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Radeon HD 6600&6500
  • AMD
  • 発表日:2011/04/19
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「Radeon HD 6670」レビュー。従来製品比で順当な性能向上を果たすが,課題もある
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印刷2011/04/19 13:01

レビュー

エントリー市場向けGPU「Turks XT」の実力診断

Radeon HD 6670
(Radeon HD 6670リファレンスカード)

Text by 宮崎真一


Radeon HD 6670のAMDリファレンスカード
画像集#002のサムネイル/「Radeon HD 6670」レビュー。従来製品比で順当な性能向上を果たすが,課題もある
 別途ニュース記事でお伝えしているとおり,AMDは,先にOEM市場向けとして製品情報を公開していたRadeon HD 6000シリーズのエントリーおよびローエンド市場向けGPU群を,自作PC市場向けにも正式に発表した。ラインナップは,開発コードネーム「Turks」(タークス)と呼ばれていた「Radeon HD 6670」(以下,HD 6670)と「Radeon HD 6570」(以下,HD 6570),そして同「Caicos」(カイコス)こと「Radeon HD 6450」(以下,HD 6450)だ。

 4Gamerではこのうち,「ATI Radeon HD 5670」(以下,HD 5670」の後継にあたるHD 6670のリファレンスカードを発表直前のタイミングで入手できたので,そのポテンシャルを検証してみたいと思う。
 補助電源コネクタによる外部給電を必要としないGPUとしては(カードメーカーによるオリジナルデザインを除くと)新たな最上位モデルとなるが,性能や消費電力,価格といった点で,HD 6670は魅力のある新製品といえるだろうか。

AMD,「Radeon HD 6670・6570・6450」を発表。Radeon HD 6000シリーズが上から下まで出揃う



HD 6670のGPUコアは「HD 6850÷2」

HD 5670比でコア周りのスペックが向上


TurksことRadeon HD 6670 GPU。入手した資料によると,AMD内部では,HD 6670を「Turks XT」,HD 6650を「Turks PRO」とも呼んでいるようだ。なお,ダイサイズは実測10.64×11.68mmだった
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 スペックの詳細は別途掲載したニュース記事でもお伝えしているが,乱暴にまとめるなら,HD 6670は,「Radeon HD 6850」(以下,HD 6850)を半分に割って,HD 5670の足回りと組み合わせたGPUである。

 まず,採用するコアアーキテクチャはHD 6850やATI Radeon HD 5000シリーズと同じく「TeraScale 2」の「VLIW5」。4+1基の「Stream Processing Unit」(以下,SP)が集まって「Thread Processor」を構成し,さらにThread Processorが16基集まって,4基のテクスチャユニットなどと一緒に「SIMD Engine」を作るところまでは共通だ。

GeForce 400&500シリーズが記載されていないのでやや分かりにくいが,AMDの示すTurks&Caivosの位置づけ
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 ただ,SIMD Engine数は6基で,HD 6850のちょうど半分になっており,これに伴い,480基というSP数や24基というテクスチャユニット数もHD 6850の半分となっている。
 一方,HD 6850比で4分の1となる8基にまで削られたROPユニット数や,半分となる128bitメモリインタフェースに目を向けると,これらはHD 5670からまったく変わっていない。4GHz相当で動作するGDDR5メモリが組み合わされるところまでHD 5670と同じなので,「HD 5670をベースに,HD 6850を半分にしたGPUコアへ載せ替えたもの」と説明しても,そう大きく外れていないのではなかろうか。

 そんなHD 6670のスペックを,HD 5670や「ATI Radeon HD 5750」(以下,HD 5750),「GeForce GTS 450」(以下,GTS 450),そしてAMDが競合製品と位置づける「GeForce GT 440」(以下,GT 440)ともどもまとめてみたのが表1である。HD 5670と比べると,SIMD Engine 1基分――80 SPおよび4テクスチャユニット――増えているだけでなく,動作クロックが25MHz(約3%)引き上げられているのも特徴といえそうだ。

