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ソニーが「Xperia XZ2」「Xperia XZ2 Compact」を発表。アスペクト比9:18の液晶パネルとSnapdragon 845採用のフラッグシップモデル
両製品とも,Xperiaとしては初めて,アスペクト比9:18の縦長液晶パネルと,Qualcomm製ハイエンドSoC(System
なお,詳細なスペックや価格,発売時期は未発表。判明し次第お伝えしたい。
Xperia XZ2
Xperia XZ2は5.7インチサイズで,解像度1080×2160ドットの縦長液晶パネルを搭載する製品だ。
半年前に登場した前モデル「Xperia XZ1」は,背面パネルがフラットなデザインを採用していた。それに対して新しいXperia XZ2では,緩やかなカーブを描くデザインになっており,ここがデザイン面のポイントとなる。前面の「3D曲面ガラス」のパネルや,湾曲した側面の金属製フレームと合わせて,よりグリップしやすい形状になったと,ソニーモバイルコミュニケーションズはアピールしている。
これまでのXperiaシリーズといえば,指紋認証センサーを右側面の[電源/スリープ]ボタンに内蔵していたのが,外観上の特徴であった。しかし,2018年1月に発表となったミドルクラス市場向けスマートフォン「Xperia XA2」でソニーモバイルコミュニケーションズは,Xperiaシリーズでは初めて,指紋認証センサーを背面に配置。今回のXperia XZ2でも,指紋認証センサーは背面となっている。
また,これまでは背面右上に配置されていたカメラモジュールも,背面の中心線上に移動した。これによって,各種センサーやLEDフラッシュ,カメラモジュール,指紋認証センサーは,すべて背面の中心線上に縦並びとなっている。
約1920万画素のアウトカメラは,スマートフォンとして世界初という「Hybrid
そのほかに,遅ればせながら,ワイヤレス充電規格の「Qi」(チー)に対応したことも特徴と言えよう。
前モデルのXperia XZ1が,2017年冬モデルとして国内大手3キャリアから発売された実績があるだけに,Xperia XZ2も2018年春〜夏商戦での国内発売が期待できそうだ。
Xperia XZ2 Compact
コンパクトサイズのXperia XZ2 Compactは,手のひらに収まりやすい65mm幅の本体に,約5インチサイズの縦型液晶パネルを搭載したスマートフォンとなる。
これまでのXperiaシリーズにおいては,標準モデルが解像度1080×1920ドットの液晶パネルを採用するのに対して,コンパクトモデルは解像度720×1280ドットの液晶パネルを採用するのが通例だった。しかし,Xperia XZ2 Compactだと解像度は1080×2160ドットで,Xperia XZ2と変わらないのがポイントだ。
指紋認証センサーやカメラモジュールが背面の中心線上に配置したレイアウトも,Xperia XZ2と共通。ただ,背面センサー類はXperia XZ2と異なり,アウトカメラの左右に散っている。
従来の「Compact」モデルは「小さな廉価版」だったが,今回のXperia XZ2 Compactは,採用する液晶パネルの解像度や搭載SoCのスペック的に,“無印”の廉価版とはとても言えそうにない。最終製品でSoCの動作クロックは異なったりするかもしれないが,それでも「小さなハイエンド機」として話題を集めそうだ。
筆者は発表会に参加しているので,後ほど,実機の印象をレポートしたいと考えている。
環境音も聞き取れるワイヤレスヘッドセットが正式発表
なお同時に,ソニーモバイルコミュニケーションズは,Xperia関連周辺機器として,スマートフォン用ワイヤレスヘッドセット「Xperia EarDuo」も発表している。
Xperia EarDuoは,1年前の「Mobile World Congress 2017」において「Xperia Ear Open-style CONCEPT」として参考出展されたものの製品版だ。周囲の音と,ヘッドセットから流れる音楽の両方を聞き取れるというのが,大きな特徴となっている。
また,音声アシスタント機能も備えており,相手を選択しての通話やメッセージ送信,地図検索といった操作を声で行えるのもポイントだ。
ソニーモバイルコミュニケーションズ公式Webサイト
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