インタビュー
工画堂スタジオ最新作「スマイル☆シューター 〜ふぁーすと☆ちけっと〜」3人の新人アイドルを演じる声優インタビュー
本作は老舗パチスロメーカー,山佐のコンテンツ「スマイル☆シューター」をPCゲーム化した作品で,開発は工画堂スタジオが担当。この2社によるコラボレーションタイトルとなる。新人アイドルユニット“スマイル☆シューター”の3人が,初めてのライブを成功させるために「自分たちにできること」を頑張る……という物語だ。
工画堂スタジオからは,これまでにも「エンジェリックセレナーデ」「シンフォニック=レイン」「ソルフェージュ」といった,ミュージックアクションアドベンチャーゲームが発売されているが,「スマイル☆シューター 〜ふぁーすと☆ちけっと〜」は,このシリーズの最新作となる。
「スマイル☆シューター 〜ふぁーすと☆ちけっと〜」公式サイト
キャラクターデザインには,数多くの漫画作品やイラストを手がける人気イラストレーター藤真拓哉氏,シナリオに小説「蒼い海のトリスティア 発明工房星降り日記」で知られる霧海正悟氏といった,豪華クリエイター陣が起用されている点にも注目したい。なお,キャストは以下の3名だ。
羽咲ゆりな:廣田詩夢 |
鈴比良あいり:真堂圭 |
秋山麻柚:原田ひとみ |
本作ではゲーム本編とは別に,ドラマCDも用意されており,オリジナルのシナリオを楽しめる。このたび,ドラマCDの収録現場を取材する機会を得られ,キャストの方々からコメントを頂けたので,紹介していこう。
――収録を終えての感想をお願いします
廣田詩夢さん(羽咲ゆりな役):
ゲームや歌の収録は一人ずつでやってきたので,今回のドラマCDは3人集まって収録できて良かったです。個人的にアイドルというテーマが大好きなので,気分も高まりました。ありがとうございました。
真堂圭さん(鈴比良あいり役):
レコーディングやゲームの音声収録は一人ぼっちでやったけど,今日は3人揃って収録ができるというので,とても楽しみにしていました。楽しく,いい雰囲気で収録できてよかったです。
原田ひとみさん(秋山麻柚役):
3人で収録できるというのが,とても楽しかったです。麻柚ちゃんは天然ボケなところがあって,テンポも人よりずれているので,あいりちゃんやゆりなちゃんと合わせたとき,どうなるかと思っていましたが,2人とも可愛らしくてキュンキュンしながらの収録させていただきました。
――皆さんが演じられたキャラクターの紹介をお願いします
廣田さん:
ゆりなは,ちょっと世間知らずでお嬢様的な部分もありつつ,幼い普通の子どもの感性も持っています。アイドルとして頑張っているけど,結構健気なキャラクターです。
真堂さん:
あいりはアイドルになるべくして生まれたといってもいい子で,アイドルになるということに,すごく一生懸命なんです。ゆりなと麻柚という,おっとりとした2人を引っ張っていくキャラクターとして,いつも元気なあいり。演じるのは難しかったですが,楽しかったですね。
原田さん:
麻柚ちゃんはおっとりしていて,人とテンポがずれていますが,アイドルになりたいと願っているあいりちゃんとは真逆で,アイドルに“なってしまった”というキャラクターです。人前でオドオドしている子なので,常にイジられていますね。一見お姉さん風にも見られたりしますが,引っ張られるタイプの子だと思います。
――今回はストーリーや,キャラクター同士での掛け合いに声をつけましたが,これまでのキャラクターイメージと違うと感じた部分はありますか?
