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[E3 2014]Wii U版「ベヨネッタ」「ベヨネッタ2」を駆け足でプレイ。確かな進化とユニークな追加要素で満足度高し
「ベヨネッタ2」公式サイト
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「まずは第1作でしょう」ということで,BAYONETTA(ベヨネッタ)の試遊台につくと,そばにいたスタッフが「コスチュームはどれにしますか?」と尋ねてきた。どうやら移植版の追加要素である,リンクとサムス,ピーチ姫のコスチュームをいずれかから1つ選べるようだ。
今回はリンクを選んでプレイを開始し,基本操作のチュートリアルを兼ねたステージを進んでいく。[ZL]ボタンで武器セットがチェンジでき,剣と銃を切り替えながら戦っていたのだが,実はこの剣,リンクコスチューム仕様のものになっている(ほかの人がピーチ姫コスチュームでプレイしていたときは,ローラースケートを履き,ムチを操っていた)。コスチュームの外見だけでなく,武器にも注目しておきたいところだ。
コスチュームにちなんだ要素はまだある。本作では通常,ステージで敵を倒すとゲーム内通貨にあたる金のリングが出現するのだが,リンクの場合は「ゼルダの伝説」でおなじみの「ルピー」を落としたのだ。すでに勘のいい読者は気づいているかもしれないが,ピーチ姫の場合は「コイン」になっていた。「じゃあ,サムスは……」と思って,ほかの人のプレイをじっくり見てみたが,なぜか金のリングのままだった。何か条件があるのだろうか……。
さて,筆者にとって初プレイとなったBAYONETTA(ベヨネッタ)は,さすがはプラチナゲームズのアクションゲームといったところで,「甘くない」という印象だ。敵の攻撃をギリギリで回避すると,「ウィッチタイム」が発動して敵の動きがスローになって攻撃し放題となるので,これが戦い方のセオリーのようだが,初プレイではそううまくはやらせてくれない。それでも,なんとかボス戦までこぎつけたものの,ここでゲームオーバー。その後,再戦を挑んでみたが,またしても力尽きるという結果に。この借りは製品版で……。
ちなみに,任天堂キャラクターのコスチュームを選択時は,ベヨネッタが自身の髪の毛で魔物を呼びだす「ウィケッドウィーブ」でセクシーな姿を見せてくれない。ベヨネッタのボディスーツは「髪の毛が変化したもの」という設定なので,当然と言えば当然なのだがちょっと残念である。
続いて,ベヨネッタ2をプレイしてみたが,まず目を引いたのはそのグラフィックスだ。前作より光の表現がさらに進化し,敵である天使の体や水面の“キラキラ感”が増している。
これに加えて,飛行する戦闘機の上や崩れ落ちる橋を疾走する列車といった,戦いの舞台も派手になっているようだ。上空から襲いかかってくる敵を見上げながら迎え撃つシーンもあり,迫力十分だった。
さらに本作では,戦闘中にベヨネッタが素肌を露わにする。前作でも任天堂キャラクターのコスチュームでなければ見せてくれるわけだが,ショートカットになったベヨ姐さんの新鮮さもあって,個人的な満足度は高い。
そんな感じで進めた試遊だったが,すでにBAYONETTA(ベヨネッタ)で操作に慣れていたからか,見事にステージをクリアすることができた。もちろんステージや設定によって難度は変わるとはいえ,E3 2014バージョンに限っていえば,ベヨネッタ2のほうがやさしめのようだ。
最後に,両作で使用できるWii U GamePadのタッチスクリーンでの操作に触れておこう。プレイ中,操作方法をタッチスクリーンに切り替える方法をスタッフに聞いてみたところ,その回答は「タッチスクリーンを触ってください」だった。なんと操作方法の切り替えはオプション設定ではなく,タッチスクリーンを触るだけ。ボタンやアナログスティックを動かせば,瞬時に通常の操作方法に戻せるのだ。
タッチスクリーンでの基本操作は,敵をタッチして攻撃,画面を横切るようにスライドさせて回避,同じく下から上にスライドさせてジャンプといった具合だが,これだけスムーズに切り替えられるなら,敵の得手不得手に合わせて切り替えるのもアリだろう。
どうしてもWii U GamePadを見ることになるので,大画面でさらに綺麗になったグラフィックスを堪能できないというデメリットはあるが,ソファで寝そべりながらでもプレイできてしまうのはなかなか魅力的だ。
ただし,操作がシンプルになったからといって,ゲームまで簡単になると思ったら大間違い。筆者は,通常操作のときは楽々と進められたのだが,タッチスクリーンに切り替えたところ,気が抜けてしまったのか途端に大ピンチ。慌てて通常操作に戻して,スタッフに笑われてしまった。
やや駆け足気味に2作をプレイすることにはなったが,それでもしっかりとした進化を実感できた試遊だった。BAYONETTA(ベヨネッタ)には,今回の記事で紹介したもの以外にも任天堂とのコラボ要素がありそうなので,それらを探しながらプレイするのも楽しそうだ。もちろん,待望の最新作であるベヨネッタ2にも大いに期待したい。
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