紹介記事
「黒い砂漠」の“知識”を集めよう! メリットもある本作のコレクション要素を深堀りして紹介
「黒い砂漠」のやりこみ&コレクション要素
黒い砂漠における知識は,ひと言で言えば非常に細かな単位の「実績」のようなもので,「どれだけやり込んだか」の指標となるコレクションコンテンツだ。
「何かを集めて揃える」というコレクション要素は,かなり達成感があるので,意識し始めると止まらないもの。ベテランプレイヤーは限界を求めて,初心者プレイヤーは仲間と目標を作りながらプレイすると良いだろう。大半の知識はソロプレイで獲得できるので,マイペースに広大な世界をプレイしたい人でも楽しめる。
なお,知識には以下の9つの大カテゴリが存在する。
1.人物(主要なNPCキャラクターに関する情報)
2.地形(拠点や村などの地域に関する情報)
3.大海原(海上の島々に関する情報)
4.生態(倒すことのできる敵や動物に関する情報)
5.冒険日誌(メインストーリー,サブストーリーに関する情報)
6.学問(黒い砂漠世界の歴史,経済,文化などに関する情報)
7.生活(生活コンテンツでの製作物,釣りや採集できる生物,材料などの情報)
8.黒い砂漠への適応(ゲームシステムや各クラスのバックグラウンドなど,知っておきたい情報)
9.貿易(各貿易品の情報)
知識の獲得方法
知識はプレイヤーキャラクターが直接触れた対象や,NPCから伝聞した情報などから得られる。
例えば,メイン依頼(メインクエスト)に沿って冒険をすれば,さまざまなNPCと出会うことになる。そこでそれぞれの人物に関する知識が得られたり,会話の内容から冒険に関連した知識が得られたりする。また,敵を倒せばその敵についての生態知識が,広大な世界に実際に足を運べば地形や大海原に関する知識が得られるといった具合だ。とにかく冒険を進めていくと,どんどん知識が獲得できる。
獲得した知識を辞書として使える
黒い砂漠は世界観やストーリーも練られたMMORPGであり,ゲーム内の太古の時代から現代までの歴史や文化などが細かく設定されている。新しいストーリーでは,ちょっと前に聞いたような話や伝説の話が出てくることがあり,「あれってどういう事件だっけ?」と忘れてしまうことも多い。そんな時,知識には出来事が記録されているので,辞典のように機能するのだ。
知識名での検索機能もある。例えば黒い砂漠の世界にはファンタジーらしく「ドラゴン」の伝承や痕跡がいたるところにある。知識の検索ウインドウで「ドラゴン」と入力すれば,持っている知識の中からドラゴンに関する内容がずらっと出てくる。そして,1つ1つの知識は断片的な情報ながら,数が集まって体系化してくることで浮かび上がってくる事実があったりする。
知識カテゴリを埋めると「最大行動力」が増える
ストーリーや世界観に興味がない人も,知識を集めることでメリットがある。というのも,知識を集めると「最大行動力」が増えるからだ。
行動力はスタミナのようなもので,時間で回復するリソースである。そのため,最大行動力が大きいほど,たくさん溜めておけるわけだ。
●行動力の使い道の例
・採集
・新たな知識獲得
・狩り場のアイテムドロップ率を上げる拠点投資
・夜間にだけ現れる特別な商人「パトリジオ」からアイテムを購入する
そして重要なことがもう1つある。最大行動力はギルドウインドウ([G]キー)で開けるメンバーリスト上で,ギルドメンバーに公開される。つまり,その人がどのくらい黒い砂漠のベテランなのか,コンテンツをこなしてきたのかが他の人にも分かる数値とも言えるのだ。
生活系ギルドの人に話を聞くと,モチベーションの1つとして「最大行動力の競い合い」があるそうで,ギルドウインドウを開けば否応なしに目に入るためメンバー間で話題になり,他のメンバーよりも高めたくなってしまうというわけだ。
なお,最大行動力を上げるときの注意点としては,どの知識を得ても最大行動力が上がるわけではないということだ。行動力が上がる知識カテゴリは以下のものに限られる。
●最大行動力が増える知識カテゴリ
・人物
・地形
・大海原
・生態
・冒険日誌
・学問
