プレイレポート
「KRITIKA」の新キャラは「最恐JK」。ド派手なスキルと奥深いスキル構成を併せ持つ「エクレア」のプレイレポートを掲載
と,興奮気味で紹介してみたのだが,実際のところエクレアとはどんなキャラクターなのだろうか。今回,ゲームオンで一足先にプレイできたので,そのインプレッションをお届けしていこう。
名前はスイーツ,中身はビター。“最恐JK”エクレア現る
エクレアは「魔術師狩り」で両親を殺されたという女子高生(JK)だ。親を失ってから,とある騎士に拾われて剣術を叩き込まれ,両親譲りのマナの力と組み合わせた特異な戦闘スタイルを確立したのだという。
身の上だけを聞くと薄幸の美少女を想像してしまうが,実際のエクレアはそんなイメージと正反対。勝ち気で活発なうえ,がに股座りも当たり前と,やや慎みに欠けた印象だ。とにかく燃費が悪く,空腹時には,やたら機嫌が悪くなる。公式コピーも“最恐JK”なのだから,その迫力たるや推して知るべしといったところだ。
戦闘スタイルもとにかく派手の一言。マナで作り上げたビームサーベルのような剣で相手をズバズバぶった切り,二丁拳銃を乱射するのに加え,戦っている最中に空中に剣や槍,薙刀といった武器を次々と練成し,これらの武器を操って特殊な攻撃を行うこともできる。ハイペースな接近型キャラクター,それがエクレアだ。
さて,そんなエクレアはKRITIKA初の「外伝キャラクター」となっている。普通のキャラクターは15レベルになると二次職に転職できるのだが,外伝キャラクターであるエクレアには転職の要素そのものが存在しない。ステータス画面に表示されるクラス名も「エクレア」となっており,通常とは異なるキャラクターであることが分かるだろう。
転職ができないということは,どのような育成になるのか気になるところだが,転職の代わりに,プレイヤー自身によるスキル構成の自由度が高いキャラクターになっていると言えるだろう。
というのも,まずスキルレベルを上げると,そのスキルに特殊な付加効果が付き,スキル同士が互いにシナジーしあうという仕組み(※詳細は後述する)が用意されている。そして,“燃費が悪い”という設定を反映して(?)か,エクレアがスキルレベルを上げるには大量のSPが必要で,すべてのスキルをレベルMAXにすることが不可能になっているのだ。つまり,どのスキルのレベルを上げて,うまくスキルをシナジーさせていくのか,プレイヤー自身のスタイルに合わせて,ある程度は取捨選択が必要になるわけだ。
こう書くと難しく思えるかもしれないが,普通にプレイしても剣と銃を組み合わせてスピーディに戦う,爽快感のあるキャラクターになっている。しかし,スキルのシナジーやこれに伴う追加入力などが理解できれば,さらに面白くなるという,間口が広く,奥深いキャラクターになっているのだ。
無数の武器でぶった切る。とにかく派手なエクレアの戦い
育ての親である騎士から剣術を仕込まれたエクレアは,基本的には近接型キャラクターとなる。魔力で呼び出した無数の剣で戦うのだが,実際に彼女が持つ武器はなぜか“銃”。これも最恐JKゆえの反骨心だったりするのだろうか。
銃を手に戦うエクレアだが,左クリックの通常攻撃はマナで作った剣による斬撃「ベインソード」になっている。銃を使った「射撃」は右クリックに割り振られている。剣と銃は互いにキャンセルしての連携が可能で,レベル1の時点からスピーディに戦えるのが特徴だ。そのため,遠距離からの銃撃よりも,剣で相手をぶった斬り,銃で追い討ちするといった近接戦闘戦が,やはりメインとなりそうだ。
スキルも当然といったところか,ド派手なものが揃っている。自分の周囲に一定時間無数の剣(一つ一つに攻撃判定がある)を回転させる「ブレードワークス」に,空中からさまざまな武器を呼び出して相手に突き刺す「ヘブンズゲートオブブレード」といったアクティブスキル。さらに,パッシブスキルも,敵に攻撃が当たったとき,新たに武器が錬成されて自動的に敵へ襲いかかる「ブレードトリガー」があるなど,とにかく攻撃的で派手だ。
周囲に回転する剣を呼び出す「ブレードワークス」。剣の一つ一つが攻撃判定を持ち,バリアのように使える |
「ヘブンズゲートオブブレード」は,空中に錬成された無数の武器が,一定時間相手に降り注ぐ |
