THQとRelic Entertainmentは,2013年初頭のリリースを目指して開発が進めている新作RTS
「Company of Heroes 2」(以下,CoH2)において,
「氷結」を表現するためのシミュレーション技術
「ColdTech System」を開発したことを発表した。
ColdTech Systemは,Relic Entertainmentが開発している「Essence Engine 3.0」(
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また,ユニットの衣服や車両の表面に,少しずつ氷雪が付着し始めるような細かいテクスチャの変化もダイナミックに表現される。雪の中の兵士ユニットは体力を消耗していくので,プレイヤーは
適宜野営を張って焚き火で暖をとらせる必要があるという,かなりシビアなゲームプレイ内容となるようだ。
2006年にリリースされた前作
「Company of Heroes」は,ストラテジーゲーマーからの人気はなかなかのもので,メディアの評価の平均をとるMetacriticなどでも100点中93点という高い得点をマークした。前作から6年の時間を経たことのよるゲームテクノロジの進化によって,西部前線から東部前線へと舞台を変えた新作がどのようなゲームになっているのか,多くのファンが楽しみにしていることだろう。