ファン待望のシリーズ最新作「グロリア・ユニオン」，6月23日発売決定。大海原を舞台に「クリスタル」の伝説が紡がれる

　アトラスは本日（2011年4月1日），スティングが開発を手がけるシミュレーションRPG「ユニオン」シリーズの最新作「グロリア・ユニオン」を，6月23日に発売すると発表した。対応プラットフォームはPSPで，価格は6279円（税込）。これに合わせて，本作のティザーサイトがオープンしている。

「グロリア・ユニオン」ティザーサイト

　本作は，ゲームボーイアドバンス用ソフトとして2006年に発売され，その後PSP向けにリメイクされた「ユグドラ・ユニオン」と，2010年に発売されたPSP用ソフト「ブレイズ・ユニオン」の流れを汲む作品だ。ゲームシステムは過去2作品を踏襲しており，多数の軍勢が敵味方入り乱れて戦う「軍勢バトル」や，軍勢の行動を左右する「タクティクスカード」，軍勢同士をつなぐ「ユニオンシステム」などは健在。本作ではさらに，バトルを盛り上げる新要素が追加されているとのことだ。果たしてどのような内容なのか，詳細は続報が届き次第お伝えする。

■戦闘システム■
本タイトルには様々なシステムがありますが、今回は「ユニオン」シリーズ独特の軍勢バトルを簡単に紹介いたします。（詳細は次報以降となります）

「ユニオン」シリーズに脈々と継承されている軍勢バトルとは？
多対多の軍勢で敵味方入り乱れた戦闘を行います。
戦闘は攻撃を仕掛けたユニットが敵に戦闘をしかけてバトルはスタートする。
その突撃に対して反撃を行い均衡した白兵戦が始まり、どちらかが全滅すると戦闘は終了。
負けたユニットは「士気」が低下し、士気が「０」になるとそのユニットは消滅します。

戦闘を彩る「タクティクスカード」や軍勢を繋ぐ「ユニオンシステム」、また、リアルタイムで戦闘を操る「モード」などの面白さを次報以降のシステム紹介で行っていきます。

イメージイラスト

　また今回，本作のプロローグも公開されている。海に沈んだ大国「ユーフォリア王国」が，沈む直前に意志の力「ウィル」を詰め込んだ「クリスタル」を世界各地に封印。それが伝説となって語り継がれた現代，クリスタルを狙う海賊達が伝説を求めて海へ飛び出す――という内容だ。プロローグは最後に「そして，ここにも一人，一攫千金を狙う海賊少年がいた」と締めくくられており，どうやらこの海賊少年が，本作の主人公となるようだ。公開されているティザーサイトでも，主人公とおぼしき少年が登場しているほか，上に掲載したスクリーンショットから，同少年が「イシュト」という名前であることが判明している。
　また本作のイメージイラストでは，イシュト以外のキャラクターも描かれているが，それぞれのプロフィールはいまのところ明かされていない。

遥か数千年もの昔。
この世に存在している意思の力“ウィル”によって繁栄していた国があった。
ユーフォリア王国、王位継承者にのみ宿る強大なウィルの力で世界の頂点に君臨していた大国である。
ユーフォリア王国を始め、人々はウィルの力で様々な文化を築き上げていった。
絶対的力を持っていたユーフォリア王国。
しかし、その歴史はある日終わることとなる。ユーフォリア王国は海へと沈み、世界の八割は海に包まれた。
海に沈む直前、ユーフォリア王国はその文化を世界に残すため、膨大なウィルを詰め込んだクリスタルを世界各地に封印し、それは伝説となって現代に語り継がれた。
クリスタルの伝説。
世界の八割が海になったことで活性化した海賊達は、その伝説を求め海へ飛び出したのであった。

そして、ここにも一人、一攫千金を狙う海賊少年がいた。

　ティザーサイトは現在扉ページのみとなっているが，4月4日にグランドオープンするとのことなので，シリーズファンはお見逃しなく。
　また，本作の制作陣が明らかになっているので，以下の囲みから確認しておこう。

■制作スタッフ■
キャラクターやサウンド、戦略上で重要になるカードデザインなど、新たな「ユニオン」シリーズに息を吹き込むクリエイター陣たちをご紹介！

■プロデューサー：安井 光（やすい　ひかる）
代表作「エクシズ・フォルス」「ブレイズ・ユニオン」
■キャラクターデザイン：こにしひろし
代表作「ラジアータストーリーズ」「ラジアントヒストリア」
■キャラクターデザイン：為重英子（ためしげ　えいこ）
代表作「ドカポンキングダム」
■カードデザイン：戸部淑（とべ　すなほ）
代表作「Riviera 〜約束の地リヴィエラ〜」「エクシズ・フォルス」
■サウンドコンポーザー：林茂樹（はやし　しげき）
代表作「エクシズ・フォルス」「ブレイズ・ユニオン」

「グロリア・ユニオン」ティザーサイト