インタビュー
PS3版「ぎゃる☆がん」いよいよ発売。ヒロインの1人「桜咲薫子」を演じる内田真礼さんに話を聞いてきた
この度ソフトの発売に先立ち,本作のヒロインの1人である「桜咲薫子」を演じる声優の内田真礼(うちだまあや)さんにインタビューする機会を得た。ゲームのアフレコから趣味のことまで,いろいろな話を聞いてきたので,内田さんのファンや本作が気になる人は,ぜひ最後まで目を通してほしい。
「ぎゃる☆がん」公式サイト
「『ぎゃる☆がん』は前代未聞のバカゲーだと思いました(笑)」
本日はよろしくお願いします。内田さんにインタビューするのは初めてですよね。まずは簡単に自己紹介をお願いします。
内田真礼さん(以下,内田さん):
声優の内田真礼です。現在22歳で趣味はゲームです。最近はニンテンドー3DSのすれちがい通信をやっています。
4Gamer:
ゲームが好きなんですか。嬉しいですね。あとでその辺りも少しお聞かせください。
内田さん:
はい。
4Gamer:
では「ぎゃる☆がん」の質問からお聞きしたいのですが,今回,内田さんが演じられた桜咲薫子というキャラクターは,どんな子なのでしょう。
薫子は桜咲第三高等学校の3年生です。主人公・テンゾウ君の1つ年上,お姉さんキャラですね。強気でちょっとサドっ気のある部分が魅力だと思うので,そういう子が好きな人にはぜひアタックしてみてほしいです。
4Gamer:
桜咲薫子というキャラクターを自分と比べてみて,似ている部分などはあると思いますか。
内田さん:
薫子と似ている部分って,自分ではあまりないなって思うんです。共通点はロングヘアーと,ちょっとつり目気味なところかな。
以前,希望ちゃん(※)から,「色気があるところが似ているよ」と言われたんですが,自分に色気があるって思ったことがなくて。薫子とは1年ぐらい付き合っているけど,なので,接点ってあまりないなあと思いますね。
※声優の山本希望さん。「ぎゃる☆がん」ではヒロインの1人,兎野 葵を演じている。
4Gamer:
「ぎゃる☆がん」は,オバカなゲームとしても話題になっていますが,どんな印象を持っていますか。
内田さん:
オーディションを受けるまでは,「ぎゃる☆がん」にちょっとエッチなセリフがあるということも知らなくて。オーディションでいざ台本を渡されてみたら,「えっ,……こんなセリフもあるの」って戸惑ってしまいましたね(笑)。気になったのでその時に内容についても聞いてみたんですが,「前代未聞のバカゲーだなあ」って思いました(笑)。
4Gamer:
ちょっと思いつきませんよね。フェロモンショットとか。ところで内田さんは「ぎゃる☆がん」のどんなところが魅力だと思いますか。
内田さん:
もう奇想天外なところですね。主人公はモテモテになるのに,迫ってくる女の子達を撃ち落としていくというのがすごいです。こんなゲームは今までになかったですよね。こういう新しい発想と「恋をする」という普遍的なものがコラボレーションしているのが,楽しかったりドキドキする部分だと思うんです。みなさんにもそこを体験してほしいですね。
4Gamer:
「ぎゃる☆がん」は主人公が1日限定でモテるという状態になりますが,もし内田さんが同じ境遇になったらどうなると思いますか。
内田さん:
たぶんパニックを起こして,迫ってくる人を断りながら1日を終えちゃって,寂しい状態で翌日を迎えるのではないかと思います(笑)。本当はテンゾウ君のように本命の子と結ばれたいですけど,私の性格だと誰も選べずに悲しい最後を迎えそうです。
4Gamer:
「ぎゃる☆がん」のバッドエンドは,本命ではない子と付き合ってしまうそうですよ。
内田さん:
えええ。じゃあ,私はバッドエンドすら見られないということですね(笑)。それは悲しすぎるから,ちょっと避けたいですね。
4Gamer:
「ぎゃる☆がん」のアフレコで思い出に残っているエピソードはありますか。
