Webラジオ(ほぼ)決定
コミック化に続き「つくものがたり」のWebラジオ放送が決定!
出演者、放送開始日、更新曜日などの詳細については、決定次第ご案内いたします。
放送局 :響-HiBiKi Radio Station
放送開始日 : 2010年秋予定
※内容、スケジュール等は予告無く変更になる場合があります。
●製品スペック
対応ハード : PlayStation Portable
発売日 : 2011年1月27日(予定)
ジャンル : アドベンチャーRPG
予価 : 6,090円(税込)
プレイ人数 : 1人
CERO : 未定
発売 : フリュー株式会社
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