「Wasteland 2」のパブリッシングをDeep Silverが担当することが明らかに。新たなスクリーンショットも公開

　inXile Entertainmentは，同社が開発中のRPG「Wasteland 2」のパブリッシングをDeep Silverが担当することを明らかにし，公式サイトに新たなスクリーンショットを掲載した。クラウドファンディングサイトのKickstarterで一般からの開発資金調達を行い，現在までに3億円近い資金を集めているWasteland 2だが，リリースによれば，Deep Silverはパッケージ版の流通とKickstarterに資金を投じた支援者に対するリワードの履行などを担当するとのこと。

「Wasteland 2」公式サイト

　もともとダウンロード販売が予定されていたWasteland 2だが，今回の提携によってパッケージ版の販売が決まっただけでなく，品質管理や海外でのライセンス/ローカライズ作業などといった部分をDeep Silverが担当することで，inXile Entertainmentはゲーム開発により力を注ぐことが可能になったという。

　1988年にターン制のRPGとしてリリースされた「Wasteland」は，現在inXile EntertainmentのCEOを務めるブライアン・ファーゴ（Brian Fargo）氏がInterplay時代に開発に関わった作品であり，Wasteland 2はファーゴ氏のルーツの一つとも言えるWastelandの世界を生まれ変わらせるべく企画されたもの。グラフィックスは現代的ではあるものの，世界観やゲームの雰囲気はオリジナル作品の面影を強く残しているようだ。日本語版の話はさすがにまだ聞こえてこないが，大手パブリッシャの支援を受けることが決まっただけに，期待していいかもしれない。