プレイレポート
「Tree of Savior」OBTで最上位となる7次職を紹介。ギルド運営に特化して攻撃スキルを持たないテンプラーなど,個性的なクラスが登場
オープンβテスト時点では,ソードマン系列,アーチャー系列,ウィザード系列,クレリック系列のいずれも,7次職までのクラスチェンジが可能だ。本稿では,オープンβテストでの育成の目標となる,8種類の7次職を紹介していこう。
ソードマン系列「ドラグーン」
片手槍,または両手槍を使うのが得意な,近接攻撃タイプのダメージディーラーだ。習得可能な4つのスキルは,いずれも物理攻撃を行うもので,槍をぶん投げて敵を吹き飛ばすなど,派手なスキルも用意されている。
●ドラゴントゥース
属性:物理 突
回転させた槍の遠心力で前方の敵を攻撃する。
●サーペンティン
属性:物理 突
槍を使って前方の敵に連続攻撃する。
●ゲイボルグ
属性:物理 突
前方に向かって槍を投げ,一定範囲内の複数の敵を攻撃する。攻撃を受けた敵は一定時間,物理攻撃に弱くなる。ちなみに投げた槍は一定時間経過後に手元に戻ってくるが,その間は攻撃力が下がってしまう。自分から槍を回収に行けば,ロスを最小限に抑えられることを覚えておこう。
●ドラゴンソアー
属性:物理 斬
ジャンプしながら槍を大きく振り回し,前方の敵を攻撃する。攻撃対象は一時的に空中に突き上げられる。
ソードマン系列「テンプラー」
習得可能スキルがギルドメンバーの召喚やアイテムの製造時間短縮,周囲にいるギルドメンバーの強化など,ギルド関連のみという異色のクラス。単純な攻撃系スキルなどは持っていないので,戦力的にほかの7次職に劣る一方,このクラスでなければギルドが開設できないという極めて重要な役割を担う。テンプラーを目指すのであれば,ゲームを始めた当初からほかのプレイヤーと積極的に関わり,志をともにする仲間を集めておくといいだろう。
アーチャー系列「キャノニア」
キャノンを使って砲弾をぶっ放す,遠距離攻撃クラス。キャノンはサブウェポン扱いとなっているが通常攻撃はできないので,普段はメインウェポンにクロスボウを持って戦うことになる。したがって,キャノンは4つのスキルによる攻撃が見せどころだ。
●キャノンショット
属性:ミサイル
地上の敵に向かって砲弾を発射する。空中の敵には2分の1の攻撃力が適用される。
●シュートダウン
属性:ミサイル
空中の敵に向かって砲弾を発射する。地上の敵には2分の1の攻撃力が適用される。
●シーズバースト
属性:ミサイル
指定範囲に向かって曲射砲を発射する。敵の構造物(本作では,周囲のデバフをばらまく障害物など,さまざまなオブジェクトを敵が配置してくる)には5倍のダメージを与える。
●キャノンブラスト
属性:ミサイル
前方にいる多数の敵に向けて拡散する砲弾を発射する。
アーチャー系列「マスケティア」
メインウェポンとしてマスケット銃を使用し,高火力の射撃ができる。反面,防御力が低く,またサブウェポンの融通も利かないので,敵に近づかれると一気に不利となる。銃床や銃剣を利用した近接攻撃スキルも2種類用意されているが,本領を発揮するには,マスケット銃とクロスボウを持ち替えるテクニックや,壁となってくれるパーティメンバーの存在などが必要となるだろう。
●カバーリングファイア
属性:ミサイル
指定した範囲内にいる複数の敵を攻撃する。
●ヘッドショット
属性:ミサイル
敵の頭部を射撃する。攻撃を受けた敵は,一時的に知能と精神力が低下する。
●スナイプ
属性:ミサイル
遠く離れた1対の敵に照準を合わせて射撃し,大ダメージを与える。
●ペネトレーションショット
属性:ミサイル
自分のすぐ手前から直線上に射程内を連続射撃する。攻撃を受けた敵はノックバックすることがある。
●バットストローク
属性:物理 打
ライフルの台じりを利用して近接した敵を打撃する。
●バヨネットスラスト
属性:物理 突
ライフルの銃身に装着したバヨネットで近接した敵を刺す。攻撃を受けた敵はノックバックすることがある。
ウィザード系列「ウォーロック」
暗黒魔法を駆使するクラス。倒した敵を生贄に悪霊を呼び出し,それを攻撃手段に変えるという戦闘スタイルに少々クセがあるのだが,戦い方を把握すれば容易に多数の敵を相手にできるようになる。
●ポールオブアゴニー
属性:魔法 暗黒
接触した敵に持続ダメージを与える闇の柱を召喚する。
●インヴォケーション
属性:魔法 暗黒
倒した敵から悪霊を召喚できる状態となる。悪霊は敵を倒した地点に召喚され,接触した敵にダメージを与える。
●ダークサージ
属性:魔法 暗黒
召喚した悪霊を自分の周囲に集める。悪霊に接触した敵はダメージを受ける。
