古き良きRPG再び。Obsidian Entertainmentの新作RPG「Project Eternity」の画像が初公開

　Obsidian Entertainmentは，クラウドファンディングサイトで一般からの投資を集めて開発を行う新作タイトル「Project Eternity」のスクリーンショットを，初めて公開した。

「Project Eternity」公式サイト

「Kickstarter」企画紹介ページ

　「Fallout: New Vegas」や，2013年にリリースされる予定の「South Park: The Stick of Truth」などで知られるObsidian Entertainmentだが，同社はInterplay Productions出身のゲーム開発者達を中心に設立されたスタジオで，「Fallout」の開発をリードしたティモシー・ケイン（Timothy Cain）氏も参加している。
　Project Eternityは，彼らが1990年代末から2000年代初に制作「Icewind Dale」や「Planescape: Torment」など，BioWareの「Baldur's Gate」を先祖とするD＆D系RPGの血脈を受け継ぐ，正統派RPGになる予定だ。

　今回紹介されたスクリーンショットは1枚のみだが，3Dグラフィックスをベースに，アーティストが細かいペイントを加えてくという昔ながらの手法が使われているという。とはいえ，水の流れや爆破効果などには最新のグラフィックス技術が採用され「10年前のテクニックと，現代のテクノロジーを融合する」とのこと。Baldur's Gate的なルックスを受け継いだ，独特なゲーム画面が期待できそうだ。
　クラウドファンディングサイト「Kickstarter」の企画紹介ページの最新エントリーでは，このスクリーンショットと共に，Project Eternityのロア（バックストーリー）につい説明されており，さまざまな種族や国家が複雑に絡み合う，RPGらしい世界観が構築されていることが分かる。

　Kickstarterの締め切りまでに残すところわずかだが，すでに当初の目標額の2.5倍となる約270万ドル（約2億1000万円）の投資を，6万人近い人達から受けている。「Balder's Gate II: Shadows of Amn」なみの巨大都市も作成されるというから，かなりの大型プロジェクトになりそうだ。