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Low Profileで2スロット仕様のクーラーを搭載

組み合わされるメモリは2Gbit品


HD 5770カード(右)と並べてみたところ
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 冒頭でも紹介したとおり,今回4Gamerが入手したのはHD 6670のリファレンスカード。Low Profile対応で,カード長は実測167mm(※突起部含まず)と短く,ぱっと見はローエンド市場向け製品と間違えてしまいそうな印象である。
 搭載するクーラーは2スロット仕様ながらシンプルなタイプとなっており,筆者の主観であることを断ったうえで書き進めると,決して静音性の高いものではない。下に引用したスライドを見る限り,OEM市場向けモデルと同じ,通常サイズのリファレンスデザインも用意されているようなので,静音性に期待するなら,こちらのデザインを採用したカードを選ぶほうが幸せになれるかもしれない。

カードの面積からすると大柄といえる2スロット仕様のGPUクーラーを搭載する
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AMDが示したHD 6670の概要。スライドを見る限り,Low Profileではない,標準的な幅のリファレンスデザインも存在するようだ。OEM市場向けモデルもLow Profileではなかったので,むしろこちらが主流かも? ちなみにスライドからは,「Ultimate Mix of Performance, Power, & Price」(性能と消費電力,価格という3要素の完璧な融合)というHD 6670のキャッチコピーも読み取れる
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GPUクーラーを取り外したところ。クーラーはGPUのダイとのみ接触している
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 グラフィックスカード製品でGPUクーラーを外すのは保証外の行為となるが,今回はリファレンスカードなので躊躇なく取り外してみると,メモリチップは合計4枚しか搭載されていないことが分かる。ただ,2Gbit品なので,合計容量は1GBだ。
 基板をできる限り小さくするためなのか,部品点数を抑えるためなのか分からないが,搭載コストがかさむ2Gbit品をエントリーモデルで積極的に採用してきたのは,正直,驚きである。

GPUクーラーを取り外したHD 6670リファレンスカード(左)と,搭載するメモリチップ(右)。チップはHynix Semiconductor製のGDDR5「H5GQ2H24MHR-T2C」(5.0Gbps品)だったので,これを4GHz相当で駆動させている以上,マージンはかなり大きいということになる
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直接の対抗馬が不在となるHD 6670

レビュワー向けドライバでテスト


HD 6670に対する「GPU-Z」(Version 0.5.3)実行結果
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 さて,今回のテストだが,比較対象としては,表1でその名を挙げたGPUを用いることにする。GPUコア周りのスペックがHD 6850比で半分という時点で,HD 6850と比較してもあまり意味はないのと,HD 5750のリネームとなる「Radeon HD 6750」という製品をAMDがOEM向けに用意しているため,HD 5670以上,HD 5750(=Radeon HD 6750)以下の性能になるのが想像できることから,今回のラインナップを用意した次第だ。
 もっとも,HD 6670の競合とAMDが位置づけるGT 440の性能は,HD 5670にも及ばない。HD 6670のスコアは,競合製品不在のなか,HD 5750とHD 5670との比較をメインで見ていく必要があるだろう。

 このほかテスト環境は表2のとおり。GTS 450カードとして4Gamerで用意したMSI製「N450GTS Cyclone 1GD5/OC」はメーカーレベルのクロックアップ品なので,MSIのオーバークロックツール「Afterburner」(Version 2.1.0)からリファレンス相当まで動作クロックを下げている点をあらかじめお断りしておきたい。

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 HD 6670などRadeon勢のテストに用いたグラフィックスドライバは,AMDから全世界のレビュワーに配布された「8.84.2-110322a-115844E」。実はこれ,「Radeon HD 6790」のレビュー用として配布されたものとまったく同じものである。つまりAMDは,HD 6670などエントリー以下のGPUも見越して,「Catalyst 11.4」ベースのレビュワー向けドライバを早めに用意しておいたということなのだろう。
 一方,GeForce勢の検証に用いたのは,テスト時点の最新版となる「GeForce Driver 270.51 Beta」だ。

AMDは,1080p解像度で平均30fpsを出せるGPUだと,HD 6670を位置づけている
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 テスト方法は4Gamerのベンチマークレギュレーション10.2準拠だが,冒頭でも紹介したとおり,HD 6670のリファレンスカードが筆者のところへやってきたのは発表直前,具体的には15日のことだったため,スケジュールの都合により,「S.T.A.L.K.E.R.: Call of Pripyat」と「バイオハザード5」のテストは省略した。
 テスト解像度は,エントリーモデルということもあり,1280×1024&1680×1050ドットの2つ。AMDはHD 6670を「1080p解像度でプレイアブルなフレームレートを出せるGPU」として訴求しているが,「プレイアブル」の定義が「平均30fps出ること」と,4Gamerの規定より低い水準なので,今回はエントリーモデルを対象とした解像度設定に抑えている。

