企画記事
夏は元気にスタンプラリー! ポイントを押さえて「JR東日本 ポケモンスタンプラリー2013」を楽しもう
そんな毎年の行動を知ってか知らずか,「なんか,スタンプラリーって楽しそうっすね」と僕に言ってくる人がちらほら。スタンプラリーがゲームかどうかは置いといて,意外と基本を押さえられていないこの楽しいイベントのことは,書いてみてもいいのかなぁとか思ったんで,ちょっとまとめてみたい。今回はJR東日本のポケモンスタンプラリーを中心にしているが,東京メトロや各地各線でもけっこう多くのスタンプラリーが行われているはずなので,そちらに参加したいと思っている人も参考にしてみてほしい。
世の中にはいろんなスタンプラリーがある
本題に入る前に,「スタンプラリーとは何ぞや」というあたりから簡単に触れていこう。各市町村の電車・バスや,観光地などで行われる,規定数かつ複数の場所に置かれたスタンプを指定された期間内で押して集めるイベントがスタンプラリーだ。大まかにルールが設けられるが,たいていの場合以下に区分される。自分が始めようとしているスタンプラリーがあれば,台紙などにそのルールが明記されているはずなので,まず読んで理解しよう。
- ラリー専用の切符などを購入し,台紙をもらって始めるもの。旅行会社のツアーに組み込まれているタイプもこちらだ
- フリーのパンフレットなどに決められた種類のスタンプを押すもの。フリースペースに自由に押していくタイプと,決められた場所に決められたスタンプを押していくものがある
JR東日本 ポケモンスタンプラリー2013は後者に属する。切符を購入する必要は生じるが,誰でも自由に参加できるフリータイプのスタンプラリーだ。
それでは以下,いわゆるスタンプラリーを楽しむにあたってのポイントから話を進めていこう。
予定を立てるのが鉄則
まず,無計画にスタンプラリーに参加しても疲れるだけ,というネガティブな話から。誤解しないでほしいのは,時刻表とにらめっこして,分刻みでやりましょうという話ではないこと。そもそも事故・災害などの諸事情で電車が遅れるのは珍しいことではない。正確なスケジュールは「その場その時」でないとわからない。だからと言って(というかだからこそ)何も考えずに進めるとイライラしたり途中で投げ出してしまうことになる。
スタンプラリーは,子供はともかく大人にはかなり過酷なイベントだ。まず確保しなければならないのは体力と気力。ただでさえ暑く,車内と外の温度差でばてる。「今日はこんな感じで進めてみよう」と,大まかなルートを決めてイメージを持っておかないと,途中でマックに入って「今日はもういいやぁ,疲れたし」ということになってしまうのだ。もちろん,本当に体調が悪くなったなら速やかにあきらめよう。がんばるのと無理するのは違うからね。
もうひとつ,経済的な部分で重要なのが1日乗り降り自由のフリーきっぷ。JR東日本 ポケモンスタンプラリーの場合,スタンプは駅の外に置かれ,移動経路の運賃は1つのスタンプごとに発生する。仮にひと駅130円で計算しても,山手線内の駅だけで1000円前後になる。距離的なものを考慮に入れると,実際の運賃は当然それ以上だ。懐事情だけでなく,いちいち切符を買っているのは時間がもったいないし,Suicaなどでも途中でチャージが必要になったりすることもある。その日の運賃はいくら,という線引きがかっちりでき,かつ有効に使えば経済的なフリーきっぷ系を使うのが,最も理にかなっていたりするのだ。
☆都区内パス
大人 730円 / 小児 360円
☆休日おでかけパス
大人 2,600円 / 小児 1,300円
自分はどの区間のどれだけのスタンプを集める,そのためにここを起点にして,今日はこう動いてみよう。
これが,章見出しになっている「予定」の内訳である。スケジュールではなくイメージとしてのラリーの進め方,これをきちんと持つか持たないかで,イベントの楽しさは大きく変わってくる。
今年の台紙は文頭に掲載しているように,スタンプ設置の24駅の中から,好きなスタンプを6つ集めるとゴール。「オリジナルポケモンペットボトルホルダー」と「達成賞」がもらえる。メインのスタンプのほかに桜木町(ポケモンセンターヨコハマ)と浜松町(ポケモンセンタートウキョー)に置かれているスタンプを押すスペース,そして宮城県仙台市で行われている「JR東日本 ポケモンスタンプラリー2013in仙台」のスタンプを押すスペースもある。どこまでをどうやるかをまず考え,決めてから動いてみよう。参考までに仙台地区のスタンプは丸くて大きい。台紙もちゃんと別のもの(新幹線ホームに設置されているスタンプ2種のスペース含む)が用意されているので,もしポケモンセンタートウホクに出かける予定がある人はチャレンジしてみよう!
