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[E3 2014]Crytek USAによるFree-to-Play型Co-opアクション「HUNT: Horrors of the Gilded Age」の映像デモが公開に
「HUNT: Horrors of the Gilded Age」公式サイト
HUNT: Horrors of the Gilded Ageは,19世紀末から20世紀初頭にかけての時代設定が採用されたアクションゲームで,ヴィクトリア朝期の面影を残したアートワークと(当時としては)近代的な銃火器が同居する,興味深いゲーム世界が構築されている。ジャンルとしてはTPS(三人称視点のシューター)で,最大4人までのCo-opが楽しめるのも特徴の1つだ。
今回のデモはあくまでも映像ベースだったのだが,ルイジアナの湿地帯で,人々をたぶらかし自分の配下にしている魔女を急襲するというミッションを確認できた。
採用されている時代が時代だけに,ピストルのリロードは弾を一発一発込める形で,そもそも銃器の性能が良くないためか,動いている敵にはヘッドショットもままならない印象を受けた。そうなると必要になるのがメレーウェポンだが,各プレイヤーはナイフや斧などを装備しており,状況に応じて使い分けられるようになっている。敵に囲まれて追い詰められたキャラクターが,建物の窓に飛び込んでエスケープするという場面も確認できたので,特殊アクションもそれなりに用意されていそうである。
なおプレイヤーがキルされた場合,マップ後方の安全地帯でリスポーンされるのではなく,少し先の場所にある棺桶の中や,室内の椅子(縛り付けられた形),木の枝(逆さ吊りの状態)などでリスポーンする。ほかの仲間がリスポーンポイントの周囲にいる敵を殲滅して,ようやく仲間を救出できるという仕組みになっているのだ。
ちなみにリスポーン待ちのプレイヤーは,棺桶の中や逆さ吊り状態のまま,一人称カメラ視点で仲間の救助を待ち続けなければいけない。こういった細かい工夫が,ゲームの雰囲気をうまく盛り上げているのは間違いないだろう。
映像を見る限り,敵の攻撃はなかなか厳しく,味方チームが火力でごり押しするのは難しい印象を受けたが,マップの随所にある門のようなチェックポイントを通過することで,ゲームは進行していくようだ。そこへ到達して門を閉めてしまえば,敵を全滅させる必要はないようである。
それと,映像を見ていて気付いたのだが,本作では同じマップでも,建物や敵の配置がゲームを開始するたびに変化するようだ。デモを担当した開発者によると,「誰一人として同じマップで遊ぶことはできない」とのことだったので,常に緊張感のあるプレイを楽しめそうだ。同時に「ローンチ後にもさまざまな趣向のマップを追加していく」ともコメントしていたので,リプレイアビリティに関しても大いに期待できそうである。
最後に,今回のデモに登場したキャラクターは,カウボーイや東ヨーロッパのウィッチドクターのような恰好をしていたのだが,本作ではキャラクターのカスタマイズ要素もウリとされている。2014年の秋頃にはβテストが行われる予定となっているので,カスタマイズ要素に関しては,そう遠くない時期に情報公開が行われそうな雰囲気だ。本作に注目している人は続報を楽しみにしていてほしい。
4GamerのE3 2014特設ページ
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HUNT: Horrors of the Gilded Age
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