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[プレイレポ]「黒い砂漠」のメグに覚醒が実装。招画扇を両手に舞うように戦う,コンボが重要な戦闘スタイル
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印刷2023/07/11 10:00

プレイレポート

[プレイレポ]「黒い砂漠」のメグに覚醒が実装。招画扇を両手に舞うように戦う,コンボが重要な戦闘スタイル

 MMORPG「黒い砂漠」で2023年7月5日に,最新クラス「メグ」の覚醒が実装された。覚醒メグは「招画扇」を持ち,舞い踊るような戦闘スタイルで敵を圧倒していく,機動性の高い近接クラスだ。

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「覚醒」で失われた記憶を取り戻す


 本題に入る前に「メグ」というキャラとストーリーの話をしておきたい。というのも,覚醒はキャラクターストーリーの1つだからだ。半年前の実装時に始めたプレイヤーも,ここで「メグってなんで黒い砂漠大陸に来たんだっけ?」ということを一緒に思い出してみよう。

 まず,白髪の「メグ」は,黒髪の「ウサ」とともに双子のキャラクターとして実装された東洋系のキャラクターだ。

左がウサ,右がメグ
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 メグとウサについては,黒い砂漠のオフィシャルYouTubeチャンネルにて,全4話の「双子伝」として前日譚が公開されている。それくらい,Pearl Abyssとしても気合が入ったキャラクターだ。


 双子伝の内容を簡単にまとめると,以下のようになる。

 千年に一度あるかないかの閏月(うるうづき)と閏日(うるうび)が重なる不吉な日に,朝の国に双子の姫が生まれてしまった。「このままでは国に災いが降りかかる」とされ,ふたりとも存在を抹消されてしまう。その身分を明かされることなく,彼女たちは「右道房」という組織に入れられ,修練の道を修めることとなった。
 めきめきと頭角を表す妹に対し,姉は伸び悩み苦しむ。あるきっかけで姉は右道房と敵対する「左道房」という組織に入り,狐神霊の力を授かる。このことから彼女たちは敵対するようになるのだが……ある理由から大陸での任務のために,バレノスへ向かう船に同乗することになる。

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 つまり,この姉がメグ,妹がウサというわけだ。仲違いしながらバレノスに向かった2人だが,黒い砂漠のお約束として,記憶を失った状態でゲームが始まる。
 そして,冒険を進めてキャラクターがLv56になると「伝承」と「覚醒」の依頼を受けられる。伝承や覚醒の依頼は,自分の失われた記憶と能力を取り戻す内容になっていて,ストーリーとしても一種の見どころでもあるのだ。覚醒の際にはそのあたりも一緒に楽しんでほしい。

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覚醒武器「招画扇」


 メグの覚醒では,覚醒武器「招画扇」を両手に持って戦うことになる。メグが幼いころに使っていた扇だ。言うなれば右道房にいたことの証明となる。ウサと同様の扇ではあるが,狐神と一体となったメグはそれを2つ持ち,扇から狐火を放てる強力な道士となっている。

Eキーで発動する「鶴の伸び」。一歩下がってHPを30%回復する
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覚醒武器の実装とともに,覚醒用の武器・衣装セット「薄紅灼香」も追加された
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 スキル1つ1つの動きは伝統舞踊を彷彿とさせる優雅なものだが,狐神霊の力を得た紫のエフェクトからは禍々しさすら感じられる。

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コンボでより強く!新機軸の戦闘デザイン


 覚醒武器「招画扇」での立ち回りにおいて最大のポイントになるのが「降神」のバフだ。

降神のバフは,紫の目玉のようなアイコンで表示される
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 降神バフを適用するには,2つの異なる効果があるスキルを連続して使う必要がある。とくに正式な名称がなさそうなので,記事では便宜上,公式の表記から取って「降神スキル」と「連携スキル」と呼ぶことにしよう。

「降神スキル」は,スキル説明に「招画扇の狐火に,狐神霊が降神します」と書かれている。この文が書かれたスキルをコンボの最初に使う
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「連携スキル」は,スキル説明に「降神状態で連携時,次の効果が追加されます。」と書かれている
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 「降神スキル」を使った後に「連携スキル」を当てると降神バフ効果が発生し,すでにバフ付与されているときはバフレベルが上昇する。つまり,「降神スキル → 連携スキル → 降神スキル → 連携スキル……」と当て続けることで,降神バフの段階が上がっていくイメージだ。
 降神バフは最大3段階まであり,段階が高くなるほどクリティカルダメージが強くなる。また,降神バフが付いていると一部の攻撃スキルも強化されるので確実に強化したい。
 ただし,バフの段階が高くなるほど効果時間が短くなり,時間内にコンボを当てることが難しくなる。また,「連携スキル」を2連続で当ててしまうと,即座に降神バフが消えてしまうようだ。

 また,通常のShift(キーでの)回避を行うとバフが消えてしまうが,移動攻撃スキルは「連携スキル」の効果を持っているので,慣れてくれば移動攻撃で回避を行いながら,コンボを継続させられるだろう。

移動攻撃スキルの「周舞」(←/→+右クリック)は,連携スキルだ。敵をすり抜け,背後を取りやすい
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敵の後ろに瞬間移動で回り込む「蝶躍」(Fキー,←/→+Fキー)も,連携スキルとなる。
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 以下は,筆者のお試しプレイ動画だ。今回はコンボ継続をあまり意識せず,メグの魅力的な回避攻撃や,メイン武器の「狐霊符」の攻撃を織り交ぜて,自由なフィーリングで動かしてみた。覚醒メグ自体の動きは軽やかで魅力あふれるものに仕上がっていることが感じられるだろう。この機動力をなるべく活かしつつ,コンボになるようにスキルを組み立てられれば,さらに面白くなりそうだ。



コンボ練習には「自由決闘場」を使おう


 コンボをじっくり練習してみたいプレイヤーにおすすめの場所として「自由決闘場」がある。
 自由決闘場は,ESCメニューから,「戦争」→「自由決闘場」で入場できる練習スペースだ。1〜10までのチャンネルに分かれているので,好きなチャンネルを選ぼう。
 ここには一方的に攻撃できる「かかし」や,人型のMOBが置かれていて,安全に操作練習できる。自由決闘場の奥は文字通り決闘場になっていて,ほかのプレイヤーとペナルティなしに戦闘ができるPvPスペースだ。もとの場所に戻るには,もう一度,ESCメニューから「戦争」→「自由決闘場」を選ぼう。

自由決闘場。筆者がコンボ練習に行くと,さっそく先客で賑わっていた。ベテランプレイヤーはキャラ実装後に自由決闘場に行って操作練習をすることも多い
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かかしや練習用のNPCを相手に,スキルの範囲や効果などを確認できる
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 メグは伝承の評価も高いクラスだったので,覚醒への期待は大きかったのではないかと思う。ファーストインプレッションとしては,少し難しさを感じるが,操作に慣れれば慣れるほど真価を発揮しそうな仕上がりとなっていた。ぜひ自分だけの「舞」を見つけてみよう。

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