これら各カテゴリの中にある,小カテゴリの知識を一定量集めると最大行動力が増える仕組みだ。あらゆる地域に行ってNPCに出会い,敵を倒し,NPCの困難を解決し,アイテムを探す……といった普段の冒険で,自然と最大行動力は増えていくだろう。序盤こそ最大行動力は数十程度だが,ゲームを進めればどんどん増えていくので,これを意識し始めると知識集めのやめ時が見つからなくなるほど,ハマってしまう。
NPCとの会話交流に必要
各NPCは親密度というパラメータを持っている。NPCとの親密度を上げると,特別な商品を販売してくれたり,知識を教えてくれることがあるのだ。
親密度を上げやすいのは各NPCから行える「会話交流」だが,NPCが関心のある知識を持っていると「話題の手札」として使える。
会話交流を行うには,NPCが関心を持っている知識を一定数持っている必要がある。例えばハイデルの鍛冶屋テクトンなら「セレンディアの商人」カテゴリの知識を最低6つ以上持っていないと会話交流ができない。
9つの知識カテゴリの解説
以降はそれぞれの知識カテゴリの内容を解説しよう。
1.人物(最大行動力アップカテゴリ)
いろいろなNPCと会話すると,その人物の知識が得られる。街の主要NPCにそれぞれ知識が設定されているので,相当な量だ。彼らとの「会話」の中でまだ知らない知識を教わることもあるので,新しい地域についたら一通りのNPCに話しかけるのがおすすめだ。中には別の知識を持っていないと知識をくれないNPCもいる。
2.地形(最大行動力アップカテゴリ)
地形の知識を得るには2つの方法がある。1つは,「拠点地域」まで行くことで,その地域を歩き回っていると地形知識を自動で取得できる。
2つめは,NPCから教えてもらうことだ。拠点管理人NPCが拠点の知識を持っていることが多い。NPCから知識を得る場合は行動力が必要になるため,なるべくは自分の足で地形知識を獲得したいところだ。
3.大海原(最大行動力アップカテゴリ)
海上の島々の知識は大海原のカテゴリに含まれている。いわば「地形」知識の海版だ。通常のストーリーや戦闘では大海原の島々へ行くことはほとんどないが,生活コンテンツにおける貿易や交易,労働者に魚介類などを採らせるために,現地に足を運ぶ感じになるだろう。
4.生態(最大行動力アップカテゴリ)
狩りをするプレイヤーには,モンスターを倒すことで得られる「生態」の知識が重要だ。生態の知識はモンスターを倒すと確率で得られ,取得すると敵のHP残量が分かるようになり,ダメージも与えやすくなる。ボス敵によってはHP残量で挙動が変わるため,そのタイミングが読みやすくなるため有利になるというわけだ。
また,得られる生態の知識には等級が設定されている。
この等級は,S/A+/A/B/Cの5種類に分かれていて,それぞれにポイントが設定されている。
S:10ポイント
A+:5ポイント
A:2ポイント
B:1ポイント
C:1ポイント
例えば「ゴブリン」の知識を得たとする。その知識が「C」であれば1ポイントとなる。その後,ゴブリンを倒し続ければ上位の知識を獲得でき,Sまで更新すれば10ポイントになる。
このポイントをさまざまなモンスター(の生態知識)から集め,合計したポイントが一定数を超えると,アイテム獲得確率が底上げされるというメリットも得られるのだ。
生態知識獲得による増加量は,合計500ポイントでは2%増加という微々たるものだが,上限の10000ポイントになれば30%も増加する。10000ポイントに到達するには,あらゆるモンスターからSランクを取る必要があるだろう。
上位知識獲得のためには「シンプルなクロン定食」と「野蛮の霊薬」など,知識が得られるやすくなるアイテムもぜひ使っていきたい。ペットにも知識獲得率が上がるものがある。
なお,アイテム獲得確率を増加させる効果は,最大で300%まで加算される。「アイテム獲得増加スクロール(100%増加)」や「カーマスリブの祝福(20%増加)」などで獲得確率を上げられるが,これに生態知識による効果も加わるわけで,レアアイテムを狙うプレイヤーは生態知識集めも重要になるのだ。
5.冒険日誌(最大行動力アップカテゴリ)
冒険日誌カテゴリは,その名前どおり冒険の記録と言えるもので,依頼の進行やNPCとの会話で知識が得られる。依頼だけですべて取れるわけではなく,周辺にあるオブジェクトにも知識が隠されている場合がある。
