1990年代の怪作レーシングゲームのリメイク版「Carmageddon: Reincarnation」のアーリーアクセス版が，2014年第1四半期にリリース

　1990年代後半にリリースされ，そのバイオレンスに満ちた描写がいろいろな意味で話題になったレースゲーム「Carmageddon」シリーズ。そのリメイク版となる「Carmageddon: Reincarnation」を開発中のStainless Gamesはこのたび，2014年第1四半期に同作のアーリーアクセス版をSteamでリリースすると発表した。

「Carmageddon: Reincarnation」公式サイト

　「Carmageddon」シリーズは，街中で相手の車を破壊しつつレースを行うというゲームだが，コースから外れて通行人をひいたり，オブジェクトを破壊してもなんのペナルティもないばかりか，そうしたアクシデントをチャレンジやブーストに利用できるところが大きな特徴だった。しかし，2000年の「Carmageddon TDR 2000」以来，2004年にシリーズ第4作がリリースされるという話があったものの，やがて立ち消えになり，表舞台から姿を消していたシリーズだ。

　しかし2011年，オリジナル版の開発元でもあるStainless Games が，IPを所有していたSquare Enix Europeからライセンスを獲得し，Carmageddon: Reincarnation の開発を開始。2012年6月にはクラウドファンディングサイトのKickstarterで希望を大きく上回る62万5000ドルの開発資金の獲得している。
　さらに，イギリスのベテランゲーム開発者であるレス・エドガー（Les Edgar）氏から，350万ドルという個人投資を受けるなどしており，現在は順風満帆といった雰囲気だ。対応機種もPCのほか，PlayStation 4/Xbox One向けのダウンロード専用タイトルとしての開発も進められているという。


　なお，Carmageddon: Reincarnationの公式サイトでは，このアーリーアクセス版の発表を記念して，本作についてツイートした人の中から抽選で，99人分のアーリーアクセス版のキーコード，およびその後に配信されるすべてのDLCが無料で手に入る権利を与えるといういうプロモーションを開始している。気になる人は，公式サイトにある指定のTwitterアイコンをポチっといってみよう。