驚異の100駅オーバーという壮大なスタンプラリーだった時期には,専用の時刻表も発売されていた |
各駅ホームの見取り図とスタンプ設置台が掲載されていたので,事前に場所も把握できた優れモノだ |
さて,JR東日本 ポケモンスタンプラリー2013には,カギになる駅がいくつか存在する。行き当たりばったりでいくと移動中に終了時刻が訪れ,「そんな……」という一日の終わりを迎えることになるだろう。その辺の話を踏まえながら,2つ目のポイントに触れてみたい。
基本は遠くから
都内のみ,ということなら山手・京浜東北線をうまく乗り継げば半日もかからない。ただ,「今年の24駅をすべて」ということなら,やはり避けて通れない基本が「遠くから始める」ことだ。仮に全駅のスタンプを押す場合,たった24駅しかないにもかかわらず,勝手がわからないと多くの場合3日以上はかかる。なぜか。都心を起点にした場合,移動だけで1時間前後を費やすことになるはずの駅が4つ存在するからだ。それだけではない。今年,初めてスタンプが置かれる駅が,とてつもなくどっちつかずな場所にあったりもする。スタートがこれらいずれかなのか都内からなのかで1時間そこらの差が出るというわけ。
ポケモンスタンプラリーの開始は9時30分,終了は16時,1日に使える時間は6時間半だ。カギになる駅は順不同で八王子,大船,羽田空港第2ビル,千葉の4駅。参考までに,千葉から八王子まで各停で行くと,新幹線なら東京から新大阪に着くくらいの時間を費やすことになる。実はこの時間だけで,都内ほぼすべての駅を回れてしまうくらいなのだ。また,全日高額な切符を買うのも経費の無駄である。広い区間のフリーパスは値段が高い。上記に挙げた2つのきっぷの価格差は1900円ほどだ。仮に3日かかるとして,そのすべてを休日おでかけパスでまかなった場合は7800円,2日都区内パス+休日おでかけパスならば4000円。よほどお金が余っている人を除けば,この金額差はバカにならないだろう(※ただし,都区内パス区間外のすべての駅を1日で回るのは物理的に不可能と思われる)。
参考までに8月8日時点の,今年のスタンプラリー経路を記しておくと
■8月1日 吉祥寺(都区内パス区間外)-四谷-秋葉原(駅外に出てセブンイレブン立ち寄り)-錦糸町/秋葉原に戻りそこから赤羽-川口(都区内パス区間外)-浜松町(ポケセントウキョー)を押して出社
■8月3日 大船→横浜→桜木町(ポケセンヨコハマ)-蒲田-東京-八王子-立川-武蔵浦和-吉川美南-津田沼-千葉-千葉が終わった後はセブンイレブンのスタンプラリー
現状はこんな感じだ。上記のプランだとポケモンセンターヨコハマはまだ開店前(スタンプは押せた)なので,注意してほしい。蒲田を避けてもう少しタイトに動けば羽田空港第2までを回り切ることは可能だが,僕はもういい歳のおっさんなので無理せずのんびりやってます。くれぐれも無理や無茶はしないようにね。
いずれにせよ,起点を遠くに設置し往路の時間を無駄にしない。これはとても大事なことなので覚えておいてほしい。
きれいに押すのはけっこう難しい
文頭で少し触れたように,フリーのパンフレットタイプで行われるスタンプラリーは,どこに何を押そうが自由だ(今年の場合,6駅区切りの達成賞になるので,その点は要注意)。昨年の台紙を一例にするが,これは適当に押して失敗した例なので,あまり笑わないでほしい。エモンガのおかげで翌日やり直しましたよ,ええ。
2009年の全95駅達成記念品はピカチュウのルームライトだった。これ,普通に商品として売っても相当需要があると思う |
実に不本意なエモンガが中央で目立つ台紙。おしまいの方じゃなくて最初の方でやらかしたのが不幸チュウの幸い。スタンプの天地は毎回きちんと確認しようね |
さて,本題だがパンフレットのスタンプを押せるスペースにスタンプをポンと置くだけ。ただこれが案外難しい。押す時の力加減は数回押せばわかってくるだろうが,問題はスタンプをつなぐチェーン(ワイヤー)である。スタンプラリー参加者の中にはこれでけっこう苦い思いをした人も多いだろう。キーロックが引っかかってスタンプが変な形で角だけ押されたりすることがよくあるのだ。
