スパイクは本日(2011年2月4日)付けで,同社が3月3日に発売を予定しているPlayStation 3用ソフト
「侍道4」の
最新情報として,クエストシステム「なりわい」および,「俺流作成」「また,つまらぬものを斬ってしまった」「地獄の沙汰も俺次第」などの各種ゲームシステムの詳細のほか,外国勢力の登場人物などの情報を公開した。
先日
「こちら」で本作に搭載される「生きた証システム」を紹介したが,本日もまた,登場キャラクターなどの基本情報と共に,その名称からは機能がさっぱり想像できない(?)本作ならではといえる新機能の情報が届いている。
一つは
「俺流」システム。これは,ゲーム内に用意されている流派を改造してプレイヤーがオリジナルの流派を作れるというもの。オリジナルの流派は構えを最大3つ登録可能で,腕前点(経験値のようなもの)を使用して技を“装備”することで使用可能になる。「上段」「中段」「下段」「脇」「無手」「片手」「二刀」「居合い」などの構えと,それぞれから発生する多彩なモーションを組み合わせて
自分なりの戦闘スタイルを作り出すというやり込み要素だ。
腰を落とした下段の構えで様子をうかがう
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もう一つ
「また,つまらぬものを斬ってしまった」システムも気になるところ。これは,発動すると敵の動きが遅くなり,プレイヤーキャラクターが超人的な速さで流れるように複数の敵を斬りつけられるという――おそらく“バレットタイム”のような――システムだ。敵をひととおり斬りつけたあと,プレイヤーが刀を鞘に納めると同時に,斬りつけた周囲の敵達はドサッと一気に崩れ落ちる。時代劇の殺陣を再現してきた本作における
戦闘の爽快感をさらに高める演出というわけだ。
「つま斬り」を発動!
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ドサドサッと敵が崩れ落ちる。この辺りは実に時代劇ライク
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本日はそのほか,プレイヤーがお尋ね者として投獄されたときに拷問三姉妹によって“濃密な拷問”を受ける「地獄の沙汰も俺次第」,またいわゆる“クエストシステム”に相当する「なりわい」システムなど,ドッサリと情報が届いているので,ファンはひととおり目をとおして発売に備えておこう。
登場人物紹介:外国勢力
物語の舞台となる阿弥浜には志の異なる3つの勢力「幕府勢力」「攘夷勢力」「外国勢力」が存在する。今回はそのなかから「外国勢力」の要となる人物を紹介!
和親条約を結んだことで、阿弥浜に滞在することになった英国人たち。表向きは日本と貿易を交わす目的でやってきたことになっているが、本当は日本を植民地にするための偵察に来ている。大国を後ろ盾に、日本人が手を出せないことをいいことに、その振る舞いはまるで侵略者気取り。常に高圧的な態度で町を歩くため、人々からの評判はよくない。
「どうして……みんな戦うの……」
英国からやってきた小公女
ローラ・リータ
英国の大富豪である公爵家の一人娘。幼い頃に母親を亡くし父親と暮らしていたが、11歳の誕生日、突然の父の訃報により財産も事業も全て引き継いだ。その後程なくして、英国は新しい貿易国として日本に目をつける。浪人らの警戒を緩和するため、英国は彼女の容姿を買って大使に抜擢。幼いながらも遠く日本へ渡ることとなった。
英語は話さず、丁寧で流暢な日本語で上品に会話する。暴力と幽霊が嫌い。
私の勝ちだな
英国海兵隊を指揮する女隊長
メリンダ・デカメロン
ローラの護衛のためにやってきた英国海兵隊の隊長。その厳しさから鬼隊長と恐れられている。近代兵器の銃が台頭するなか、騎士の格好をして剣で戦う信念の人。海兵隊とは別の、隊長直属の女騎士団「パツキン隊」を配下に持つ。
騎士道を信仰しているため侍道に対してもリスペクトがある。女を捨てたわけではなく、美への関心もあり顔面レモンパックと朝シャンを欠かさない。なんだか最近イライラする。
働いて稼げ!『なりわい』について
侍として生活をしていると、メインストーリーとは別に、様々な人々から仕事の依頼をされることがある。
その内容とは伝言や恋の悩みといったものから、暗殺や復讐といった物騒なものまで多種多様。
それらの依頼を受けるも断るもプレイヤー次第。さらにその解決方法もプレイヤー次第と、自由度は高いぞ。
食い詰め浪人の基本は、働いて稼ぐ!様々な理由により困っている人々の依頼を受けることを「なりわい」とし、解決してあげよう!そしてたくさん稼ぐのだ!
