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「妖怪ウォッチ」の実機デモや「イナズマイレブンGO ギャラクシー」の衝撃情報が飛び出した,「レベルファイブ ライブ」第1回をレポート
以前「こちら」のニュースでもお伝えしたように,本番組では,2013年7月11日に発売されたニンテンドー3DS用ソフト「妖怪ウォッチ」の実機デモが行われたり,シリーズ最新作「イナズマイレブンGO ギャラクシー」の今後の展開が発表されたりと,ファンにとって興味深い内容となった。本稿では,その模様をレポートしていこう。
「妖怪ウォッチ」公式サイト
「イナズマイレブンGO ギャラクシー」公式サイト
番組のMCを担当したのは,レベルファイブ代表取締役社長/CEOの日野晃博氏だ。日野氏はまず,本番組は同社の最新タイトルの情報を,普段開催しているイベントとは違った形で“ゆるく”お届けするものだと,そのコンセプトを紹介した。
最初に話題に挙がったのは,以前開催された「レベルファイブ創立15周年記念 キャラクター人気投票100」の結果だ。
並みいるキャラクター達をおさえて1位に輝いたのは,GUILDシリーズの「AERO PORTER」に登場する「飛行機」。
日野氏は,“五条さん”※のときのように,コミュニティで飛行機に投票しようという流れがあったのではと推測しつつも,これはこれでアリなので,また人気投票のような取り組みを実施したいとコメントしていた。
※イナズマイレブンシリーズに登場するキャラクター「五条 勝」。原作では主要キャラではなかったにも関わらず,2011年「劇場版イナズマイレブン爆熱キャラクター人気投票」で1位を獲得して話題になった。その後,続編となるイナズマイレブンGOシリーズに登場したり,「ダンボール戦機W」にカメオ出演を果たしたりと,シリーズでも屈指の話題性を持つキャラクターである。
なお,人気投票の結果発表ページでは,現在上位10キャラクターのオリジナル壁紙を配信中だ。この壁紙は,レイトン教授シリーズやイナズマイレブンシリーズのキャラクターデザインを担当した,長野拓造氏による描き下ろしとのこと。余談だが,壁紙ではキャラクターが1人足りないように見えるが,影の部分をよく見ると,9位の「ポーターさん」がいる。
現在放映中のテレビアニメ「イナズマイレブンGO ギャラクシー」では,フットボールフロンティア・インターナショナルV2(ビジョンツー)という大会のアジア地区予選を戦っている。しかし,イナズマジャパンに選ばれたのは,天馬,神童,剣城の3人以外はサッカー経験ゼロの素人集団で,この先どうなるのか,まったく分からない展開となっている。
日野氏がここで話題に挙げたのが,最近収録を行ったばかりだという最新話について。日野氏は,最新話に出てくるキャラクターとして市川座名九郎(いちかわ ざなくろう)を紹介。シリーズファンなら,「そう言うと思ったぜ」でお馴染みの“あの人”を連想すると思うが,市川座名九郎はなんと歌舞伎役者なのだとか。
日野氏曰く,名前どおりの活躍(?)をしてくれるキャラクターとのこと。なぜ,ザナー……座名九郎が出てくるのか,その謎が解明されるであろう,アニメの放送を期待して待っていてほしい。
ちなみに日野氏によれば,「イナズマイレブンGO ギャラクシー」でこだわっているキャラクターは「森村好葉」(もりむら このは)。ぱっと見,美少女キャラではない彼女を人気者にすることを狙っているという。
妖怪ウォッチ
「妖怪ウォッチ」は,レベルファイブのクロスメディアプロジェクト第3弾として,7月11日に発売されたタイトル。発売前日に放送された本番組では,製品版を使った実機デモが行われた。
なお本作の体験版は,7月3日からニンテンドーeショップで配信されている(関連記事)。日野氏によれば,かなりのダウンロード数を記録しているという。
日野氏は,「妖怪ウォッチ」というブランドを浸透させるべく,「売ろうぜ大作戦」というプロモーション施策を考えているとコメント。その一環として用意された「ようかい体操第一」というムービーが放送された。
なお,YouTubeのLEVEL5chでは,同内容のムービーが公開されているので,以下から再生してみてほしい。
また,iOS/Android端末向けのアプリ「ようかい体操第一 パズルだニャン」が近日中に無料で配信予定であることも発表された。「ようかい体操第一」の音楽に合わせて3マッチパズルが楽しめるという内容で,振り付けをじっくり見られる鑑賞機能も用意されているとのこと。
デモの内容は,ゲーム開始から序盤の流れを実際に体験するというもの。夏休みの自由研究で昆虫採集をしていた主人公が,妖怪執事「ウィスパー」に出会い,妖怪ウォッチを手に入れるまでの流れが紹介された。
