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これが「The Vanishing of Ethan Carter」のグラフィックスだ。公式ブログで写真から3D環境を再現する“フォトグラメトリー”が紹介
フォトグラメトリー(Photogrammetry)とは,さまざまな角度から撮影した写真から,その画像や位置を精密にデータ化し,そこからリアルなオブジェクトを再現するというもの。Agisoftの「PhotoScan」という映像処理ソフトを利用したうえで,このデータを独自の「Scale Invariant Feature Transform」(SIFT)というアルゴリズムを用いて,3D環境で再現しているのだという。
このブログを書いたリードアーティストのAndrzej Poznanski(アンドジェイ・ポズナンスキ)氏は,「20年にわたってゲーム業界でアーティストをしており,もうそんなに驚くことはないと思っていたが,(本作では)1枚1枚の絵に感嘆してばかりだ」と,驚きを隠せない様子だ。1つの岩を再現するだけでも24枚の写真を必要とするとのことで,その労力も相当なものなのだろう。
The Vanishing of Ethan Carterは,誘拐された少年を追って深い森の中に入っていく探偵のストーリーを描いた,1人称視点のホラーアドベンチャーゲームだ。主人公は,凶悪な犯罪現場の残像を透視できるという超能力を持っているが,無惨に殺された誘拐犯グループの1人を発見し,森に潜む大きな謎に迫っていくことになるという。戦闘はなく,ミステリーの解決やスリリングなストーリー展開を主体にしたタイプのゲームシステムになるとのことだ。
そんな本作で描かれる舞台のグラフィックスクオリティの一端を,公式ブログで確認してみてほしい。
「The Vanishing of Ethan Carter」公式サイト
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The Vanishing of Ethan Carter
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