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「Xperia XZ1」と「Galaxy Note8」「AQUOS sense」をラインナップしたKDDIの2017年秋モデルスマートフォンが登場
Galaxy Note8 SCV37とXperia XZ1 SOV36は,各シリーズのハイエンド市場向けモデル,AQUOS sense SHV40はエントリー市場向けの製品となっている。発売時期は順に2017年10月26日,2017年11月上旬,2017年11月中旬の予定だ。
以下,新製品を順に紹介していこう。
Galaxy Note8 SCV37
Galaxy Note8 SCV37(以下,
専用スタイラス(stylus,タッチペン)「S Pen」を使ったペン入力に対応するというGalaxy Noteシリーズ伝統の仕様はそのままに,6.3インチサイズで解像度1440×2960ドット,アスペクト比にして9:18.5という縦長の有機ELパネルを採用したのが大きな特徴だ。また,Galaxy Noteシリーズでは初めて,アウト(リア)カメラがデュアルレンズ仕様になったところも見どころといえよう。
主なスペックは下にまとめたとおりだが,主だったところをまとめておくと,搭載SoC(System-on-a-Chip)はQualcomm製のハイエンドモデル「Snapdragon 835 Mobile Platform」。メインメモリ容量は6GB,内蔵ストレージ容量は64GBで,最大容量256GBのmicroSDXCカードにも対応するなど,スペック面も充実している。IPX5/8相当の防水機能を備えているのもポイントだ。
●Galaxy Note8 SCV37の主なスペック
- メーカー:Samsung Electronics
- OS:Android 7.1(Nougat)
- ディスプレイパネル:6.3インチAMOLED(有機ELパネル,「Infinity Display」),解像度1440×2960ドット
- プロセッサ:Qualcomm製「Snapdragon 835」(MSM8998,「Kryo」CPU×8(最大CPU動作クロック2.45GHz)+「Adreno 540」GPU)
- メインメモリ容量:6GB
- ストレージ:内蔵(64GB)+microSDXC(最大容量256GB)
- アウトカメラ(メイン):有効画素数約1200万画素(※デュアルフォトダイオード技術により約2400万画素相当),F値1.7,光学式手振れ補正対応
- アウトカメラ(サブ):有効画素数約1200万画素,F値2.4,光学式手振れ補正対応
- フロントカメラ:有効画素数約800万画素,F値1.7,光学式手振れ補正対応
- バッテリー容量:3300mAh
- 対応LTEバンド:未公開
- 対応3Gバンド:未公開
- SIMカードスロット:nanoSIM(nanoUIM)
- 待受時間:約330時間(LTE)
- 連続通話時間:約1830分
- 無線LAN対応:IEEE 802.11ac
- Bluetooth:5.0
- USBポート:Type-C
- 本体公称サイズ:約75(W)×163(D)×8.6(H)mm
- 本体公称重量:約190g
- 本体カラー:ミッドナイト ブラック,メープル ゴールド
- 主な対応サービス&機能:au VoLTE,おサイフケータイ,防水(IPX5,8),防塵(IP6X),指紋認証,虹彩認証,ワンセグ,フルセグ,ハイレゾ音楽再生
AQUOS sense SHV40
AQUOS sense SHV40(以下,AQUOS sense)は,シンプルさを売りとした製品である。液晶パネルに,5インチサイズで解像度1080×1920ドットのIGZO液晶を採用している点がAQUOSシリーズらしい特徴と言えよう。
エントリー市場向け製品らしく,スペックは控えめで,Qualcomm製のエントリー市場向けSoC「Snapdragon 430」を搭載して,メインメモリ容量は3GB。内蔵ストレージ容量は32GBで,別途最大容量256GBのmicroSDXCカードも利用できるようになっている。
スペックからすると,ゲーマーが積極的に選ぶ理由はなさそうだ。
●AQUOS sense SHV40の主なスペック
- メーカー:シャープ
- OS:Android 7.1(Nougat)
- ディスプレイパネル:5インチIGZO液晶,解像度1080×1920ドット
