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ソニー,4K液晶搭載の「Xperia XZ Premium」など新型スマートフォン4製品を発表
価格はいずれも未公表だが,世界市場での発売時期は,Xperia XZ Premiumが今春末で,Xperia XZsは2017年4月,Xperia XA1とXperia XA1 Ultraは2017年3月となっている。
各製品の特徴を簡単に紹介しよう。
Xperia XZ Premiumは,5.5インチサイズで解像度2160×3840ドット,HDR表示にも対応する液晶パネル「TRILUMINOS Display for mobile」を採用するのが特徴の製品だ。Xperiaシリーズが4K解像度の液晶パネルを採用したのは,2015年9月に発表となった「Xperia Z5 Premium」以来,1年半ぶりである。
搭載するSoC(System-on-a-Chip)は,Qualcomm製のハイエンド市場向けモデル「Snapdragon 835」。LTE-Advanced Pro対応モデム「X16 LTE modem」を内蔵しており,下り最大通信速度1Gbpsに対応するという。
なお,本稿執筆時点では,製品情報ページがオープンしていないため,メインメモリ容量やストレージ容量といったスペックは未公表だ。
そのほかにも,スマートフォンとしては史上初という,最大960fpsもの高速度撮影機能「スーパースローモーション」や,カメラ機能部があらかじめ撮影をし続けることで,シャッターを押す4フレーム前からの写真を記録できるという「Predictive Capture」(先読み撮影)機能に対応するカメラシステム「Motion Eye」も特徴であるという。
一方のXperia XZsは,基本的には現在販売中の「Xperia XZ」をベースに,
搭載SoCは「Snapdragon 820」。詳細な製品情報は公開されていないが,
Xperia XA1とXperia XA1 Ultraは,Xperiaブランドとしてはエントリー〜ミドルクラス市場向けのスマートフォンだ。
Xperia XA1は,5インチサイズで解像度720×1280ドット,Xperia XA1 Ultraは6インチサイズで解像度1080×1920ドットの液晶パネルを搭載する。Xperiaブランドのスマートフォンが,6インチ級の液晶パネルを採用するのは,2013年に登場した「Xperia Z Ultra」以来,3年8か月ぶり。Xperia Z Ultraのファンにとっては,注目すべき製品となるかもしれない。
搭載SoCはいずれも,MediaTek製の「Helio P20」(CPUコア Cortex-A53×8,最大CPU動作クロック2.3GHz,Mali T-880 MP2 GPUコア)だ。同じCPUコアを搭載するQualcomm製のミドルクラス市場向けSoC「Snapdragon 625」と同等か,それよりもやや下回る程度の性能と推測できる。
メインメモリ容量は,Xperia XA1が3GB,Xperia XA1 Ultraは4GB。内蔵ストレージ容量は,Xperia XA1が32GBで,Xperia XA1 Ultraは32GBまたは64GBとなっている。
Xperiaブランドのエントリー〜ミドルクラス市場向けスマートフォンは,今まで日本で扱われることはほとんどなかったものだが,近年の国内市場におけるSIMロックフリー対応スマートフォン市場の盛り上がりを考えると,国内展開の可能性も期待できるのではないだろうか。
ソニーモバイルコミュニケーションズの当該プレスリリース
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