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NVIDIA,GeForce 500初の「GT」モデル「GeForce GT 520」を発表。ローエンド市場向け
「GeForce GTX 550 Ti」のレビュー記事で紹介しているとおり,NVIDIAは最近になって,「GTS」「GT」型番を,「3Dゲームの実行やビデオ再生,画像処理などに広く向く」GPUであると位置づけし直している。そのため,GeForce GT 520は,必ずしもゲーム用途向けではない,という理解をしておくべきだろう。そして結論から先に述べると,GeForce GT 520の仕様は,ローエンド市場GPU向けの色が濃い。
発表時点で明らかになっているGeForce GT 520のスペックは従来製品ともども下の表にまとめたが,まず,48 CUDA Coreというのは,GF108コアを採用する「GeForce GT 430」や「GeForce GT 440」のちょうど半分。メモリインタフェースは64bitで,これもGeForce GT 430&440の半分だ。GF100系に,近い仕様の製品はなかったので,GTX型番と同じGF110系コアを採用しているなら,GeForce GT 520は完全なる新製品ということになりそうである。
なお,搭載グラフィックスカードの価格は4500〜6000円程度になる見込みとなっている。
NVIDIAのGeForce GT 520製品情報ページ
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GeForce GT 500
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