ちなみに本作のキャストの一部も,番組内で公開された。男の子の主人公※である「ケータ」は戸松 遥さん,女の子の主人公※である「フミちゃん」は遠藤 綾さん,そしてウィスパーは関 智一さん,ジバニャンは小桜エツコさんが演じている。余談だが,五条役でおなじみの奈良 徹さんも出演しているそうだ。
※本作では,主人公を男の子/女の子のいずれかから選べる
本作では,「メンバーサークル」というリボルバー状のスロット6つに妖怪をセットして戦う。上半分が前衛,下半分が後衛となり,前衛にいる妖怪が敵を攻撃できるという仕組みだ。バトルは基本的に,プレイヤーが操作しなくてもオートで進行する。プレイヤーはバトルの要所要所で,必殺技を出したり,狙う敵を指定したりといった操作を行えばいい。
また,必殺技を出すときや敵の攻撃で状態異常に陥ったときなどは,タッチペンでなぞったりタッチしたりといった操作をすることになる。番組の内容とは異なるが,バトルシステムについては,以下のムービーを参考にしてほしい。
本村氏によれば,本作のこだわりポイントの一つが,舞台となる町のマップの作り込みとのこと。玄関でちゃんと靴を履いたり脱いだりするだけでなく,横断歩道を青信号で渡れるよう押しボタンをつけたりと,子供達が安心して遊べるよう,道徳的にもこだわったそうだ。余談だが,ゲーム内には信号が青じゃないと横断歩道を渡れないといった縛りはないのでご安心を。
また,本作ではBボタンを押している間ダッシュができるのだが,スタミナの概念があるため,ダッシュできる時間には限度がある。これにはきちんとした理由があり,このシステムが重要になってくるシーンもあるそうだ。
なお,ここで紹介した内容のほとんどは,体験版をプレイして確認することができる。体験版には,開発者からの挑戦状として,強いボス妖怪が用意されているそうなので,気になる人はプレイしてみてほしい。
なお,本作には250種類以上の妖怪が登場し,ほぼすべての妖怪と友達になれるとのこと。
日野氏は,2014年1月にスタート予定のアニメについて,その展開を考えている段階だが面白いものになる自信があるので,そちらも期待していてほしいとコメントして,コーナーを締めくくった。
イナズマイレブンGO ギャラクシー
2回めの「イナズマイレブンGO ギャラクシー」コーナーでは,今後の展開に関するネタバレ要素の紹介がメインとなった。
日野氏によれば,なんでも天馬達は今後宇宙に行くことになるという。番組で紹介されたのは,舞台となるであろうフィールドや登場するキャラクター達のイラストだ。そのスライドを掲載しておくので,隅々までチェックしていろいろと推測してみてほしい。
ちなみに開発スタッフからは,「ファンタジーRPGを作っているよう」という声が上がっているそうだ。
日野氏は,人気キャラクター達が集まって世界大会を行う展開もアツいが,すごく面白い展開を思いついたため,非常に悩んだが,「ギャラクシー」ではあえてその選択肢を選ばなかったのだとか。
ただ,結果的にイナズマジャパンのメンバーがほぼ総入れ替えとなったため,多くの人から批判を受けたので,過去作品に登場したキャラクターを追加メンバーとして登場させることにしたのだと,日野氏は話していた。
ちなみに,次世代ワールドホビーフェア'13 Summerで実施したステージイベントでは,白竜,南沢,雪村らのメンバーで構成された「レジスタンスジャパン」が登場することが発表されたのだが,これも当初から予定があったものではなく,ファンの要望に沿うべく,“急遽”入れたのだそう。
日野氏は,「イナズマイレブンGO ギャラクシー」では,これから後半戦に向けてさまざまなことが起こり,まるで別作品のようになるとコメント。今の状態からどうやって“あんなこと”になるのか,そしてそこがサッカーとどうつながるのか,今回公開された情報から推測するのも,一つの楽しみ方になるだろうと話していた。
また,「ギャラクシー」では化身やミキシマックスが使えないというルールになっているが,ゲームでは新しいシステムが加わるので,楽しみにしていてほしいとも日野氏は述べていた。
番組のエンディングで日野氏は,レベルファイブでは,オリジナルのタイトルを1年に一度のペースで発売しようという意気込みで取り組んでいるが,2013年の新作である「妖怪ウォッチ」はかなりいい出来になったとコメント。面白いものになったという自負があるので,ぜひ遊んでみてほしいと話していた。
また,「レベルファイブ ライブ」については,次も“ゆるい”番組になるかもしれないが,今後も続けていけたら嬉しいので応援してほしいと述べ,本番組を締めくくった。
「妖怪ウォッチ」公式サイト
「イナズマイレブンGO ギャラクシー」公式サイト
- 関連タイトル:
妖怪ウォッチ
- 関連タイトル:
イナズマイレブンGO ギャラクシー ビッグバン
- 関連タイトル:
ようかい体操第一 パズルだニャン
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