コーエーテクモゲームスは本日（2013年8月30日），歴史シミュレーションゲーム
「信長の野望・創造」（
PC /
PlayStation 3）の発売日を，11月14日に決定したと発表した。通常版と同時に，サウンドトラックCDや「シブサワ・コウ秘伝攻略データ＆武将アートブック」など5つの特典が付いた
「信長の野望・創造 30周年記念TREASURE BOX」も発売される予定。さらに今回は，本作のゲームシステムの詳細も届いている。
まずは，製品構成や特典内容を以下にまとめておこう。
■『信長の野望･創造』通常版製品詳細
○対応機種：PlayStation 3／Windows (XP/Vista/7/8) ※2 機種同時発売
○発売日：2013年11月14日(木)発売予定
○希望小売価格：
パッケージ版
- PlayStation 3：8,800 円（税込9,240 円）
- Windows：9,800 円（税込10,290 円）
ダウンロード版
- PlayStation 3： 8,000 円（税込）
- Windows： 8,900 円（税込）
○Windows 版特典： 初代『信長の野望』
※パッケージ、ダウンロード版共に『信長の野望･創造』と同時にインストールされます。
■『信長の野望･創造 30周年記念TREASURE BOX』製品詳細
○対応機種：PlayStation 3／Windows PC (XP/Vista/7/8) ※2 機種同時発売
○発 売 日：2013年11月14日(木)発売予定
○希望小売価格：
- PlayStation 3：希望小売価格12,800 円（税込13,440 円）
- Windows：希望小売価格13,800 円（税込14,490 円）
○同梱内容：
- ゲームソフト本体
- 『信長の野望･創造』オリジナルサウンドトラックCD
- シブサワ・コウ秘伝攻略データ＆武将アートブック
- 30周年記念特製クリアフレーム置き時計
- 特製武将ポストカード（8 枚）
- 限定「織田信長インゲーム顔CG」ダウンロードシリアル
■パッケージ版初回封入特典
○PlayStation 3 版：
- シナリオ「天下布武」「天王山」ダウンロードシリアル
○W i n d o w s 版：
- シナリオ「天下布武」「長篠の戦い」ダウンロードシリアル
- 30 周年記念特製卓上カレンダー
■Windows版動作環境について
○本体CPU： Pentium4 1.6GHz 以上
<推奨> Core2 Duo 2.0GHz 以上
○システムソフトウェアWindows XP(SP3)/Vista/7/8 日本語版
※ XP は32bit 版のみ対応
○メモリ： 1GB 以上
○ハードディスク： 未定 （５GB 以内の予定）
○DVD-ROM ドライブ：DVD-ROM ドライブ必要
※ダウンロード版では必要ありません。
○ディスプレイ： 1024×768 ピクセル以上または1280×720 ピクセル以上表示可能なディスプレイ
○ビデオカード： DirectX9.0c に完全対応したもの
※シェーダーモデル3.0 必須 VRAM 128MB 以上
<推奨> VRAM 512MB 以上
○ネットワーク環境： ネットワーク接続環境 必須
本作は，国内における歴史シミュレーションの真打ちといえる「信長の野望」のシリーズ最新作だ。城下町から日本全体まで状況に応じてシームレスにズームイン/アウトが可能な3Dマップ，城ごとに町作りを行える内政，総大将と武将の2つの面から戦闘を楽しめる合戦，同盟や婚姻を駆使する外交と，これだけの要素だけでもかなり作り込まれていることが分かる作品である。
今回は，内政/合戦/外交という三つの項目に分けてゲームシステムの詳細が届いているので，以下に掲載しておこう。
■１. 全体マップ
全国マップでは、自由にカメラ視点を変更し城下町や地方全体の状況を確認することができます。
状況に応じて近接視点から鳥瞰視点までシームレスに切り替え可能となっており、フル3D全国一枚マップのダイナミックな風景を自由に眺めることができます。
また、季節によってグラフィックが変化し、城下町の四季も楽しむことができます。
島津家の領国である薩摩から、桜島を挟んで大隅が確認できます。海に囲まれた九州地方は、本州とは一風ちがった雰囲気を漂わせています。
九州地方南部の薩摩・大隅・日向の三州を一望した画面です。
島津家は、薩摩を足がかりに三州の統一を目指し、地盤を固めます。
桜島にほど近い島津氏の居城が点在する薩摩の地です。
薩摩半島、大隅半島という特徴的な地形によって、海に囲まれた自然豊かな光景が広がっています。
島津氏の所領から九州を北へ向けてのぞんだ画面です。九州中部の城が確認できます。
