連載
どハマり注意のドット絵ハック&スラッシュ。iOS向けRPG「ピクダン - ピクセル&ダンジョンズ」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第308回
スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。 そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。
本日の「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」でお届けする「ピクダン - ピクセル&ダンジョンズ」は,文字通りピクセル(ドット)グラフィックスが美しいタイトルで,ダンジョンへ行ってモンスターを倒し,武器や防具を収集するというハック&スラッシュ型のRPGとなっている。遊び方はシンプルだが,武具の強化や進化といった要素のおかげで,非常に中毒性の高い作品になっている。なお,7月29日まで無料キャンペーン中なので,この機会をお見逃しなく。
「ピクセル&ダンジョンズ」ダウンロードページ
ゲームを起動したら,まずキャラクターの外見や名前,そして街の名前の設定する。外見は剣士や魔法使いといった,RPGの定番職業を思わせる6つから選べるが,キャラクターの能力自体はすべて同じなので,気に入ったものを選ぶといいだろう。
本作はダンジョンに向かいバトルする「ダンジョンパート」と,ダンジョンで稼いだお金でオブジェを買い,自分だけの街を作り上げていく「街作りパート」に分かれている。モンスターに滅ぼされた街を復興させるという設定だ。
本作のダンジョンは「風の洞窟」「大地の塔」といった名称が割り振られており,基本的にダンジョン名に即した属性のモンスターが出現する。属性は「雷」「土」「水」「火」の4つで,RPGのお約束どおり,「土は雷に弱く水に強い」といった相性がある。武器や防具にも属性が設定されているので,ダンジョンに応じて属性を変えるのがもっとも簡単な攻略法だ。
ダンジョンを選択すると,「風の洞窟1」といったように,さらに細分化されたステージが待ち受けており,クリアすると新たなステージが開放されていく。ダンジョンの最終ステージをクリアすると,今度は新たなダンジョンが開放。これを繰り返して,どんどんダンジョンを攻略していこう。
なお,ダンジョンは挑むたびに「スタミナ」を消費する。スタミナは時間経過で回復するので,好きなだけダンジョンを攻略……ということはできない仕組みとなっている。このあたりはソーシャルゲームでお馴染みのシステム。
ダンジョン内では,ローグライクゲーム風のバトルが展開する。画面に上下左右と斜め方向を指す8つの矢印が表示され,移動したい方向の矢印をタップすれば,キャラクターがその方向へ一歩移動し,続いてモンスターが1歩動く。モンスターに隣接した状態で,モンスターの方向をタップすると攻撃。これを繰り返し,30ターン以内にすべてのモンスターを撃破できれば,クリアとなる。
画面下部には装備品が表示されており,タップすると装備品ごとに設定されている「スキル」が発動できる。スキルの内容は,周囲を攻撃したりモンスターを一定ターン動けなくさせたりHPを回復したりとさまざまだが,基本的に1回のバトルでの使用回数は3回までとなっているので,ここぞというときに発動するといいだろう。
モンスターを倒すとアイテムを落とすことがある。入手したアイテムはそのまま武器や防具として装備可能だ。武器や防具はベースとなるのアイテムに素材となるアイテムを合成して強化することもできる。
さらに,最大レベルまで鍛え上げた武具を,同じく最大レベルまで鍛えた同じ武具と合成させると「進化」してさらに強力になるのだ。最大レベルまで鍛えるのはなかなか手間のかかる作業だが,この強化と進化のおかげでアイテム集めにモチベーションが生まれ,何度も同じダンジョンに挑むという単調さを感じさせない作りになっている。
なお,30ターン経過してもモンスターが生き残っていたり,途中でHPがゼロになったりするとクリア失敗となり,そのチャレンジで入手した経験値やゴールド,アイテムは破棄されてしまうので注意。
アイテムの所持数には限界があるので,どの武器を強化していくかの見定めが必要だ。徐々に武器や防具が強くなっていく過程は,えもいわれぬ高揚感がある |
なお,武器と防具はそれぞれ2つずつ装備可能。前述したように属性の相性もあるので,強力なメイン武器と,その属性を考慮したサブ武器といった運用がオススメ |
レアな武器や防具が引ける「ガチャ」があったり,ダンジョンに挑むときに1人だけほかのプレイヤーのキャラクターを連れて行けたりと,ソーシャルゲーム要素も取り入れられており,ドットグラフィックスながらまったく古臭さを感じさせない本作。
とくに武器や防具の強化と進化にはハマれること請け合いで,しっかり作りこまれたゲームがしたいという人や,この手の収集強化に目がないという人にはぜひともオススメしたい良作だ。ただし,中毒性が非常に強いので,ハマりすぎにご注意を。
著者紹介:トリスター/目代将規
ゲームやアニメの書籍企画,編集,シナリオライティングや広告制作なども手がける編集プロダクション「トリスター」所属。スマートフォンならではのゲームや,一瞬で遊べてしまうゆるいゲームが大好物。好きなゲームのジャンルはRPGとアドベンチャー。“モンハン”好き。
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