●マステマ
属性:魔法 暗黒
憎悪の悪魔を呼び出して敵を攻撃する。この魔法で攻撃された敵は詠唱者をターゲットする一方,一時的に聖属性攻撃で追加ダメージを受けるようになる。
●イーブルサクリファイス
属性:魔法
自分の周囲の悪霊を飛ばして,指定範囲の敵を攻撃する。
ウィザード系列「フェザーフット」
ウィザード系列の7次職の片方が暗黒魔法だから,こちらは光系……と思いきや,呪いを使った魔法攻撃が得意という,さらにダークな雰囲気のクラス。「血と髪で作った靴を履く」など,不気味なスキルが多い。
敵にダメージを与えて自分の体力に変換したり,ターレット型のオブジェクトを召喚したりと,ウォーロックよりも小回りが利くイメージだ。
●ブラッドバス
属性:魔法
野獣型と悪魔型,昆虫型の敵に出血ダメージを与えつつ,自分の体力を一部回復する。
●ブラッドサッキング
属性:魔法
野獣型と悪魔型,昆虫型の敵にダメージを与えつつ,自分の体力を一部回復する。
●ボーンポインティング
属性:魔法
骨でできたターレットを召喚する。この骨を使った攻撃を受けた敵は,一時的に呪い状態となる。
●ウンガドゥンディ
属性:魔法
骨を削って作った呪いの剣で敵を刺す。骨が刺さった敵は腐敗状態となり,矢による攻撃で追加ダメージを受ける。
●カーダイチャ
属性:魔法
血と髪で作った靴を履く。その靴の足跡を踏んだ敵は,一時的に呪い状態となる。
クレリック系列「プレイグドクター」
怪しげなマスクが特徴的な,クレリック系列の7次職。敵を状態異常で弱体化させたり,逆に自分やパーティメンバーを状態異常から守ったりすることに特化したクラスだ。状態異常攻撃スキルを持つクラスと連携することで,本領を発揮する。
なお,マスクを装着するのはスキル扱いとなっており,状態異常を防ぐ効果がある。
●ビークマスク
くちばしのついた仮面を被り,2ランク以下の状態異常を防ぐ。
●ヒーリングファクター
属性:魔法 聖
一時的に回復能力を付与する魔方陣を設置する。この魔方陣を踏んだパーティメンバーは,ダメージを受けても魔方陣を踏んだ時点の体力に素早く回復する。
●インシネレーション
属性:魔法 火炎
状態異常になった敵を燃やす。敵に適用されていた状態異常の数に比例し,火炎状態の持続時間が長くなる。状態異常にかかっていない,健全な相手は焼却しないあたりが,医者らしいところだ。
●ブラッドレティング
自分または仲間の体力を消費する代わりに,一時的に2ランク以下の状態異常にかからなくする。
●フュミゲート
仲間の状態異常を治療する消毒薬を噴射する。範囲内の3ランク以下の状態異常をすべて解消できる。
●パンデミック
指定された範囲内の敵にかかっている状態異常を拡散する。
クレリック系列「カバリスト」
数字を絡めたスキルを駆使するクラス。敵の名前を数字に置き換えて,そのぶんレベルを下げてしまうという,特徴的な弱体化スキルを持つ。数字を算出するスキルは2つあるのだが,その数字を活用できるスキルは1つだけなので,今後のスキル追加が気になるクラスだ。
●リベンジドセブンフォールド
属性:魔法 聖
女神の力により,自分が受けたダメージを7倍にして相手に返せる状態となる。
●アインソフ
属性:魔法 聖
最大体力の上限を一時的に大幅アップさせる魔方陣を設置する。
●メルカバ
属性:魔法 聖
女神の車輪を召喚して,敵を攻撃する。
●ゲマトリア
敵の名前の文字列を数字に置き換え,レベルダウンする数値を算出する。
●ノタリコン
敵の名前の最初と最後の文字を数字に置き換え,レベルダウンする数値を算出する。
●レベルダウン
ゲマトリアまたはノタリコンのいずれかで算出した数値の分だけ,敵のレベルを一時的に下げる。どちらの算出方法を適用すれば,目の前にいる敵のレベルをより下げられるか把握しておくと,効率的に戦える。
以上,各系統2つずつ7次職を紹介してみた。本作では,将来的に自分のキャラクターをどんなスタイルに育成していくのかきちんとイメージしておかないと,武器の変更により,クラスチェンジ前に習得したスキルが使えなくなってしまうことも起こり得る。
また,本作のクラスチェンジのシステムは,単純に2次職,3次職とクラスを変更していくだけでなく,あえて同じクラスをもう一度選ぶと,スキルを追加・強化できるという要素もあるので,「最上位のクラスを取得するまでに,どのようなクラスを経由するか」はかなり悩ましい。あれこれ悩んで,キャラクター育成を楽しもう。
「Tree of Savior」公式サイト
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