九州には多くの大名家がひしめきあっており、北部には大友家・龍造寺家といった強豪が待ち構えています。
■２. 内政
自分の領国内では城ごとに町作りを行うことができます。城下町の姿はどの産業を重点的に育成するかによって大きく変わっていきます。
農業重視の開発によって水田が増えたり、商業重視の開発によって商人達が集結し、豪華な建物が増えるなど、プレイヤーの選択結果が城下町のビジュアルに反映されていきます。
ゲーム開始時の清洲城です。
最初はわずかな田畑と町が建っているのみです。
商業を重点的に開発する途上です。
商業区画が広がり商人町が増えてきました。
商業が大きくた清洲城です。
城下には多数の商人町が広がり、既存の商業区画にも瓦屋根の豪華な建物が増えています。
農業を重点的に開発する途上です。
農地に向いた城の周辺地帯に農業区画を拡張しています。
農業が大きく発展した清洲城です。
田畑が広がったことで、秋には大きな収穫が見込めます。
今川家の居城、駿府館。
春の穏やかな日差しがふりそそぎます。
武田家の居城、躑躅ヶ崎館。
甲府の山脈が強い陽射しと夏の深緑にそまっています。
毛利家の居城、吉田郡山城です。
中国地方の山々の紅葉が見て取れます。
長尾家の居城、春日山城です。
厳しい越後の冬が見て取れます。日本海には佐渡ヶ島をのぞめます。
■３. 合戦
数多くの城から出撃する部隊を指揮する作戦級の戦闘と、ひとつひとつの部隊に細かく指示を与える戦術級の戦闘を楽しむことができます。
総大将と武将、２つの面から戦闘を味わうことができます。
全国に張り巡らされた街道、要所を複数の部隊を操り、どのように進軍していくかを指示を出します。
ここでは北条家の複数の部隊が、岩付城に向かって進軍目標としています。
中央下部から、援軍部隊も駆けつけています。
本作では、一箇所に多数の部隊を集中させることができません。そのため、多方向からの計画的な進軍＝作戦が勝負を分けます。
ここでは敵の国峯城と部隊を、左右から挟み撃ちにしようとしています。左上からは味方軍の後詰め部隊が進軍しています。
城攻めをしている部隊が、包囲した拠点に焼討を行っています。焼討によって敵地で兵糧を補充することはできますが、陥落させた拠点の内政値は下がってしまうので、諸刃の剣と言えます。
『要所』を巡る戦闘風景です。
多方面を防げる場所とは、すなわち多方面から攻撃を受ける場所でもあります。
『要所』は言葉通り勝負の要であり、主戦場のひとつです。
両軍がまさに激突した瞬間です。
画面の奥には城下町が映っています。
城下町の先には戦いの焦点となる拠点があります。
敵軍が対岸から川を渡り、攻め寄せています。
地形に合わせて舞台となる戦場マップも変化します。
光と空気感の表現にとことんこだわった迫力の会戦シーンです。
天候、地形などの要素によって戦場は様々な表情を見せます。
■４. 外交
外交では他国と同盟や婚姻を結び協力関係を築いたり、合戦時に援軍を送ってもらうことで、敵勢力攻略をより有利に進めることができます。
外交関係を結んだ勢力同士は全国マップ上でアーチで結ばれ、一目で関係を把握することができます。
また援軍を交えた戦闘では敵勢力を挟み撃ちにするなど、複数勢力によってタイミングをはかる戦略を楽しむことができます。
工作コマンドは、他勢力から「信用」を獲得するコマンドです。
工作コマンドによって獲得できる信用の量は、目標とする勢力の「外交姿勢」と、実行武将の「知略」に左右されます。
左下には、「信用」の量によってできることが表示されています。一度工作を始めると、信用が最大になるまで自動的に工作を続けるので、とてもお手軽です。
各勢力は、プレイヤー勢力に対してそれぞれの思惑を抱いています。これが「外交姿勢」です。
各勢力の「外交姿勢」は、プレイヤーの行動だけでなく、各勢力自体の行動によっても変化するため、各勢力との関係性には常に気を配る必要があります。
常に変動する戦国の情勢の中で、その時々に応じた外交戦略を考える楽しみがあります。
外交関係を結んだ勢力同士はアーチで繋がれて表示され、ひと目で分かります。
この画面では、毛利家は尼子家と浦上家と同盟を結んでいるため、それぞれの勢力と青いアーチで結ばれています。
援軍コマンドでは、事前に信用を獲得しておいた勢力に援軍部隊の派遣を要請することができます。
援軍をうまく活用できれば、敵勢力の部隊を挟み撃ちにしたり、敵勢力の城を協力して包囲することができるため、非常に強力です。
■武将紹介
武将の顔スチルです。
本作では、背景に周囲の環境を感じられるような、奥行きのあるテイストになっています。
 織田信長（若年） |
 武田信玄 |
 上杉謙信 |
 今川義元 |
つぶやく
2013/08/30 17:26