廣田さん:
ゆりなは思ってたより常識があって,しっかりしているなと思いましたね。もっと世間知らずな方向に行くかと思いきや,意外と普通な一面があって,アイドルとして応援しがいのある子だなと思いました。ゲームのシナリオもちょっと読ませてもらいましたが,突拍子もないことをしていたりしてて,そういう路線で行くのかと思いつつも,あいりちゃんや麻柚ちゃんには普通に接している一面もあって,いい意味でギャップを感じましたね。
真堂さん:
あいりはセリフの語尾に「☆」マークが付いていることがあって,「〜〜だよね。キラッ」っていうようにキメキメなキャラなんです。そこを,聴く方に「ムカつく」って思われず,まろやかに受け入れてもらえるように気をつけました。この3人の中では,ツッコミ役がおらず全員ボケるのですが,そこも3人の味だなと思いましたね。
原田さん:
真堂さんが「ボケばかり」と言ってましたが,3人とも別の方向を見ているボケなんですよね。なので最初は,「このお話,どうなっちゃうのかな」と思っていました。でもやってみると,みんなが別の方向を見ているのに,案外お話はちゃんと成立しているんですよね。すごくほんわかしたお話で,聴いていて「ほっ」とできるのではないかと思います。皆さんに応援していただける作品になったのではないでしょうか。
――皆さんは同じ事務所に所属していて仲良しだそうですが,お互いどんな存在なのでしょうか?
原田さん:
詩夢ちゃんとは久しぶりに会ったけど大人になりましたね。でも,しおんぬ(廣田さんのニックネーム)はしおんぬですね。あと不思議な空間を持っているなあと思うし,どこにも属さない印象があります。
圭ちゃんはとても素直な方だと思います。ちょっとツンデレなところもあったりするかな? 可愛いし天使ですね。
真堂さん:
詩夢ちゃんは会ったときから,人とちょっと変わった部分がありますね。人と違う部分が面白くて,話していて楽しいけど,しっかりしている部分もあって,私は年上なのに詩夢ちゃんに頼っちゃうところもありますね。頼りがいのある女の子です。
ひとみちゃんはフワフワ浮ついてて,なんだか母性本能をくすぐられます。「ご飯食べてる?」「ちゃんと寝てる?」とか,そういうことを聞きたくなります。でも相談するとしっかり聞いてくれるお姉さんの部分もあるし,イタズラ心もあるしで,ギャップがありますね。
廣田さん:
原田さんは見た目がきれいなんですが,イタズラっ子なところは昔から変わっていないですね。天然を装いつつも心の中では「グフフ」と笑っているオヤジ的な部分があるけど,見た目がきれいなのでだいぶ得をしていると思います。
真堂さんは結構ひとを貶すんですが,その中に愛情が垣間見えます。原田さんは圭ちゃんを素直と言ったけど,本当に素直で可愛らしい子だなと思いますね。
――スマイル☆シューターはCDが発売され,PCゲームにもなりました。どんどん広がっていくと思いますが,皆さんはスマイル☆シューターでチャレンジしたいことはありますか?
原田さん:
アニメ化されたらうれしいなと思いますね。絵で動いている3人を見てみたいです。
真堂さん:
動いている3人を見るのも楽しみですが,この3人でイベントをやったことがないので,何かやってみたいです。ラジオの公開録音をして,みんなでお祭りっぽいことができたりするといいですね。
廣田さん:
アニメ,イベントと続いたら,パチスロでしょうか(笑)。あとはキャラクター同様に,私達3人とも個性があって仲がいいので,ライブやラジオなど,素の部分を見せられるものにも挑戦していけたらと思います。
――最後にファンの方にメッセージをいただけますでしょうか?
原田さん:
今回は初ゲーム化ということで,ライブに向けての3人のお話が展開されます。ドラマCDでは,息が合っているようで合っていない……というふうに見えるけど,実は合っている3人の活躍を楽しみにしてほしいです。バーチャルアイドルは皆さんの応援によって生きていけるものだと思いますので,これからも応援よろしくお願いいたします。
真堂さん:
これからの展開がどうなるか,未知数なところもありますが,「何か大きなこともできるのでは?」と思える作品なので,みんなで手を取り合って応援してもらえればと思います。私たちも頑張るので,よろしくお願いいたします。
廣田さん:
最初はmixiアプリ,次にCDと,あっと驚くような展開が繰り広げられています。2人も言っていたように,皆さんの応援があってこそだと思いますので,よろしくお願いいたします。ひとみちゃん,圭ちゃんと力を合わせて精一杯頑張ります。
――ありがとうございました。
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