Atlus USA，十字軍遠征をテーマにした新作アクションアドベンチャー「The Cursed Crusade」を発表。発売は2011年夏を予定

　Atlus USAが，新作アクションアドベンチャー「The Cursed Crusade」（PC / PlayStation 3 / Xbox 360）の制作を発表した。開発を手掛けるのはフランスのKylotonn Entertainmentで，北米市場向けに，2011年夏の発売を予定しているという。

　The Cursed Crusadeは，13世紀初頭の第4次十字軍遠征を背景に描いた作品だ。1202年から1204年にインノケンティウス3世の呼びかけで集結した第4次十字軍だったが，兵士や協力者が思うように集められず資金が不足していたため，アイユーブ朝に攻撃を加えるどころか，同じキリスト教国家であるハンガリー王国や東ローマ帝国のコンスタンティノープルで略奪をするなど，ベネチアの利権獲得に手を貸して破壊の限りを尽くすという，狂気じみた蛮行が行われた。


　ゲームでは，こうした史実を背景に，主人公を含む十字軍が何らかの理由によって心身が呪われてしまった一団として描かれている模様。現時点でその詳細はほとんど公表されていないものの，公開されたスクリーンショットやムービーを見る限り，かなり激しいアクションを美しいグラフィックスやモーションキャプチャーによって取り込まれた動きで表現した作品になるようだ。日本でのリリースは未定だが，ヨーロッパ中世史に興味のある人なら注目しておくべきゲームだろう。

「The Cursed Crusade」公式サイト