プレイレポート
[G-Star 2014]「Lineage Eternal」プレイレポート&直撮りムービーを掲載。操作はシンプルながら,多彩なスキルを駆使した爽快な戦闘が楽しめる
ブースの規模は会場で最大級,ホールの反対側にあるネクソンと共に,今回のG-Starの盛り上げに一役買っている印象だ。
そんなNCsoftブースで一番に推されているのが,Lineage Eternalだ。100席以上の特大プレイアブルゾーンが用意され,週末には混雑必至といった感じ。さっそく体験してみたので,プレイレポートをお届けしよう。
今回筆者がプレイしたのは,ゲーム序盤のクエストだ。プレイアブルバージョンで選択できたクラスは2種類で,近接職のナイトと,魔法職のエレメンタリスト。クラス名はブースの人がそう呼んでいただけで,エヌ・シー・ジャパン経由で教えてもらった日本語名称は「守護騎士」と「元素術士」になっていた。
筆者はキャラクターの胸元に惹かれ,エレメンタリストを選択してゲームスタート。クエストの内容は,敵にさらわれた女性キャラクターを助けに行くというものらしかったが,韓国語はチンプンカンプンなので,ストーリーの話は置いておこう。
プレイして最初に気付くのは,操作がかなり簡単なこと。テーマの1つに「Simple」が掲げられているだけのことはある。移動は左クリックで行い,近年のMMORPGによく取り入れられている[W/A/S/D]キーを使った移動はない。キャラクターにセットできるショートカットの数もそれほど多くなく,[1]〜[5]キーに割り当てる5種のスキルのほか,ポーションなどのアイテムが[Q]と[W]キーで使える。ほかには,[Space]キーにスタミナを消費するダッシュが割り当てられているが,戦闘中に使うキーはこのぐらいしかなかった。
マウスにもスキルの割り当てがあり,敵にカーソルを合わせて左クリックで使う通常攻撃のようなものと,右クリックによる強攻撃,そして「Drag Skill」が1つという感じだ。Drag Skillは,右クリックしながら線を描くようにマウスを動かすと,その線に沿ってスキルが発動するというもの。エレメンタリストの場合は,通過した敵にダメージを与える炎の壁と,ダメージ+鈍足効果を与える氷の壁を使用できた。
ここまで操作がシンプルだと,「ゲームも単調になるのでは?」と思うかもしれないが,ここを面白く味付けしているのが,ハック&スラッシュタイプの戦闘が採用されている点,そしてスキルの1つ1つが特徴的な効果を持っている点だろう。
まず戦闘だが,今回のクエストが序盤のものであったにもかかわらず,部屋に入れば前から後ろから敵がウジャウジャ出てきて,四方八方の敵を片付けるのにけっこう忙しい操作を要求された。今回プレイしたのが防御力の低いエレメンタリストで,敵との間合いをコントロールする必要があったため,なおさらそう感じたのかもしれない。
また,上からハンマーが定期的に落ちてきてダメージを食らう部屋などもあり,そういったギミックへの対処も迫られるなど,やるべきことは多いので,単調な印象はまったく受けなかった。
スキルについては,今回のプレイだけでも,いろいろな種類を試せるようになっていた。というのも,各キーやマウスに割り当てるスキルは,キーごとに固定されていた(スキルAは[1]キーで,スキルBは[2]キーでしか使えないといった感じ)のだが,プレイ中の好きなタイミングで,それぞれのスロットごとに2〜3個用意されたスキルから,好みのものを選択できるようになっていたのである。
もう少し詳しく説明すると,キースロットごとに違ったスキルツリーが用意されていて,そこからスロットに割り当てるスキルを自分で選択できるという形だ。違うスキルを割り当てる場合は,ツリーをリセットして振り直せばいい。
その効果も多種多様で,炎で広範囲にダメージを与えるいかにもエレメンタリストらしいスキルをはじめ,氷で相手の足を止めて集団を相手に優位に立ち回るためのスキル,爆発を起こして瞬時に後退し間合いを取るスキル,逆に電撃をまとって一瞬で敵のいる位置にワープするスキル,炎のシールドを展開して近寄ってきた敵にダメージを与えるスキルなど,今回用意されていたものだけでもかなりのバリエーションとなっていた。ショートカットの数が制限されていることもあり,どの組み合わせを使うかが悩ましくも楽しい。
戦闘の様子をムービーで撮影してみたので,確認してもらえると幸いだ。
プレイの率直な感想としては,シンプルな操作で爽快な戦闘という,本作の目指しているところが体験でき,この部分に期待できるのではないかと思う。ただ,これは単純にハック&スラッシュタイプのアクションRPGとして楽しかったという話であり,Lineage Eternalらしさをどこで見せてくれるのかは,今後出てくる情報待ちといったところだろうか。
1つ残念だったのが,今回のプレイでは本作のウリの1つである,ダンジョンの生成システムが見られなかったこと。この出来次第で,本作への評価は大きく変わってくるかと思うので,NCsoftの言う「ダイナミックな戦闘」というものの面白さを,早く体験してみたいものだ。
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