イベント
[TGS 2012]「真・北斗無双」のイベントステージレポート。小西克幸さんと伊藤かなえさんがプレイを披露
本作は,人気漫画「北斗の拳」の世界観を,人気アクションゲームの「無双」シリーズに融合させたタイトル「北斗無双」(PS3 / Xbox 360)の続編だ。
このイベントでは,ケンシロウを演じた小西克幸さん,リンを演じた伊藤かなえさんという人気声優の2人が本作の試遊版をプレイし,それを鯉沼久史プロデューサーが解説する形で進められた。本稿ではその模様をお届けしよう。
ステージにはまず鯉沼氏が登場し,本作の概要を説明。その後,小西さんと伊藤さんを呼び込んだのだが,目を引いたのはこの3人が着ていた真・北斗無双Tシャツだ。
このTシャツは,7つの傷がある上半身がプリントされたデザインになっていて,鯉沼氏や小西さんはともかく,伊藤さんが着るとかなりの違和感が……。
伊藤さんは「事務所的にそれはOKなの?」と周りから突っ込まれていた。
小西さんは前作「北斗無双」に未収録のエピソードがあったことから,いずれ続編が出るものと確信していたようで,オファーを受けたときに「やっとか!」と思ったとのこと。収録前に原作漫画を改めて読み込むなど,並々ならぬ決意で臨んだようだ。
伊藤さんは世代的にリアルタイムで原作を読んだ経験はないとのことだが,北斗無双への出演が決まったときには「お兄ちゃんに自慢できました」と話す。また,前作では少女時代のリンを演じたが,今回は大人になったリンを演じる場面もあったので,2作品続けての出演にも関わらず,かなり緊張したそうだ。
イベントでは,そんな2人が「真・北斗無双」に挑戦することに。
TGS 2012のコーエーテクモゲームスブースに展示されている試遊版と同じものが用意され,2種類用意されたモードから初心者向けのものをプレイすることになった。
小西さんは,鯉沼氏が「上級者」と呼ぶほどの腕前で,本人も自信たっぷりだったが,伊藤さんは,タイトル画面でどのボタンを押せばゲームが始まるのか分からないほどの初心者ということが発覚。プレイ開始前から暗雲が立ちこめた。
小西さんにサポートされつつ,まず伊藤さんがプレイをスタート。
「どうすればいいの?」と慌てる伊藤さんに,小西さんが「そこはムービーパートだから,まだ操作しなくていいよ」と答えるなど,東京ゲームショウのイベントとしてはかなり新鮮なシーンが展開。
その後も伊藤さんは,□ボタンでのパンチを指示されて「うわー,殴っちゃった!」と叫び,左スティックでの移動を教えられれば「逃げてー!」とケンシロウを逃げ回らせて,会場を爆笑させた。
それでも途中からなんとかゲームに慣れたのか,伊藤さんは「しかく,しかく,しかく,ごめんなさい!」とかわいい声で叫びながら,ジードのメンバーを次々に倒し始める。
そこで鯉沼氏が,闘気ゲージが溜まって,○ボタンを押せば「北斗百裂拳」が使える状態になったと解説した。
それを聞いた伊藤さんはすぐに○ボタンを押し,百裂拳を繰り出した! が,敵の群れとはまったく逆の方向を向いていたため,敵にほとんど当たらず……。
再度挑戦したが,またしても失敗し,鯉沼氏の「百裂拳を出している途中でも方向が変えられます」というアドバイスを受け,3回目でやっと成功。最初のステージのクリア条件である80体撃破を成し遂げた。
次のステージが始まると,伊藤さんの戦い振りは目に見えて安定。小西さんも「普通にコンボを入れるようになった」と驚いていた。
しかし,ここでザコ敵より若干強い「指揮官」が登場したため,小西さんにバトンタッチすることになった。
小西さんは上級者と言われるだけあって,相手の攻撃を次々に回避して,カウンター攻撃を叩き込んでいく。
伊藤さんのプレイ時とは打って変わって無口になり,かなり集中している様子。途中でそれに気付いたのか「さっきから話してないですけど,これで仕事になってますかね?」と笑いを誘っていた。
そうこうしているうちに,無事にステージをクリア。カットシーンを挟んで,次はいよいよボス戦だ。
プレイヤーはここで再び伊藤さんに。なんとか善戦するものの,ちょっと前までゲームのスタート方法が分からなかった伊藤さんにはさすがに荷が重かったか。吹っ飛ばされて「なんてこったー!」という叫びが出たところで,小西さんに交代する。
まさに“世紀末救世主”といった感じで登場した小西さん。ボスを圧倒する戦い振りで勝利が見えてきた,というところで,なんと時間切れのゲームオーバー。えぇー。
狙ったかのような落ちがついてプレイは終了となったが,小西さんは「スカッとした」と気分良さそうに語り,まったくの初心者だった伊藤さんも「楽しかった」と笑顔を見せた。
イベントの最後では小西さんが「前作よりパワーアップして,原作を読まなくても『北斗の拳』が分かる作品」とアピール。伊藤さんも「私にもできましたし,女性にぜひ遊んでいただきたいです。この時間だけで成長しました」と,自分の経験を踏まえて,本作の魅力を語った。
そして鯉沼氏が「北斗の拳ファン,無双シリーズファン双方に向けて,頑張って作っています」という言葉で,イベントを締めくくった。
「真・北斗無双」公式サイト
キーワード
(C)武論尊・原哲夫/NSP 1983 版権許諾証 KOI-021 (C)コーエーテクモゲームス All rights reserved.
(C)武論尊・原哲夫/NSP 1983 版権許諾証 KOI-021 (C)コーエーテクモゲームス All rights reserved.
(C)武論尊・原哲夫/NSP 1983 版権許諾証 KOI-021 (C)コーエーテクモゲームス All rights reserved.