 最後にいつものオヤクソクだが,テストに用いているCPU「Core i7-975 Extreme Edition/3.33GHz」は,パフォーマンスに影響し,かつBIOSから有効/無効を切り替えられる機能のうち,「Intel Hyper-Threading Technology」「Enhanced Intel SpeedStep」は有効にしたままとしつつ,テスト時の状況によって影響が異なるのを避けるため,「Intel Turbo Boost Technology」を無効化している。この点もご了承のほどを。


HD 5670から順当にスコアを伸ばすHD 6670

GTS 450とGT 440の間に収まる


 というわけで,テスト結果の考察に移ろう。
 グラフ1,2は「3DMark06」(Build 1.2.0)の総合スコアをまとめたものである。HD 6670のスコアはHD 5670より7〜11%高く,スペックなりに伸びているといえそうだ。ただ,HD 5750との差は大きく,仮にクロックアップモデルが登場しても,ちょっと追いつけそうにない。
 GeForce勢との比較だと,HD 6670はGTS 450とGT 440の中間くらいに落ち着いている。

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 続いてグラフ3〜7は,3DMark06のデフォルト設定である1280×1024ドットの標準設定で「Feature Test」を実行した結果となる。
 Fill Rate(フィルレート)のスコアをまとめたグラフ3だと,よりテクスチャユニット性能がモノをいう「Multi-Texturing」で,HD 6670がHD 5670より30%高いスコアを示した。これはテクスチャユニットが4基増えた効果だろう。
 FermiアーキテクチャがDirectX 9世代のアプリケーションを前にしたときにテクスチャ周りの弱点を抱えることは再三指摘してきたが,ここでHD 6670がGT 440よりGTS 450に近いスコアを示している点も目を引く。

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 グラフ4,5は順にPixel Shader(ピクセルシェーダ),Vertex Shader(頂点シェーダ)のスコアだが,HD 6670が総じて高めのスコアを出している。とくに,GTS 450に対して互角以上に立ち回っているのが気になる読者も多いと思われるが,しかし,総合スコアを踏まえるに,ここでのRadeonとGeForceのスコアは素直に受け取るべきではないだろう。HD 6670では,高いデータレートのGDDR5メモリを搭載するメリットが強く出ている印象だ。

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 DirectX 9世代における汎用演算性能を見るShader Particle(シェーダパーティクル),長いシェーダプログラムの実行性能を見るPerin Noise(パーリンノイズ)の結果が順にグラフ6,7。メモリ周りの性能が影響しやすいテストだと,同スペックのGDDR5メモリを搭載したHD 6670とHD 5670との間にスコアの違いが生じにくいことが,前者から見て取れる。

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 以上を踏まえつつ,実際のゲームタイトルのスコア考察に移りたい。
 グラフ8,9は,「Battlefield: Bad Company 2」(以下,BFBC2)のテスト結果だが,ここでHD 6670はHD 5670から15〜16%ほどスコアを伸ばし,HD 5750の93〜96%に迫っている。
 DirectX 11世代のタイトルなので,Radeon HD 6000シリーズで強化されたテッセレーション性能が効いた……といきたいところだが,実のところBFBC2はほとんどDirectX 10世代のタイトルといってよく,DirectX 11は性能面の最適化などといった補助的にしか使われていない。そのためここはむしろ,Radeon HD 6000シリーズならではの強みが出たというよりは,HD 5670より1つ増えたSIMD Engineと,HD 5750より100MHz高いコアクロックの影響が出たと見るべきだろう。

 ちなみにGT 440と比べると,HD 6670のスコアは56〜60%高い。

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 お次はDirectX 9世代のテストとなる「Call of Duty 4: Modern Warfare」(以下,Call of Duty 4)である(グラフ10,11)。ここでHD 6670はHD 5670より14〜16%高いスコアを示しているので,3DMark06と同じような傾向と述べてよさそうだ。HD 5750とは埋めがたい差がついている点も同じである。