- プロセッサ:Qualcomm製「Snapdragon 430」(MSM8937,「Cortex-A53」CPU×8(最大CPU動作クロック2.35GHz)+「Adreno 505」GPU)
- メインメモリ容量:最大3GB
- ストレージ:内蔵(32GB)+microSDXC(最大容量256GB)
- アウトカメラ(メイン):有効画素数約1310万画素
- フロントカメラ:有効画素数約500万画素
- バッテリー容量:2700mAh
- 対応LTEバンド:未公開
- 対応3Gバンド:未公開
- SIMカードスロット:nanoSIM(nanoUIM)
- 待受時間:約650時間(LTE)
- 連続通話時間:約1330分
- 無線LAN対応:IEEE 802.11n(5GHz帯非対応)
- Bluetooth:4.2
- USBポート:Type-C
- 本体公称サイズ:約72(W)×144(D)×8.6(H)mm
- 本体公称重量:約148g
- 本体カラー:オパールグリーン,シルキーホワイト,ベルベットブラック,ミスティピンク
- 主な対応サービス&機能:au VoLTE,おサイフケータイ,防水(IPX5,8),防塵(IP6X),指紋認証
Xperia XZ1 SOV36
Xperiaシリーズの最新ハイエンドモデルとなるのがXperia XZ1 SOV36(以下,
細かいところだと,内蔵ストレージ容量がXperia XZsだと32GBだったところがXperia XZ1では64GBへと倍増を果たしているものの,ハードウェア的な違いはそれくらい。5.2インチサイズで解像度1080×1920ドットの液晶パネル「トリルミナス ディスプレイ for mobile」を採用している点や,メインメモリ容量が4GBである点,最大容量256GBのmicroSDXCカードにも対応する点,アウトカメラがシングルレンズ仕様となる点は従来製品と共通だ。
ゲーム用途でのスペックは申し分ないが,2017年のハイエンドスマートフォンでは,デュアルレンズ仕様のアウトカメラを備える製品が珍しくなくなりつつあるだけに,Xperia XZ1のアウトカメラがシングルレンズ仕様というところは好みが分かれるかもしれない。
●Xperia XZ1 SOV36の主なスペック
- メーカー:ソニーモバイルコミュニケーションズ
- OS:Android 8.0(Oreo)
- ディスプレイパネル:5.2インチ液晶「トリルミナス ディスプレイ for mobile」,解像度1080×1920ドット
- プロセッサ:Qualcomm製「Snapdragon 835」(MSM8998,「Kryo」CPU×8(最大CPU動作クロック2.45GHz)+「Adreno 540」GPU)
- メインメモリ容量:最大4GB
- ストレージ:内蔵(64GB)+microSDXC(最大容量256GB)
- アウトカメラ(メイン):有効画素数約1920万画素
- フロントカメラ:有効画素数約1320万画素
- バッテリー容量:2700mAh
- 対応LTEバンド:未公開
- 対応3Gバンド:未公開
- SIMカードスロット:nanoSIM(nanoUIM)
- 待受時間:約420時間(LTE)
- 連続通話時間:約1420分
- 無線LAN対応:IEEE 802.11ac
- Bluetooth:5.0
- USBポート:Type-C
- 本体公称サイズ:約73(W)×148(D)×7.4(H)mm
- 本体公称重量:約156g
- 本体カラー:ブラック,ウォームシルバー,ヴィーナスピンク,ムーンリットブルー
- 主な対応サービス&機能:au VoLTE,おサイフケータイ,防水(IPX5,8),防塵(IP6X),指紋認証,虹彩認証,ワンセグ,フルセグ,ハイレゾ音楽再生
Galaxy Note8にも対応したスマホ向けVR HMD「Gear VR」の新モデルも発売に
なお,KDDIによるGalaxy Note8の国内発表に合わせて,Samsung Electronicsは,Galaxyシリーズのスマートフォンを填め込んで使うVRヘッドマウントディスプレイ(以下,HMD)と,Bluetooth接続対応ワイヤレスコントローラをセットにした「Galaxy Gear VR with Controller」の新モデルを,10月26日にKDDIの直営店およびauオンラインショップで発売すると発表した。
これは,2017年5月に国内発売となった製品の改良版で,本体サイズの大きなGalaxy Note8をはめ込めるように,内部を修正したものとなっている。VR HMD本体の機能やスペック,ワイヤレスコントローラの仕様に違いはない。