【町中にいる人から依頼を受ける】般若党の奴らにボコボコにされたので復讐したいという侍からの依頼。依頼を引き受けるかどうかはプレイヤー次第だ。
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【なりわいは複数を同時に請けることが可能】「なりわい」は同時に複数を請け負うことが可能(左画面では『おいしい話』『復讐』『天誅』の3つを引き受けている)。これによりたとえば伝言を伝えに行くついでに復讐をする、ということもできるのだ。
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人の数だけ悩みがあるなりわい
「天誅」
年貢を横領している仲間に天誅を下してほしいという侍からの内密な依頼。 |
あくどい高笑いを上げている怪しい人物を発見!本人かどうか話しかけてみよう。 |
場合によっては戦闘になる依頼もあるので、心してかかるのだ! |
「商売の基本」
線路沿いの家の裏にある荷物を壊してほしいという商人。従業員を守るためと言っているが…。 |
依頼人の下で働く従業員と合流。これらの荷物を壊すのだが、これって商売敵の荷物なんじゃ…。 |
商売敵の商売を妨害することに加担している一抹の罪悪感なんて振り払い、荷物をどんどん壊していこう! |
「軟派」
ある外国人の女性をナンパして連れて来いという態度のデカい侍からの依頼。どうやら肝っ玉は小さいようだ。 |
目標となる外国人女性をうまくクドけるか!?いくつかの選択肢から喜びそうなセリフを選ぶのだ! |
選択肢を誤り女性に気に入られないと、失敗なんていうことも。もちろん報酬はもらえず切なさだけが残る…。 |
「恋の伝言役」
町娘からの甘酸っぱい恋の依頼。意中の人を呼び出してほしいとのことだが…。 |
片思いの相手を発見!いつの時代も恋の悩みは共通。片想いをしている相手のことを教えてあげよう。 |
選択肢がいくつも出てくる場合は、間違えないように注意!恋のキューピッドになれるか!? |
戦闘:自分好みの流派を選べ!
「流派」とは、本作から導入された新しい戦闘要素である。
プレイヤーは「刀」「槍」「無手」などの中から好きな武器を装備できるのだが、それぞれの武器にはたくさんの流派が存在するのだ。
例えば刀には「無心流剣術」「東急流剣術」「無頼流剣術」といった流派が、槍には「激勝流槍術」「弁尾流槍術」、無手には「適闘流体術」「我珍固流体術」などの流派がある。
プレイヤーは各武器に対して、これらのなかから好みの流派をひとつ設定できるぞ。
刀「東急流剣術」技:「横雲」/ 攻守のバランスがとれた扱いやすい東急流剣術。 |
刀「無頼流剣術」技:「一刀」/ 野性的な動きで敵を翻弄する無頼流。 |
槍「激勝流槍術」技:「一突き」/ 敵からある程度間合いをとりたい人にお勧めの槍術。 |
無手「適闘流体術」技:「心」/ 体術の流派のなかで基本的なものとなる適闘流。 |
戦闘:流派の修得度と技
それぞれの流派は使い込むことで修得度が上がっていき、修得度が上がると覚えられる技の選択肢が増えていく。
浅く広く各流派の技を修得していくか、ひとつの流派の技を極めるかは、プレイヤー次第だ!
さらに技は敵と戦うことで覚える場合もある。技をくらったり、見切ったりすることで技を修得するので、一戦一戦が自分自身の成長の糧になるのを実感できるだろう。
流派を使い込むことで、流派の修得度は上がっていき、覚えられる技も強力になっていくのだ! |
流派は、戦闘時に倒した敵から修得可能。流派が異なると覚えられる技も異なるのだ! |
無頼流の技「連明星」の修得条件。修得条件は技ごとに異なり、それぞれに設定された条件をクリアすると技を覚えていく。 |
覚えた技「連明星」を繰り出す!覚えられる技は流派ごとに異なる。たくさんの技をどんどん修得し、目指すは免許皆伝! |
戦闘:流派を「俺流作成」!
流派はオリジナルの流派を作ることも可能。
ゲーム内に用意されている流派を改造することで、自分だけの流派を作り出すことができる、その名も「俺流作成」!
オリジナルの流派は構えを最大3つまで登録することができ、さらに腕前点を使用して技を装備していく。
作成したオリジナルの流派は、ゲーム中に素早く切り替えることが可能。
「俺流作成」で納得がいくまでオリジナルの流派作成にこだわろう!
まずは自分の流派の名前を設定しよう。 |
次に好きな構えを登録。自分の戦闘スタイルを考えて設定しよう。 |
腕前点を使用して好きな技をチョイス。俺流の流派を作り上げよう! |
■腕前点とは?
敵と戦い勝利することで、プレイヤーは経験値である「腕前点」を獲得する。技ごとに必要なポイントが設定されているので、オリジナル流派を作成する際には、集めた腕前点から使用したい技に応じた腕前点を振り分け、オリジナル流派として設定していく。
腕前点を多く集めるほど、オリジナル流派を自由にカスタマイズできるというわけだ。
「上段」の構え |
「下段」の構え |
「居合い」の説明画面 |
■構えとは?
