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キャプテン・アメリカ,ナチスに味方するヤツらを殲滅せよ! SEGA EuropeとMarvel Comicsが「Captain America: Super Soldier」の制作を発表
Marvel Comics公式サイト「Captain America: Super Soldier」紹介ページ
1940年に初登場したキャプテン・アメリカは,まさに「アメコミのゴールデンエイジ」と呼ばれる1930年代後半から1950年代初期を代表するヒーローだ。1960年代に誕生した「スパイダーマン」や「Xマン」よりも登場時期は古く,DC Comicsの「スーパーマン」や「バットマン」の対抗馬として活躍した。現在までに,実に2億1千万冊の売り上げを記録したという長寿シリーズだ。
登場時期と名前から分かるように,ゲームの背景は第二次世界大戦で,キャプテン・アメリカが戦う相手はドイツ軍や日本軍など,当時の敵国であることが多かった。
そのため,戦後の1950年代には人気が下火となり,コミックシリーズが終了。1960年代にMarvel Comicsの看板アーティスト,Stan Lee氏が手掛けた「アベンジャーズ」に,「アイアンマン」や「ハルク」に混じって登場するものの,キャラクターとして以前のような人気を獲得することはなかったようだ。
ゲームは,主人公である若き兵士スティーブ・ロジャースが実験によって人間兵器となり,ナチスとの戦闘に巻き込まれるというもので,映画と同じく“オリジン”を中心にした物語が描かれる。
対決するのは,ナチスのテロ活動を担当する組織,HYDRAに関わるヴィラン(悪役),「レッドスカル」と,科学者の「Arnim Zola」で,連合国に向けてミサイルを発射しようとする彼らの陰謀を阻止するため,キャプテン・アメリカが単身,敵の要塞へ潜入していくことになる。三人称視点のアクションゲームで,トレードマークの盾を使ったり,ヒーローらしいアクロバティックで機敏な動きが楽しめたりするようだ。
SEGA Europeは,Captain America: The First Avengerより2か月早く公開される予定の映画「Thor」のゲーム版となる,「Thor: The Video Game」(PlayStation 3/Xbox 360/Wii/PSP/NDS)の制作を発表したばかり。
考えてみると,すでに劇場公開されて人気になったアイアンマンやハルクと合わせて,ヒーローチーム,アヴェンジャーズのコアメンバーが揃うことになる。Marvel Comicsも,いずれアベンジャースをコミックや映画で復活させたいと願っているかもしれない。いずれにせよ,2011年は,コミックファンにとってハッピーな一年となりそうだ。
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