内田さん:
薫子はお嬢様キャラなので語尾に特徴があります。それを表現するのが難しかったですね。薫子のセリフってちょっと言葉が抜けただけでずいぶん印象が変わってしまうんです。なので,台本をもらったあとも修正が入りました。でも,苦労した分,お嬢様らしさを出せたと思います。
4Gamer:
お嬢様キャラを演じてみての気分はいかがでしたか。
内田さん:
薫子って私が初めてオーディションに受かったキャラクターで,自分の原点と言ってもいいぐらいなんですね。なので最初も今も演じるときは緊張します。
4Gamer:
「ぎゃる☆がん」では,ヒロインを演じる声優さん4人で「ZQN☆」(ズキューン)というユニットを組んで歌を歌っていますが,いかがでしたか。
内田さん:
私は歌を歌いたかったので,夢が叶ってうれしかったです。レコーディングするまで,ほかのヒロインを演じた声優のみなさんに会ったこともなくて,どんなユニットになるのかも想像できなかったんですが,すごく楽しかったです。
ゲームプレイ歴は10年以上
気になったゲームはプレイしてみる
ここから少し話題を変えて,内田さんご自身に関する質問をさせてください。先ほど,ゲームが好きと言ってましたよね。いつ頃からゲームを遊ばれているんですか。
内田さん:
私の両親はゲームが好きなんです。その影響のせいか,幼稚園の頃からゲームを遊んでいましたね。あと,「FINAL FANTASY VII」が小学校低学年の頃に発売されたんですが,キャラクターになりきってみんなでごっこ遊びとかしていましたね。
ほかには「ぷよぷよ」が得意です。私は作戦を練らずに瞬時にぷよを消して,相手におじゃまぷよを送り込んでいくタイプですね。
4Gamer:
オンラインゲームはプレイされたりしますか。
内田さん:
母と弟,私の3人で「FINAL FANTASY XI」をプレイしています。オンラインゲームを遊び始めたのは10年ぐらい前ですね。
Mobageのゲームも遊びますし,カジュアルなものからじっくり遊ぶタイプのものまで割と幅広いですよ。興味を持ったタイトルはとりあえずプレイしてみるんです。
ゲームハードだと,PlayStation Vitaは発売日に買いましたし,ほかにはニンテンドー3DS,PlayStation 3やXbox 360,Wiiを持っています。PS3版の「ぎゃる☆がん」ってPlayStation Move コントローラーに対応しているので,それも買おうかなと思っています。
ただ……。周りからは「もっと女子っぽい趣味はないの?」って言われたりしますけど(笑)。
4Gamer:
まさか現行ハードすべてを持っているとは思いませんでした。ゲーム以外に公式プロフィールでは,趣味に「食べ歩き」「タオル集め」と書かれていましたね。
内田さん:
はい。私はラーメンが好きなんですが,やめられないですね。最近はおしゃれなラーメン屋さんも増えているので,1人でふらっと入ってつい食べちゃうんです。ダイエットとか女子的にどうなのかと自分でも思ってるんですけど(笑)。
4Gamer:
タオルについてはどうでしょうか。
内田さん:
100枚ぐらい持っています。昔,ディズニーランドに行ったときに,お土産でタオルを買ったんですが,かさばらないしいいかなと思ったんです。それをきっかけにコレクションが始まって,以来どこかに行くたびにタオルを買って帰らなきゃ気が済まなくなってしまったんです。
4Gamer:
なんというか,コレクター気質なんですね。ほかにも集めているものはあったりしますか。
コミックですね。少女漫画よりは少年漫画を読むことが多いかもしれません。好きな作品は「ひぐらしのなく頃に」(※)ですね。初めて読んだときは解答編に入るまで不安で不安で,3日間ぐらい眠れなかったです。あとは,声優になる前,弟と一緒に漫画を音読して役になりきって遊んだりもしましたね。
