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[TGS 2012]「真・北斗無双」のプレイレポート。新プレイアブルキャラクター「ファルコ」で熱い男の物語を体験【ムービー追加】
展示されている試遊版には,主人公である「ケンシロウ」をプレイする初級者向けのモードと,本作で新たにプレイアブルキャラクターとなった「ファルコ」でプレイできる上級者向けのモードが用意されている。
今回筆者はどちらのモードもプレイしたが,ここではファルコのプレイ感をお伝えするため,上級者向けモードの内容を中心に紹介しよう。
「真・北斗無双」公式サイト
上級者モードでプレイできるストーリーは,ファルコが「修羅の国」で戦いを繰り広げるというものだ。冒頭でコミック風のカットシーンにより,人質として連れ去られたヒロイン「リン」を追うファルコが修羅の国にたどり着くまでが紹介された後,いよいよプレイがスタートする。
なお,本作の基本的な操作方法は以下のとおりだ。
移動:左アナログスティック
カメラ操作:右アナログスティック
通常攻撃:[□]ボタン
強攻撃:[△]ボタン
伝承奥義:[○]ボタン
ダッシュ/回避:[×]ボタン
ガード:[L1]ボタン
固有体術:[R1]ボタン
挑発:[L2]ボタン
投げ:[R2]ボタン
スタート地点から道なりにステージを進んでいくと,さっそくザコの「謎の敵」が群れをなして登場し,戦闘開始となる。
ケンシロウと比べて大柄なファルコだからか,攻撃と攻撃の間隔がケンシロウよりもやや長めに感じた。同じ敵を相手にしているわけではないので確信はないが,一撃の威力はファルコのほうが上なのかもしれない。
本作では,ほかの無双シリーズと同様に,[□][□][□]や[□][□][□][△]といった操作でコンボ攻撃が繰り出せる。
加えて,ファルコには,コンボ攻撃操作の最後にある[△]を長押しすると,「闘気ゲージ」を消費してより強力な攻撃が発生するという特徴がある。
[□][□][□][△]の最後を長押しすると,周囲の敵を気合いではじき飛ばすような攻撃が発生。これで,群がった敵を一掃するとかなり気分がいい。
そんな感じでザコを蹴散らしながら進んでいくと,「指揮官」という少々骨がありそうな敵が2人登場する。
実際,ザコと同じ感覚で適当に攻撃していると,あっという間に体力を削られてしまうので,間合いをよく見たり,ガードや回避をうまく使ったりすることが必要だ。ここで手こずっているプレイヤーを多く見かけたので,せっかく長時間並んでプレイしたのに途中でゲームオーバーとならぬよう,会場でプレイするつもりの人は注意してほしい。
指揮官2人を倒すと,今回のボスである「名もなき修羅」が登場。戦闘開始かと思ったが,そこで急に場面が変わり,修羅の国にたどりついたケンシロウと,海賊「赤鯱」の会話シーンに。
その会話によると,赤鯱はかつて100名の部下を引き連れて修羅の国に乗り込んだことがあったのだが,たった15歳の男1人に返り討ちにあったのだという。どうやらその男が,名もなき修羅らしい。
そしてケンシロウは,名もなき修羅に敗れ,瀕死の状態となったファルコを発見。仇を討つべく,名もなき修羅と対峙する。
ここでプレイヤーキャラクターがケンシロウとなり,名もなき修羅とのバトルがスタートだ。
ファルコはこのまま死を待つよりも戦って死にたいと,ケンシロウに一瞬の生を呼び覚ますという「刹活孔」を突けと頼む。その意を汲んだケンシロウは刹活孔を突き,ファルコは再び立ち上がった。ここで再度プレイヤーキャラが交代し,ファルコで名もなき修羅と戦うことになる。
プレイ再開時,ファルコの体力ゲージはフルになっているのだが,刹活孔を突かれた影響により,ゲージが徐々に減っていくという状態になっている。だが,すぐ近くに回復アイテムが落ちているので,それほど気にする必要はない。
ここからは名もなき修羅の攻撃方法も変化し,地中にいったん隠れた後,ファルコ目がけて地上に飛び出す,という技を使ってくる。飛び出してくる直前,地面に動きがあるので,それに注意すればよけるのは簡単だ。
最後の戦いということで,光のリングを投げつける「衝の輪」など,闘気ゲージを消費する伝承奥義をどんどん使って名もなき修羅を追い詰めていく。
名もなき修羅が地中に潜ったとき,画面に[○]ボタンを押せという指示が出たので素早く反応すると,ファルコが地面を凍らせる「元斗皇拳滅凍黄凄陣」を放つカットシーンが入り,名もなき修羅はたまらず地上に出てくる。
ここまでくればあとひと息。体力がなくなった名もなき修羅に近づくと,先ほどと同じように[○]ボタンを押せという指示が出るので,そのとおりに押せば,ファルコが奥義「黄光刹斬」を放ち,名もなき修羅を撃破するカットシーンが描かれる。同時にファルコも力尽きたところで今回の試遊は終了だ。
試遊を終えて感じたのは,キャラクターの特徴付けがうまくできているということだ。真・北斗無双ではファルコ以外にも新たなプレイアブルキャラクターが多数追加されているので,製品版の発売がより楽しみになった。
そして,やはりシナリオも本作の見どころとなるだろう。実のところ,筆者は「修羅の国」編のストーリーを知らなかったのだが,今回プレイしたストーリーだけでも,ファルコが北斗の拳の人気キャラクターとなっていることが理解できた。
最近の漫画やアニメではなかなか見られない,少し暑苦しさを感じるくらいの男の物語を楽しみたい,という人ならプレイして損はないはずだ。
「真・北斗無双」公式サイト
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(C)武論尊・原哲夫/NSP 1983 版権許諾証 KOI-021 (C)コーエーテクモゲームス All rights reserved.
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