インタビュー
「メモリーズオフ ゆびきりの記憶」が満を持してPSPで登場。天川ちなつ役,鹿野優以さんへのショートインタビュー
PSP版では新たな要素として,Zwei(ヅヴァイ)が歌う新規オープニングムービーが収録される。さらに多数のイベントグラフィックスも追加。また限定版である「メモリーズオフ ゆびきりの記憶+スイーツパック」には,新規シナリオ「メモリーズオフ ゆびきりの記憶~ふたりの風流庵~」(以下,ふたりの風流庵)が収録されたUMDが同梱されるのだ。
シリアスな展開が魅力の一つである「ゆびきりの記憶」だが,「ふたりの風流庵」では一転して明るいラブストーリーとなっているという。本シナリオは本編の進行度に連動しており,本編のゲームを進めていくごとにデートコースや攻略できる女の子の数が増えていくのが特徴。「メモリーズオフ」シリーズ未経験の人はもちろん,Xbox 360で「ゆびきりの記憶」をやり込んだという人も再び遊ぶ価値がありそうだ。
そんな本作のヒロイン,天川ちなつを演じた鹿野優以さんにインタビューする機会を得たので,その内容をお伝えしよう。
「メモリーズオフ ゆびきりの記憶」公式サイト
――「ふたりの風流庵」の収録を終えた感想を教えて下さい。
鹿野さん:
本編最初のちなつは,主人公のことが好きで堪らないという感情を全面に押し出す,明るいキャラクターだったんです。でもストーリーが進むに連れていろいろなことが起こって,ちょっとずつ変わっていくんです。
「ふたりの風流庵」では本編での出来事をすべて受け入れて,ギャグにできるようになった状態の彼女が出てくるので,本編をやってビックリした人はスイーツパックで癒されるんじゃないかと思いますね。本編では「重い」って感じながら収録していた部分もあったんですけど,「ふたりの風流庵」ではその部分も楽しんで演じられたのでとても面白かったです。
鹿野さん:
オススメは温泉ですね。プレイする際は頑張って温泉までたどり着いてほしいと思います。
――ちなつ以外に鹿野さんが興味を惹かれたキャラクターはいますか。
鹿野さん:
鼓堂詩名ちゃんっていう後輩のキャラクターが出てくるんですけど,その子が最初からぶれることなく気になるキャラクターですね。
――ちなつと鹿野さんが似ている部分はどの辺だと思いますか。
鹿野さん:
猪突猛進というか,一回好きになったらググッと入り込んでしまうところは似ていると思います。後は全然似ていないですね。こんなに小柄じゃないし,料理も得意じゃないので(笑)。でも女の子だったら誰もが持ってるだろうなっていう,やきもち焼きな部分や切なさがあるので,いろいろな人が感情移入できると思います。
――本編と「ふたりの風流庵」全体を通して,「ゆびきりの記憶」の魅力はどんな部分だと思いますか。
女性がプレイしても楽しめるところだと思います。ちょっとネガティブになってしまうところや,いい意味で生っぽい恋愛が体験できる部分が素敵だなと感じました。物語の舞台が鎌倉方面をイメージしているので,町並みもとても綺麗でしたね。
あと,ちなつを演じていて泣きそうになる場面が本当に多かったんです。嬉しいとか,悲しいとか,切ないとか,ほろっと泣けてしまうシーンがとても多かったので,ファンにはそういう部分を楽しんでいただきつつ,男の子は「女の子のおしりばかり追いかけていると痛い目にあうぞ」っていうのを,このゲーム感じてほしいなって思いますね(笑)。
ただ「ふたりの風流庵」は,女の子を一人に絞ってイチャイチャって出来る状態でのお話なので,誰に遠慮することなくイチャイチャしていただければなって思います。先ほど少しプレイさせていただいたんですけど,「こんなに甘酸っぱかったっけ?」っていうくらい甘酸っぱかったです,なので本編で大変な思いをした人は,山を乗り越えた先にはこんなに甘い日常が待ってるんだよっていう部分を楽しんでほしいです。
――それでは最後にファンの方へメッセージをお願いします。
皆さんお待たせしました。やっと移動中でも「ゆびきりの記憶」が出来るようになりました。これで毎日一緒に過ごせると思うと本当に嬉しいのです(ちなつっぽい感じで)。大変だと思いますけど,ちなつを嫁にしてくれたら嬉しいなって思います。もちろんほかにも可愛らしくて魅力的なキャラクターがいるので,この子とだったら指切りしたい思える子を見つけてくれたら嬉しいです。色々な困難があると思いますけど,最後には甘い(?)スイーツパックで待ってますので,そちらに向けて頑張ってプレイしてください。
――ありがとうございました。
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