ニュース
[TGS 2010]アサシンクリードだけじゃない。ユービーアイソフトが「ショーン・ホワイト スケートボード」と「ユアシェイプ フィットネス・エボルブド」をアピール
スポーツゲーム+アクションアドベンチャー。予想していた内容とはかなり違った
「ショーン・ホワイト スケートボード」
「スケートボーダーは,我々とはちょっと違った視点で世界を見ています」と切り出したのは,Ubisoft Entertainmentのモントリオールスタジオで,「ショーン・ホワイト スケートボード」(PlayStation 3/Xbox 360)のゲームデザイナーを担当するSebastien Lheureux(セバスチャン・ルール)氏だ。9月16日に掲載した「アサシン クリード ブラザーフッド」のレポートでもお伝えしたように,Ubisoftの日本法人であるユービーアイソフトは,東京ゲームショウ開催中の幕張メッセに隣接する国際会議場で,発売予定の新作タイトルのプレゼンテーションを行い,発売予定のアサシン クリード ブラザーフッドのほか,ショーン・ホワイト スケートボードと「ユアシェイプ フィットネス・エボルブド」(Xbox 360)をメディアに紹介した。
ショーン・ホワイト スケートボードは,2009年にリリースされた「ショーン・ホワイト スノーボード」(PlayStation 3/Xbox 360/PSP)に続いて,オリンピックのゴールドメダリストである世界的なスノーボーダー/スケートボーダーの,ショーン・ホワイト氏とのコラボレーションで制作されたアクションゲームだ。
実在の人物を冠したスポーツ系のゲームと聞けば,だいたいこんな感じというフォーマットが思い浮かぶ。つまり,ショーン・ホワイト氏となったプレイヤーが,さまざまなレースにチャレンジし,スコアを競うというシミュレーション色の強いもの。ところが,本作はかなり毛色が違っていて,スケートボードをテーマにしたアクションアドベンチャーに仕上がっているのだ。
Before |
After |
舞台となるのは,架空の都市「ニューハーモニー」。「ミニストリー」という組織が支配するこの街は安全で清潔だが,個人の独自性や創造性は認められておらず,人々は憂鬱で単調な日々を送っている。プレイヤーである主人公は,スケートボードによってそんな人々の活気を取り戻す特殊な力「フロー」を持っており,その力を使って街にかつての賑わいを取り戻すのだ……という感じのストーリーがあり,ただスケートボードを操作してコースを走るだけではないというわけ。
なにしろプレイヤーはショーン・ホワイトではなく,ミニストリーによって捕らえられた彼を助け出すのもまた,ゲームの目的のひとつになっているのだ。
このへんで冒頭のセリフに戻ると,これはつまりスケートボーダーは,階段の手すりを見ればそこを駆け抜けるのにちょうどいいコースだと感じ,水のないプールを見れば,あのヘリでトリックを決められると考える。世界のいたるところがスケートボードのコースであり,オープンワールドのマップを自由に走ることのできる本作は,そんなスケートボーダーの気分が十分に味わえるように制作されている。
街中には無数のチャレンジが用意されており,それをクリアすることで街に色彩が戻り,うつむきかげんの人々に元気が戻ってくる。ショーン・ホワイト氏がオリンピックで見せた「マックツイスト」など,ゲーム内には80種類以上のトリックが用意されているが,これは,落ちているものを拾ったり,経験を積んでショップで購入したりするわけで,このへんはおなじみの仕様。特徴的なのは,空中に足場を作り,自由自在に空中をスケートできるという機能だろう。ゲージがたまることで発動するこれを使えば,ありえないようなルートで移動できるし,なにより見ていて気持ちがいい。空飛んでんだもん。
スケボーのゲームと聞いて,ちょっと考えちゃう人もいるかもしれないが,以上のように本作はとてもゲームゲームしたゲームになっており,スケートボードに興味のない人でも十分に楽しめそうだ。日本での発売は,2010年11月が予定されている。
「ショーン・ホワイト スケートボード」公式サイト
Kinect対応のフィットネスゲーム
「ユアシェイプ フィットネス・エボルブド」
マイクロソフトのXbox 360用のモーションコントロールデバイス,Kinectに対応したフィットネスゲーム,ユアシェイプ フィットネス・エボルブド(以下,ユアシェイプ)が,ユービーアイソフトから2010年12月に発売される。ご存知のようにKinect対応タイトルのひとつであり,マイクロソフトも積極的にプッシュしている作品だ。
「アバター THE GAME」(PlayStation 3/Xbox 360/NDS)で3D立体視を,また「R.U.S.E」(PC/PlayStation 3/Xbox 360)でタッチパネルをフィーチャーしたりと,新技術を積極的にゲームに利用しようとしている同社。もちろん,Kinectにもいち早く取り組んできたが,ユアシェイプの説明をしてくれたゲームデザイナーNicolas Godin(ニコラ・ゴーディン)氏によれば,そもそもKinectの開発段階からユービーアイソフトはマイクロソフトに深く協力しており,サードパーティというよりはファーストパーティという雰囲気だったようだ。
このユアシェイプでも,制作中にさまざまなフィードバックを行い,Kinectの完成度を高めるのに役立てたとのこと。
「うーん,なんだか最近ハラが出てきたからフィットネスでもやるか」とフィットネスとダイエットの区別もあまりついていない筆者だが,Kinectだけあってプレイはとても簡単。ゲームにはフィットネスのエキスパートが監修した多くのトレーニングメニューが用意され,運動能力や目的に合わせてメニューを組めるとのこと。また,ミニゲームなども多数用意され,ちょっと体を動かしたいというときも楽しめる。
驚いたのは,本人の体型まで細かく計測されることで,画面の中に立っているのは間違いなく本人。ゲームのアバターなどではなく,それだけに,改めて見る自分の体型にショックを受ける人もいるはずだ。うーん,運動しなくちゃ。
フィットネスゲームということで,ややプレイヤーを選んでしまいそうだが,Kinectの購入を予定している人は併せてこのユアシェイプも考えてみよう。わずか10分ほどプレイしただけだが,いや,けっこう疲れるんだこれが。効果ありそう。
「ユアシェイプ フィットネス・エボルブド」公式サイト
- 関連タイトル:
ショーン・ホワイト スケートボード
- 関連タイトル:
ショーン・ホワイト スケートボード
- 関連タイトル:
ユアシェイプ フィットネス・エボルブ
- この記事のURL:
キーワード
(c) 2010 Ubisoft Entertainment. All Rights Reserved. Ubisoft, Ubi.com, and the Ubisoft logo are trademarks of Ubisoft Entertainment in the U.S. and/or other countries. Shaun White name and likeness are used under license from Shaun White and Shaun White Enterprises, Inc.
(c) 2010 Ubisoft Entertainment. All Rights Reserved. Ubisoft, Ubi.com, and the Ubisoft logo are trademarks of Ubisoft Entertainment in the U.S. and/or other countries. Shaun White name and likeness are used under license from Shaun White and Shaun White Enterprises, Inc.
(C)2010 Ubisoft Entertainment. All Rights Reserved. Your Shape logo, Ubisoft, and the Ubisoft logo are trademarks of Ubisoft Entertainment in the U.S. and/or other countries.