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「GeForce GTX 560 Ti」にCUDA Core数17%増しの年末商戦向け限定版が登場。ただし日本などは除く
北米市場における搭載カードの市場想定売価は289ドル。ASUSTeK ComputerとEVGA,Gainward,GIGA-BYTE TECHNOLOGY,InnoVISION Multimedia,MSI,Palit Microsystems,ZOTAC Internationalから,29日以降,順次発売になる予定となっている。……ただし,北米地域と欧州の一部地域だけで。
そう,今回のGTX 560 Ti 448は,あくまでも,ホリデーシーズンという概念が存在する国がターゲットとなるようなのだ。日本にも年末商戦自体はあるのだが,ホリデーシーズンという呼ばれ方をしていないためか,今回,販売地域に入っていない。NVIDIA Japanも「国内のパートナーから登場する予定はない」と断言しているので,今回の限定版は,海の向こうの話として捉えておくほかなさそうである。
下の表は,GTX 560 Ti 448とGTX 560 Ti,そして「GeForce GTX 570」(以下,GTX 570)の主なスペックを比較したものだが,ご覧のとおり,GTX 560 Ti 448のスペックは,GF110コアをベースとするGTX 570により近い。
日本に住む我々からすると,「どう見ても“GTX 570 LE”なのにGTX 560 Ti型番で,またいたずらに市場を混乱させそうなGPU」が登場しなくて一安心といったところか。一部の地域でしか売らないなら,世界規模で発表してくれなくてもよかったような気はするが。
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