6.学問(最大行動力アップカテゴリ)
黒い砂漠の世界観を深く理解したいプレイヤーにとって,読み物としても面白いのが学問カテゴリだ。学問カテゴリには歴史,経済,政治,教養,神学,錬金,種族,星座……などの子ジャンルが並ぶ。こちらも,黒い砂漠内のオブジェクトやNPCとの会話など,さまざまな方法によって獲得できる。
7.生活
生活カテゴリは作成したアイテムや素材など,生活コンテンツでの獲得アイテムが知識として記録されていく。
なかでも重要なのは,加工の「資格証」知識だろう。「訓練」「熟練」の知識を持っていないと加工の上位素材を作れないからだ。獲得方法は後述するので,生活コンテンツでさまざまなアイテムを作りたい場合は,知識を獲得しておこう。
8.黒い砂漠への適応
プレイヤーのゲームへの理解を促進するチュートリアル的なものから,育成したクラスのバックグラウンドストーリーまで,さまざまな知識が集約されるカテゴリだ。
9.貿易
貿易は,各地で販売されている「貿易品」というアイテムに関する知識だ。これは生態知識と同様に,S/A+/A/B/Cの5種類の等級があり,高い等級を持つほど,貿易品購入時に値引きされる。
貿易品の知識は,その貿易品を買って右クリックで使うと取得できる。ただし,生態知識と違って自動的に上書きできないため,上位の等級を取得するためには,カルフェオンのアンノリサ・ロージーで知識削除の手続きをする必要がある。
知識を獲得するためのヒントをチェック!
知識の探し方や獲得方法についても触れておこう。
未獲得知識にカーソルを合わせると,その知識を獲得するためのヒントを確認できる。人物ならどのあたりにいるか,生態知識ならモンスターの名前,冒険日誌なら取得方法など,一部の情報が分かる。ヒントを読んで推測し,当たっていた時の喜びもひとしおなので,じっくりプレイしたい人はぜひヒントから探し出してみよう。
料理や錬金についてはそのままレシピが載っており,何ができるかは表示されない。試しに作ってみてもいいし,事前に知りたければ「製作ノート」と併せて参照すれば,何ができるか分かるだろう。
生態知識を取りやすくする「追跡」機能
生態知識を獲得するには,なるべく対象の敵を効率よく探したい。そんな時には「追跡」機能を使おう。
加工の「資格証」の獲得方法
最後は,加工の知識である「資格証知識」の獲得方法だ。資格証には「訓練」と「熟練」の2段階があり,訓練段階の加工資格は採集見習いLv4以上で,以下のNPCからの依頼で獲得できる。
●混合 - 訓練
ハイデルのララ「[加工]子ども達のためのおもちゃ(?)」
●乾燥 - 訓練
ハイデルのテクトン「[加工]ソフトレザーが必要だ!」
●選別 - 訓練
ハイデルのドーラ・ポンティ「[加工]羽毛選別」
●加熱 - 訓練
ハイデルのパイシィ「[加工]上位加工法を学ぶ」
●粉砕 - 訓練
ハイデルのパイシィ「[加工]上位加工法を学ぶ」
●薪割 - 訓練
ハイデルのパイシィ「[加工]上位加工法を学ぶ」
熟練段階の資格を獲得するには,カルフェオンのNPCゲラノージャから始まる依頼を以下の順にこなしていく。
●混合 - 熟練
加工レベルが職人Lv1になると,挑戦課題報酬([Y]キー)から獲得できる
●粉砕 - 熟練
カルフェオンのゲラノージャ「ゲラノージャの提案」
・「混合 - 熟練」 知識を獲得後,ゲラノージャの「鮮明な緑の宝石」(採集見習いLv10以上が必要)依頼を完了すると受諾可能
●選別 - 熟練
オベレン農場のマテオ・オベレン「全部抜き取ってもすっきりしない…」
・「ゲラノージャの提案」の連続依頼を全て完了すると受諾可能
●加熱 - 熟練
ケプランの住民「[加工]優れた実力者」依頼から発生する連続依頼中の「[加工]純鉄の結晶」
・採集熟練Lv10以上,加工専門Lv5以上が必要
●薪割 - 熟練
トレント村のマゲード「[加工]不思議な木の芸術」
・採集熟練Lv10 以上,加工専門Lv5 以上が必要
・「優れた実力者」連続クエスト完了後に受諾可能
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