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[TGS 2010]ポメラニアンは世紀末を生き抜けるか? 動物達が生死をかけて戦うサバイバルアクション「TOKYO JUNGLE」(仮称)プレイレポート
東京ゲームショウ2010のSCEブースに出展されているタイトルの中で,とくに異彩を放っているのがこの「TOKYO JUNGLE(仮称)」。少し前に情報が解禁され,一部で話題になった作品で,荒廃した東京で動物達が生き残りをかけて戦うというアクションゲームだ。
ステージは3Dだが,通常は左右移動とジャンプ/下へ降りるという2Dゲームの移動スタイル。ただし一部には,ステージの奥や手前にジャンプして移動する場合もある。
獲物となるウサギを発見したらR1+方向キーで,相手に気づかれないようにステルス移動し,L1ボタンで相手をロックオン。カーソルが赤に変わったらすかさず△を押して相手に噛みつくと,一撃で倒すことができる。やるな,ポメラニアン。このとき相手が自分に気づいていると,噛みつき攻撃は通用しなくなる。そういう相手に対しては,○ボタンでひっかいてダメージを与えて倒そう。
こうして倒した獲物を食べて空腹を満たしつつ,進んだ先には,このステージのボスとなる巨大ノラ猫との勝負が待っている。ひっかき攻撃を連続ヒットさせて倒し,ウサギと同じように胃袋に納めてしまおう。
アクションゲームとしてはやや単調だが,主人公が愛らしいポメラニアンで,それがウサギやカラスの死骸をガツガツ食べるというギャップに思わずニヤリとさせられる。
少々残念だったのは,今回操作できたのがポメラニアンのみということだ。全50種,80タイプの動物達が,さまざまな背景を背負って荒廃した世界を生き抜いていくという設定があるだけに,もう少しほかの動物達のアクションやストーリーも試してみたかった気がする。ゲームを説明してくれた人の話では,恐竜なんかも出てくるらしいのだが,恐竜?
ちなみに本作は,SCEのクリエイター発掘支援プログラム,「PlayStation C.A.M.P!」(Creator Audition Mash up Project)で選ばれたクリエイターも参加して制作されたとか。既成の概念にとらわれない独自の発想で作られた作品を世に送り出そうとするSCEの姿勢は大いに評価したい。
ちなみに現在の開発度は60%程度とのこと。つい最近,別のゲームでご主人様に尽くすポメラニアンを見て癒された人は,このゲームショウ会場で同じポメラニアンがワイルドに狩りをするたくましい姿を見て,そのギャップを楽しんでほしい。
- 関連タイトル:
TOKYO JUNGLE
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(C)2012 Sony Interactive Entertainment Inc.
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