「ブレードトリガー」はパッシブスキルだが,攻撃がヒットすると武器が錬成され,自動的に相手に向けて飛ぶというものだ |
そんなエクレアのスピーディさを際立たせる要素が“ジャンプ”だ。緩やかな軌道を描く通常のジャンプに加え,指定方向に低い軌道で飛び込むショートジャンプ,攻撃中に後方へと飛び退くバックステップと,状況によって3種類のジャンプを使い分けられるのだ。エクレアの人柄と同様にジャンプも主張が強いというところか。
攻撃の最中に別の敵が迫ってきた場合,バックステップで危険域から離脱して,すぐにショートジャンプで新たな敵を強襲するというようなムーブも可能で,これを使いこなすことで,さまざまな戦術の可能性が広がりそうだ。
さまざまな武器を錬成して使いこなせ
マウスボタンをガチャ押ししているだけでも格好良いエクレアだが,通常攻撃やスキルをヒットさせると,その攻撃手段に応じて剣や薙刀,槍など,武器が錬成される。これらの武器を掴んで次々と攻撃していく様も良いのだが,武器が錬成された状態で「エキストラスラッシュ」スキルを使うと,特殊な攻撃が行えるという点を理解すれば,さらにエクレアでのプレイが面白くなるだろう。
例えば,通常攻撃をヒットさせるとエクレアの背後に剣が出現する。剣は放っておくと消えてしまうが,その前にエキストラスラッシュを使うと,効果範囲は狭いが隙が小さな突き攻撃を繰り出せるのだ。
「スパイラルチョッパー」を使った場合は,相手を吸い込む渦を発生させたあと,エクレアの背後に槍が出現する。ここでエキストラスラッシュを使うと,槍を構え,ジャンプしての攻撃が発動する。こちらは隙こそ大きいが威力も高い。
これが「ファントムブレード」だと,相手の所へテレポートして攻撃したあとに刀が出現し,エキストラスラッシュで斬りつけ攻撃が,「リボルブファルシオン」なら,ブーメラン状に回転する剣を呼び出したあとに薙刀が出現し,エキストラスラッシュでなぎ払い攻撃ができるといった具合だ。
レベルアップでさまざまな特性が付くエクレアのスキル
エクレアのスキルは,レベルを上げると特性が付いたり,ほかのスキルと影響を与えあうものがある。
例えば「エックスラージカリバー」の場合。普通に使うと“巨大な剣をゆっくり振り下ろす”というスキルなのだが,レベル2に上げると“エクレアの周囲にある武器1つごとに発動速度がアップする”というシナジー特性がつく。エックスラージカリバーをメインに使うなら,スキルレベルを上げれば,武器を使わずに残しておき,発動速度を上げておくといったプレイが可能となるわけだ。このように,スキルのレベルを上げることでシナジーが発生し,戦いのスタイルが変化することもエクレアの特徴と言えるだろう。
ファントムブレードの場合,レベルを上げると「ヒットした相手に背を向けさせる」「ヒット時にさらに入力することで追加攻撃が発動する」といった効果が付与される。
また,EXスキルの「オーバーエッジ」は,発動時に周囲の相手を吹っ飛ばし,効果時間内にエクレアの攻撃がヒットすると追加ダメージを与えるボム&エンチャント系のスキルで,そのまま使っても十分に強い。しかし,レベル2に上げると“オーバーエッジ中にエキストラスラッシュを使うと動作中無敵になる”という特性が付く。つまり,武器をあらかじめ錬成しておけば,オーバーエッジ中にエキストラスラッシュを使いまくって,無敵のまま一方的に攻撃できるというわけだ。
さらにレベル4にすれば“スキル発動時にスキルのクールタイムを減少させる”という効果も付く。そのため,クールタイムの長いスキルを使ってからオーバーエッジを発動させれば,スキルの回転率もアップすることになるわけで,いかにエクレアのスキル同士が互いに影響しあっているのかが分かるだろう。
このようにエクレアのスキルは,数こそ通常キャラクターと比べると少ないものの,レベルアップで特性が付与されることにより,さまざまなスキル構成が楽しめるキャラクターになっている。10月21日の実装後は,派手なバトルを楽しみつつ,いろいろなタイプの育成を試してみてはいかがだろうか。
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