俺流作成では「上段」「中段」「下段」「脇」「無手」「片手」「二刀」「居合い」などの構えの中から、好みのものを3つ登録できる。
構えに応じた多彩な技とモーションを体験できるので、好きな構えを登録しよう。このように「俺流作成」では、納得がいくまで流派作成にこだわることが可能なのだ。
戦闘:追求できる駆け引き
本作の戦闘シーンはチャンバラの駆け引きをシンプルに再現。初心者は軽快なアクションゲームとして楽しめる。
さらに戦闘を追及したい人は、自らの手で隙を作り出し反撃を仕掛けるのがお勧めだ。
防御崩しにより相手の防御をこじ開けたり、攻撃を捌き弾くことから発生する隙を突いて反撃を繰り出すなど、上級者は駆け引きを追求した戦闘が楽しめるぞ!
敵の防御を崩す!! |
攻撃を捌く!! |
弾いて隙を作る!! |
隙を作り反撃!! |
戦闘:「また、つまらぬものを斬ってしまった」システム!
シリーズを通して追求されてきた時代劇の殺陣を再現した戦闘が遂に究極の進化を遂げた!
戦闘中、プレイヤーは複数の敵に囲まれ同時に襲いかかられる状況があるだろう。
そこで活躍するのが新登場の「また、つまらぬものを斬ってしまった」システム、通称「つま斬り」である!
刀を抜き、「つま斬り」が始まると敵の動きは遅くなり、超人的な速さで1人1人を流れるように華麗に斬りつけ体力を根こそぎ奪うことが可能。
プレイヤーのタイミングで刀を収めたその瞬間、周囲の敵は一気に崩れ落ち、鮮やかな完結を迎えるのだ!!
登場、拷問三姉妹!!!
役人に捕まり代官所に連れて行かれると、待っているのは拷問三姉妹!彼女達のいずれか1人が濃密な拷問のお相手となるのだ。いや、お相手とさせていただくのだ!しかしそもそも悪事を働いたおかげで受ける拷問。反省の心もお忘れなく。
大老の娘たち。阿弥浜が外国人居留地に決定すると監査役として三姉妹でやってきた。普段は普通の着物を着ているが、姉妹ともども残酷な側面を持ち、罪人が捕らえられてくると勝負服に着替えて容赦なく拷問をする。
拷問三姉妹長女
鬼怒川万由(キヌガワ マユ)
配下には拷問によって手なずけた人間豚なる側近達がいる。マイペースで落ち着いており、世間に疎い。一般庶民の生活はよくわからなく、抜けているところがあるため、大事なシーンで見当外れなことを言うこともしばしば。おだてられるのが好きで下品なことは嫌い。独占欲が強い女の子。ちなみに100mを完走するのに20秒かかる運動音痴。
拷問三姉妹次女
鬼怒川千佳(キヌガワ チカ)
三姉妹の中では主に進行役を担当。外交の場でも積極的に発言する。姉に劣らず世間知らずで、庶民の生活はわからない。浪士組や岡っ引きを手下のように扱い、彼らに作戦を指示したりと指導力もあり、さらに飴と鞭を使いこなす。切羽詰まるとパニックに陥りヒステリーを起こす。口が達者で、姉とよくつるんでいる。昔から鉄棒の逆上がりができない。
拷問三姉妹三女
鬼怒川百合(キヌガワ ユリ)
いつも姉達の後について育ったためか自分の個性を持たず、姉(特に長女)の真似をすることに必死。わがままだが鈍くさく、いろいろと小さい娘。拷問の意味についても深く考えたことがなく、純粋な娯楽として向き合う。拷問は下手。しかし加減を知らない。そのため、やりすぎることもしばしばで、罪人からはある意味もっとも恐れられている。言葉遣いが変だが、指摘されるとキレる。
これが「地獄の沙汰も俺次第」システムだ!
本作では良い行いをするも、悪い行いをするも、プレイヤー次第だが、悪い行いを続けると主人公はお尋ね者となり、終いには役人から追われる身となってしまう。
役人に捕まると主人公は奉行所に連れて行かれ、拷問三姉妹による世にも恐ろしい拷問を受けることに。
見事拷問に耐えきれば、その罪を帳消しにしてもらえると言うのだが…。
今回紹介する「地獄の沙汰も俺次第」システムの拷問は、長女・万由による「人間水車責め」。
水車にはりつけられた罪人は、顔が水に入り、呼吸が苦しいときに○ボタン連打で耐える、というもの。
恐怖の拷問は「人間水車責め」以外にも何種類か用意されているらしいが…。
さらに三姉妹のうち誰に拷問をしていただくかはプレイ拷問の種目により変化するぞ。
地獄の沙汰も俺次第。キツい拷問も考えようによっては新しい世界の開拓となるかもしれない。
ただし彼女達の拷問が癖になって、あえて罪を犯すなんてことがないように!
これが恐怖の「人間水車責め」!万由様は苦しむ主人公の姿にご満悦の様子。 |
拷問を耐えきると最後にご褒美(?)のビンタが! |
犯した罪は帳消しになるものの、こんな恥ずかしい姿を晒すことになるなんて…。
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