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 グラフ12,13に示した「Just Cause 2」でもその傾向は変わらない。ただ,4xアンチエイリアシングと16x異方性フィルタリングを適用した「高負荷設定」だと,HD 6670の持つ対HD 5670のアドバンテージは,描画負荷の前に小さくなっている。

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 DirectX 11世代ということもあり,Radeonに最適化されていながらGeForce勢が高いスコアを出すことで知られる「Colin McRae: DiRT 2」だと,GTS 450が突出したスコアを示す(グラフ14,15)。ただ,そんな状況下でもHD 6670とGT 440の間には大差がついており,格が違う印象だ。
 HD 5670と比べてスコアが16〜20%高く,DirectX 9&10世代のタイトルで比較したときより差がつき気味なのは,Radeon HD 6000シリーズにおけるテッセレーション性能の最適化効果だろう。

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消費電力はHD 5670から大きな変化はなし

リファレンスクーラーの冷却性能には疑問も


 補助電源コネクタによる外部給電を必要としないことから,消費電力の低さは容易に想像できるが,実際はどうなのか。いつものように,ログの取得が可能なワットチェッカー「Watts up? PRO」を用いて,システム全体の消費電力を計測&比較してみよう。
 テストにあたっては,OSの起動後,30分放置した時点を「アイドル時」,各アプリケーションベンチマークを実行したとき,最も高い消費電力値を記録した時点を,タイトルごとの実行時としている。

 結果はグラフ16のとおり。アプリケーションによってバラつきはあるものの,総じて,HD 6670とHD 5670の消費電力に大きな違いはない。HD 5670と同じレベルの消費電力を維持したまま,性能を10〜20%伸ばしたものがHD 6670であるといえそうだ。

画像集#032のサムネイル/「Radeon HD 6670」レビュー。従来製品比で順当な性能向上を果たすが,課題もある

 グラフ17は,3DMark06を30分間連続実行した時点を「高負荷時」として,アイドル時ともどもTechPowerUp製のGPU情報表示ツール「GPU-Z」(Version 0.5.3)からGPU温度を計測した結果だ。なお,テストに用いたシステムは,室温20℃の環境にバラック状態で置いてある。
 言うまでもなく,グラフィックスカードによって搭載するGPUクーラーは異なるため,横並びの比較に意味はないが,それでも,HD 6670のGPU温度が,位置づけを考えると高めであるとは言えるだろう。Low Profile版HD 6670リファレンスカードの搭載するクーラーは,動作音だけでなく冷却能力も今一つか。

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補助電源が不要なのは大きなメリットだが

課題は価格設定と強すぎる上位モデルの存在


リファレンスカードの外部出力インタフェースはDVI-D,DisplayPort,D-Sub 15ピン。ただし,HD 6670自体はHDMI 1.4aにも対応し,最大4画面のEyefinity出力も可能となっている
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 HD 6670は,GPUメーカー公式の補助電源なしモデルとして,消費電力をHD 5670と同じレベルに維持しながら,順当に3D性能を伸ばしてきた製品として評価できそうだ。アンチエイリアシングを適用しなければそこそこ遊べる程度のフレームレートを確保できているのも好ましく,扱いやすさという点で,ライトゲーマーにはなかなか魅力的に映るのではなかろうか。GPUクーラー側の“問題”も,Low Profile仕様でないモデルが出てくれば解決するだろう。

 ただ,そんなメリットを吹き飛ばしてしまいかねないのが,HD 6670の価格設定である。秋葉原ショップ筋の情報によると,HD 6670の予想実売価格は1万〜1万2000円程度。特価品でなくても1万5000円前後から購入できるHD 6850との性能差――正直,比較にならない――を考えると,いまあえてHD 6670を指名買いする理由がほとんどないのだ。
 少なくとも平均売価が9000円台前半くらいまで落ちてこないと,HD 6670が市場で立ち位置を確保するのは難しいのではなかろうか。

 今後,値段が落ち着いてくれば,面白い存在になると思われる。しかし,4月19日というこの時点においては,しばらく様子見が正解だろう。

AMDのRadeon HD 6000シリーズ製品情報ページ(英語)

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    Radeon HD 6600&6500

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