ポイントは押す前にキーロックの部分を遠く(手前ではなく向こう側)に指で退けて,ワイヤー部分の方にスタンプをずらして持ってくること。これで思った位置にスタンプが置ける。ワイヤー(自体)がスタンプの間に入り込んでいないことを確認し,あまり力をこめずに押す。まず位置決めをしてから,垂直方向に軽く力を込め,すぐ離す(アーケードのボタンを軽く長押しする感じ)ときれいに押せるだろう。JR東日本のポケモンスタンプラリーは,いわゆるシャチハタ式で,スタンプ設置場所によって濃かったり薄かったりすることもあるので,台紙とは別にメモ帳を持っておく方がベターだ。無地ならここに押したスタンプだって記念に残る。
ここで大事なのは,その押し方のコツだけではない。スタンプはちゃんと上下左右を確認しておかないと上記エモンガのような悲劇が起きるので,毎回(←これが大事)押す前に確認するようにしたい。焦らず確実に,これができればきれいに押せるはずだ。なお,色にもよるが,紫のスタンプは総じて乾きにくい。押した後,擦れてにじむことも多いので注意しておこう。台紙と同じ大きさ(A4)の不要な紙を押した後に重ねておくと,余計なインクを吸ってきれいな状態で乾くはずなので,そういうのも用意しておくといいよー。
もし記念品としての価値にもっとこだわるならば,押すスタンプの配置をきちんと考えてみよう。上記の例で言うならキュレムを中央に,ブラックキュレムとホワイトキュレムを左右に置いて1ラインに収めた方がきれいだった(別の日にやり直したものはちゃんとそうしている)。緑一列,赤一列みたいに色を揃えてもいい。子供さんと回るときなんかは,「お前どうする?」 という感じで協議しておくと,たぶん子供の方もけっこう真剣に考える。それだってスタンプラリーの楽しみの一つである。
迷惑をかけるな
ポイントは以上3つだが,もう一つ,マナーの面で押さえておきたいのは,ホームとか階段を走り回って人にぶつかるなということ。子供たちは夏休み真っ最チュウであっても,ほとんどの人は仕事などで電車を使っている。気持ちよくラリーを行うために,最低限これは守ってほしい。ヘタすりゃ自分自身が大勢の人のスタンプラリーを邪魔することになっちゃうかもしれないのだ。
時間を短縮させるための方策は走ることではない。4つ目のコツとして覚えておいてほしいのは“スタンプがどこに置かれているか”は決まっているということである。要はその場所に近いところで電車を降り,必要最低限の距離を歩けば,あせらず速やかにスタンプ台に着けるのだ。そして多くの場合,スタンプが置かれる場所は毎年ほぼ変わらない。スタンプ台設置には必要スペースや列ができても迷惑にならない程度のスペースなど,諸要因が重なる。安全のため,駅員の目配せも必要になるはずだ。それをクリアできる場所は各駅でおおよそ決まっているということだろう。なので,今年の記憶は来年にしっかりとつながる。1年だけじゃない。ずっとずっと,毎年楽しみにできるイベントがスタンプラリーだと,僕は思っている。設置場所に関しては,ラリーのパンフレット(3つ折り)の2ページ目下段にしっかり書いてあるほか,各設置駅では,矢印が書かれたポスターでラリー設置場所への誘導が表示されていることを覚えておこう。
週末やお盆休みにやることがないよー,という人は,ぜひJRポケモンスタンプラリー 2013を,自分のできる範囲でやってみてほしい。おそらく汗だくになり,けっこう疲れるはずだが,なんというかそれがとっても楽しく感じられるだろう。今年の場合は6駅ごとに区切れるので,どこを回ろうか決めることは,たぶんとっても大事なこと。大した話ではないけれど,この記事が何かのお役に立てるのなら幸いだ。なお,しれっと書いてしまったが,今年は平日が初日だったので,僕は会社を半日バックレている。記事掲載後にちょっとお叱りを受けるんじゃないかなーと思うが,まぁそういうのも思い出だよねー。良い子の社会人は絶対やっちゃダメだよ。
「JR東日本 ポケモンスタンプラリー2013」
2013年8月1日〜8月18日
http://www.jreast.co.jp/pokemon-rally/
ポケモンスタンプラリー2013|セブン-イレブン〜近くて便利〜
2013年7月13日〜7月31日(前半)
2013年8月1日〜8月15日(後半)
http://www.sej.co.jp/cmp/pokemon_rally1308.html
「JR東日本 ポケモンスタンプラリー 2013」公式サイト
(c)Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku(c)Pokemon (c)2013 ピカチュウプロジェクト
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