［E3 2014］「大乱闘スマッシュブラザーズ」プレイレポート。Wii U版と3DS版の違いとは？

　任天堂は，E3 2014の同社ブース内にて，2014年9月13日に発売を予定している「大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS」と，2014年冬に発売予定の「大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U」をプレイアブル出展している。
　本作については，「Nintendo Digital Event」で発表されたNFCフィギュア「amiibo」への対応や，新要素「Miiファイター」，新キャラクター「パルテナ」「パックマン」の参戦などが明らかになったというのは，すでに4Gamerでお伝えしているとおりだ。
　そんな本作をさっそくプレイしてみたので，両機種それぞれの特徴やプレイフィールをお伝えしよう。

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「大乱闘スマッシュブラザーズ」公式サイト

4Gamer「E3 2014」記事一覧

　今回，任天堂ブースに置かれていた試遊バージョンでは，Wii U/3DS版ともに20体のプレイアブルキャラクターが用意されていた。筆者は，1999年にリリースされた初代スマブラ（「ニンテンドウオールスター! 大乱闘スマッシュブラザーズ」）から参戦している「サムス」を選んだのだが，なにせ同シリーズの作品をプレイするのは10年ぶりということで，何をやっているのか，何をされているのか分からないまま，初戦は最下位でフィニッシュ。えーと，チャージショットってどうやるんだっけ……。

　その後，ほかのプレイヤーの戦いぶりを10試合近く観戦してみたら，ほとんどの試合にリトル・マック（ボクシングゲーム「パンチアウト!!」の主人公）が出場しており，必殺パンチが決まるたびに歓声が挙がっていたのが印象的だった。


　なお，Wii U版の試遊台に用意されていた入力デバイスは「Wii U GamePad」でなく，ゲームキューブ用のコントローラだった。じっくりと確認できなかったものの，これは発表されたばかりの周辺機器「Wii U用ゲームキューブコントローラ接続タップ」を介したものだと思われる（関連記事）。


　気になる動作面だが，フレームレートなど，はっきりとした数値が出ていたわけではないものの，動きがカクつくような場面は一切見られなかった。対戦格闘ゲームのプレイ環境として，十分満足できるものになっているのはまず間違いないだろう。


　一方，3DS版の大きな特徴となるのは，やはり立体視だ。これにより，キャラクターが手前に向かって飛んでくる演出などで迫力が増している。3DS版を購入予定の人は，ぜひ3D立体視の機能を体験してみてほしい。

3DS版の下画面に表示される情報は，ゲームモードによって異なるようだ

　ちなみに3DS版も高いフレームレートで動作しているようで，短時間のゲームプレイだったとはいえ，快適さの面でWii U版との違いはあまり感じなかった。スマブラを屋外で遊びたいのか，腰を据えてじっくりとプレイしたいのか，プレイヤーの遊び方に合わせてプラットフォームを選べばいいのではないだろうか。

　気になるWii U版の発売日やさらなる参戦キャラクターなどは，これから逐次発表されるはず。今後の動向にも注目しておきたい。

「大乱闘スマッシュブラザーズ」公式サイト

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