※同人サークル「07th Expansion」原作。元は同人作品だが,謎めいたストーリーや絶妙な演出が話題となり,コミック,アニメ,そしてアルケミストから発売されたコンシューマゲームとさまざまなメディアで展開された。スピンオフ作品も多く登場している。
アルケミスト「ひぐらしのなく頃に 祭」公式サイト
4Gamer:
なるほど。そういうごっこ遊びというのが,今の仕事に生きているのかもしれないですね。
内田さん:
そうですね。普段の生活をしていて,人前で演技を見せるというのは,あまりないと思います。あの頃の遊びって,とても楽しかったので,やはりその経験が声優という仕事につながっているのかもしれません。
4Gamer:
内田さんが役を演じる上で,心がけていることって何かありますか。
内田さん:
緊張感を忘れないことです。現場によっては仲の良いスタッフに囲まれて楽しく収録ができるんですけど,一方それでなあなあになってしまうのは嫌なんです。なので現場では芯の通った演技をするように心がけています。
桜咲薫子 |
野々宮かなめ |
火吹 晶 |
兎野 葵 |
「ぎゃる☆がん」と「桃色大戦ぱいろん+」のコラボレーションでは,初めて1人2役を演じる
さきほど聞きましたが,「ぎゃる☆がん」と「桃色大戦ぱいろん+(ぷらす)」のコラボレーションが決まって,内田さんもアフレコに参加されたそうですね。収録を終えての感想を教えてください。
内田さん:
今回のコラボレーションでは薫子のほかに,「桃色大戦ぱいろん+」のオリジナルキャラクターとなる「リシア」の2役を演じているんです。「ぎゃる☆がん」のアフレコは何度やっても不安なんですが,OKをもらえたのでうれしかったですね。
リシアには「お酒を飲めないけど,マンドラゴラを食べると酔っ払う」というユニークな設定があって,自分が想像していたよりはっちゃけていましたね。リシアは明るい部分と通常の部分の差が大きい子で,かわいらしく演じられたと思います。
4Gamer:
1人2役を演じて,演技の幅も広がったのではないでしょうか。
内田さん:
そうですね。今回はお嬢様と植物好きのキャラクターという,まるで違うタイプでしたからね(笑)。
4Gamer:
「ぱいろん」の絡みで聞いちゃいますけど,麻雀ってできますか。
内田さん:
はい。基本的な役しか分からないんですが,ルールは知っていますし,PSP用の「麻雀格闘倶楽部」を持っています。あと,最近はiPodで遊べる麻雀ゲームもあるので,移動中にCPU相手にプレイしたりはしますね。「桃色大戦ぱいろん」はまだ遊んだことがないので,こちらも早くプレイしてみたいです。
4Gamer:
ああ,iPodでもゲームを遊んでいるんですね。もし「ぱいろん」を遊ぶとしたら,やっぱり薫子ですか。
内田さん:
はい。やはり大切なキャラですし,薫子を使ってプレイしようかなと思っています。CPUと遊んだり,オンライン対戦もできると聞いているので,早くIDを作りたいですね(笑)。
「桃色大戦ぱいろん+(ぷらす)」公式サイト
4Gamer:
それでは最後にPS3版「ぎゃる☆がん」を楽しみにしている人に向けて,メッセージをお願いします。
内田さん:
PS3版では堀江由衣さんが演じるキャラクター,「えころ」が新登場します。ほかにもたくさんの声優さんが参加されているので,楽しんでいただけたらと思います。
個人的にはXbox 360版と比べて,さらにドキドキ感が増しているんじゃないかと思います。モードが増えていますし,オープニングムービーも新しくなっています。ダウンロードコンテンツで体操着やスクール水着,ほかにもインパクトのあるものがたくさん用意されていますから,ぜひ新しい気持ちで楽しんでください♪
4Gamer:
ありがとうございました。
「ぎゃる☆がん」公式サイト
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