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[TGS 2011]「バイナリードメイン」にも「龍が如く」のような熱いドラマを。名越氏のプレゼンや佐藤Dのデモプレイが行われたセガブースのステージイベントをレポート
まず名越氏は,バイナリードメインについて「バイナリードメイン=龍が如くスタジオの第一歩」だと思ってほしいとコメントした。そして,「バイナリードメインのテーマは命。SFのイメージとは若干違うかもしれないが,龍が如くのテーマの一つでもある“熱いドラマ”を見せていきたい」と話していた。
プロモーションムービーを披露したあと,本作のキャスト陣についての話題に。名越氏は,本作でもう一度熱いドラマを作るためにも,「龍が如くになんらかの形で関わったキャストの力をもう一度借りたい」と考えたという。続いて,本作のゲームシステムが紹介された。
本作の特徴はチームでの行動なので,当然仲間(NPC)への指示出しなどのやり取りが発生することになる。名越氏は,そのやり取りもドラマにしたいと考え,仲間との会話をスムーズに進めていけるようにするべく,ヘッドセットを使った音声入力を導入したのだそうだ。
ここで,バイナリードメインの試遊コーナー(音声認識ブース)に居る,本作のディレクター佐藤大輔氏がステージのスクリーンを通してデモプレイを実施した。
プレイ映像では,佐藤氏がマイクに向かって,「突っ込め!」「下がれ」「GO!」といった声を出し,キャラクターがそれに反応して,さまざまな対応をする様子が確認できた。音声認識の反応は良好で,とくに大きなラグもなく即座に仲間が反応していた。なお,ときどき反応しないこともあったが,プレイしている場所が,かなり音の大きな会場だったという理由も大きかったのだろう。なお,音声認識については,「こちら」のE3取材時の記事でも詳しくレポートしているので,併せて確認してほしい。
また,移動中の何気ない雑談レベルの会話も音声認識での会話が可能となっており,名越氏曰く,極端な話,エッチな会話もできるらしい。ただし,命がけで戦っているときにそんな会話を切り出されたら,信頼度は当然下がるので,あまり迂闊なことを言うのは控えたほうが良さそう。信頼度が下がっても構わないなら,そこはぜひ自由に会話を楽しんでほしいと述べていた。
最後に名越氏は,「バイナリードメインは,龍が如くスタジオから出る初めての作品になります。音声入力という要素を入れつつ,TPSという熱いジャンルで,世界市場に認められるものを作りたいと思っています。期待を裏切らない作品にしますので,どうぞよろしくお願いします」と締めくくった。
これで発表会は終了……と思われたが,なんとここでバイナリードメインの発売日が2012年2月16日であることが発表された。
さらに,10万名限定でオリジナルヘッドセットも無料進呈されることも決定した。詳しくは「こちら」の記事に載っているので,内容を確認してみてほしい。
「バイナリー ドメイン」公式サイト
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バイナリー ドメイン
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(C)SEGA
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